本日は生徒達が待ちに待っていた保護者会主催の春祭りが行われました。
大盛り上がりの活気あふれる日本文化体験、ゲームコーナーに、
毎年校長やOBの皆さんも勢揃いで作って下さるたこ焼きから、
様々なメニューの美味しい飲食コーナーには行列が止まりません。
子供達が一年で一番楽しみにしているといっても過言ではないお祭りです。
高校生ボランティアによる旗揚げでは、「赤あげて、白上げて」「赤上げないで、白上げて」
と調子に乗せて、旗を元気よく上げる生徒達の姿が。
最後まで一語一語を聞き逃さない様に真剣に聞き、
瞬時に判断する難しさを楽しみます。
入念な計画、ご準備に携わって下さった保護者会の皆様、
誠にありがとうございました。
生徒達の沢山の笑顔が溢れた2018年の春祭りでした。
今年度の土曜学校はあと2回です。
残りの学校生活も充実したものとなりますように。
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●BCA土曜学校のコラムVol.29●
ひなまつり
3月3日の土曜学校幼稚部では、おだいり様とおひな様の塗り絵を行いました。
子ども達は、着物の部分は千代紙のちぎり絵にしてきれいに飾り、思い思いの衣装を楽しそうに描いていました。
「ひなまつり」は、ひな人形や邪気をはらう力があるといわれる桃の花を飾り、色とりどりのちらし寿司やはまぐりを食べて女の子の幸せを祈る節句です。
節句とは、暦の上で節目となる日のことで1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日の5日間を指します。節句は季節の変わり目に災難や厄から身を守ることを願う日で、奇数が重なる日は、邪気をはらうことができるのだそうです。
3月3日は、「上巳(じょうし・じょうみ)の節句」や、桃の咲く時期と重なることから「桃の節句」とも言われ、中国での上巳節が起源だと言われています。遣唐使が日本に伝えたということですから、ずいぶん昔のことですね。
日本のお祓いや、形代(かたしろ)という身代わり信仰が上巳節と結びつき、「上巳の節句」として日本の文化となりました。
人形(ひとがた)に穢(けが)れを移し川に流す流し雛も、平安時代に紙の人形をつかったままごと遊から男女一対の人形ができたのも、上巳節と結びついたものだと言われています。
その後、人形作りの技術の進歩から質の良いひな人形ができて、ひな人形が「流す人形」から「飾る人形」になってきました。
江戸幕府が五節句を定めてから、3月3日が「桃の節句」女の子の節句として定着し、娘の厄を受けるひな人形も華やかさを増していったということです。
その後「ひなまつり」は一般に広がり、我が子の幸せを願う行事として親しまれ今に至っています。
ひな人形は、女の子の厄を引き受けてくれる有り難い存在で、桃の花は魔除けや長寿のパワーがあるなど、「ひなまつり」という言葉やひな人形の由来を知ると、「ひなまつり」がより身近に感じられるのではないでしょうか。
柔軟、多様な見方、そして考え方の育成の為に様々な方法で学習活動をしている土曜学校の授業風景。
机の上の整理整頓は学習の第一歩と考え、勉強しやすい環境を作ります。
それぞれの科目や単元で、細かな点に着目しながら、
一生懸命に学習に励む生徒達の机はいつも整理整頓がされています。
土曜学校では毎週の授業に加え、日本の伝統・文化も学びます。
本日はひな祭りでしたので、幼稚部ではお雛様とお内裏様のちぎり絵/塗り絵工作、
小学部の各クラスでは、ひな祭りや桃の節句のお話がありました。
桃の節句に始まり、一年で5回ある節句。
ご家庭や土曜学校で養われた文化を大切にする心で、季節の節目を愛で、
家族揃って無病息災を願い、お祝いをする節句を大切にして欲しいものです。
ひな人形を見て「お内裏様、お雛様、五人官女・・・」と説明が
出来る生徒も多く見られました。
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●BCA土曜学校のコラムVol.28●
さようなら
BCA2のフロントオフィスに、面白い仲間がいます。
子ども達が挨拶すると返事をする大人気の仲間は、今年の干支(えと)のかわいい”子犬”です。
土曜学校を終え、お友達と小犬に「さようなら」と挨拶し、お友達と子犬の「さようなら」を受けて、笑顔で校舎を出る生徒さんの姿を見かけ微笑ましく思いました。
「さようなら」は、「左様(さよう)ならば」の「ば」だけが略され、現在の挨拶言葉になりました。
「左様(さよう)ならば」は、「そういうことならば」「それならば」「それでは」という意味です。
「左様」は、「そう」の丁寧な言い方で「然様」のあて字です。「そうです」「そのとおりです」という意味を持ちます。
「然」は、「そうある」という意味ですから、「然様」は「そうある様」です。
「左」という文字があて字として使われているのは、「右大臣」よりも「左大臣」のほうが上だったように、同じ位でも「左」のほうが上位を示したということから、「左の方の通りに」と相手に敬意を表しているということです。
もともと「さようなら、ごきげんよう」という挨拶言葉が、明治時代に男性は「さようなら」、女性は「ごきげんよう」と分けて言うようになり、昭和に入ってから女性も「さようなら」だけを言うようになったという説もあります。
「ごきげんよう」は漢字で書くと「御機嫌好う」。室町時代に宮中の女官が用いたことが由来になっています。「機嫌」は、気分のことではなく体調のことを指していますので、健康を気づかい、どうぞお元気でお過ごしくださいと相手を思いやる気持ちが込められています。
古くから使われている言葉「さようなら」には、周りの人や、生きている今を大事にしましょう。きっといい日になるであろう明日また元気に会いましょうという意味が込められているのですね。
背景や意味を知って「さようなら」と言うと、言う度に相手を大切にして応援しようという気持ちがふくらむのではないでしょうか。
「じゃあね」「バイバイ」「お疲れ様」などで代用されるようになりつつある「さようなら」は、余韻が残る優しく美しい日本語だと思います。
大事に残して、伝えていきたい言葉ですね。
BCA土曜学校で力を入れている宿題の一つに「音読」があります。
5年生の国語の先生より、
「声に出して日本語を読むことは、文章の言い回しを覚えるという
良い効果があります。読めない漢字にルビを打ち、
1ページでも毎日音読するようにしましょう。」との説明がありました。
読書上手は学び上手とも言われます、読んで新しい知識を得ることを
習慣にするには毎日の積み重ねが大事です。
BCA土曜学校では模範音読が聞ける音声ファイルを使い、
一人でも音読練習に取り組めるシステムを提供しています。
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お茶のクラスでは、長い歴史の中で洗練されてきた礼節を重んじる作法を丁寧に指導していただきます。
畳に上がる時は右足から、座る位置から星座の姿勢、抹茶茶碗の持ち方など、
回を重ねる毎に流れを掴めてきている様子。生徒達の振る舞いも板についてきました。
携帯電話を手に、決して授業中に遊んでいるわけではありません。
高校の全数学のクラスの授業の最後の数分を使い、生徒達はアンケートに答え、
授業の理解度を自己採点します。アクティブラーニングの一環として、1時間の授業を毎回振り返り、
自分の弱みや強みをより良く理解します。
オンラインのアンケートのため、クラスメイトの前では聞きにくい質問も
自由に聞く良い機会となっています。
少人数クラス編成の中高部では先生との密なコミュニケーションの中から多くの学びがあります。
多彩な講師とバラエティに富んだ中高部のクラス案内はこちらをご覧ください。
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● BCA土曜学校のコラムVol.27●
芽
BCA土曜学校の5年生と6年生がまいたレタスの種から、やわらかい緑色のかわいい芽が出てきました。
LEDの光と液肥で、着実に成長していく様子に植物の生命力を感じます。
1回目の植え替えも終わり、レタスの芽はとても元気です。
「芽」という漢字は、並んで生えている草を表す「艹(くさかんむり)」と、動物の歯を表す「牙(きば)」とでできています。
鋭く力強く生えてくる動物の上下の「牙」。その上に「くさかんむり」がつき、植物の先端が生えてくる様子を示しているのです。
国語辞典には、次のような意味が載っています。
①植物の種子から最初にもえ出す茎や葉。
②卵の黄身の上にある、将来ひなに育つ部分。
③大きくなったり、発展したりしそうに思える状態にあるもの。
これらの意味から、「新しいものごとの始まり」や「生命力の強さ」、「成長」や「将来」、そして「希望」などの含みも感じられますね。
「芽」のつく言葉は、「萌芽」「芽生え」「芽吹き」「芽が出る」「芽を出す」「芽を伸ばす」等々たくさんありますが、
「芽を摘む」のようなマイナス言葉はほとんどなく、プラス言葉が多いのも特色です。
これからの可能性を強く感じる文字「芽」は、未来を切り拓いて生きるBCAの生徒さんと重なって見えました。
また、たくさんの植物が芽吹くあたたかい「春」とも重なって見えます。
節分が過ぎてから、ベルビューには春の気配が感じられるようになりました。
花のつぼみがふくらむ芽吹きの季節も、間もなくやってきそうです。
今年巣立ちを迎える6年生、進級する5年生の名前と、レタスの「芽」が一緒に仲良く並んでいる栽培槽を見て、すくすくと健やかにと願いました。
2月6日~10日までの成長
今回も定点カメラで、成長の様子を記録しています。種の周りのコーティングを破り双葉が出てくる様子が見て取れます。
また、同じ日、同じ時間に植えても成長がそれぞれの種によって違うのがわかります。
はじめ芽が出るのが遅い苗でも、後半盛り返して成長するする苗を観察することができます。
栽培をしてみると成長の不思議さを改めて感じとることができます。
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