法学部生必携だったが。
7月
1日
(もう記憶も曖昧ですが…)
随分昔の話になりますが、私は大学では法学部に進みました。文学部や社会学部を目指していたのですが、諸事情絡みまして法学部となりました。
法学部生は、「法律の条文が掲載されている辞書」を持つ必要がありました。
私はひとまず、「コンパクト六法」を買いました。ざっくり言えば、「六法全書」から条文をガサっと抜粋して、携帯用に小さくしたものです。大きさの比較対象として、たまたま家にあった「うまい棒」を横に置いてみました(笑)厚さは3cm、重さは500mlのペットボトルよりも軽いです。
六法全書とコンパクト六法の間に、中型の「小六法」というものがありました。あまり勉強熱心でなかった私は、小六法や六法全書を買うことなく、コンパクト六法のみで4年間をしのぎました(笑)でも、私の周りも大体こんなカンジだったと思います。
(六法全書は、司法試験を目指す学生ぐらいしか持っていなかったかも?)
しかし2013年、この岩波書店のコンパクト六法は、他の法律書籍と共に刊行終了となっていました。
その理由の1つは、インターネットの普及で条文へのアクセス方法が多様化し、大学教育等の場において需要が低迷したから、とのことです。今はググれば、条文は簡単に出てきます。
現在は、コンパクト六法さえ買わずに卒業する法学部生もいるのか。改めて、インターネットの影響力の大きさを感じた次第です。