中小企業バックオフィスコンサル×エグゼクティブコーチの小川理恵です。 前回、コンサルティングを進めていく上で、経営者の考える理想の状態や目標 をヒアリングする際に、必ず経営理念からお伺いするという話をしました。 企業理念とか経営理念とか、ミッション、ビジョン、バリューとか、最近では パーパスとか、この頃いろいろな言葉が氾濫しています。 私も頭の中をなかなか整理できずにいました。いろいろなものを読む度に、書 いてあることがそれぞれ違う。 そこで、正解ではないのかもしれないのですが、私なりに整理した解釈をここ に記載し、その前提で、話を進めます。 まず、企業理念と経営理念の違い。 企業理念は、会社として貫く信念、考え方、行動指針。 経営理念はその時々の経営者が唱えるものとして捉える。 例えば、伊藤忠商事の“三方よし”という考えは企業理念。 それをもとに、「ひとりの商人、無数の使命」という行動指針を掲げていらっ ゃいますが、これは、経営理念といえるかもしれません。 創業したばかりの会社は、企業理念=経営理念になると思います。 経営理念は、ミッション(使命)、ビジョン(将来めざすもの)、バリュー (価値感)の3つから構成されるものと捉えています。 ミッション、ビジョン、バリューそれぞれを言語化して表現するもよし、 この3つを統合して経営理念として表現するもよし、さらに、自社の存在意義 をパーパスという形で明確にする試みもどんどん行われています。 こうすべきであるという厳格なルールは無いのですが、 『社会の中で何を使命(ミッション)とし、どのような存在意義(パーパス) があり、何を大切に(バリュー)、何をめざしてどこに向かっていくのか (ビジョン)?』 を言葉で内外に示したものが、経営理念です。 現状ヒアリングを行う際、経営理念を淀みなくおっしゃる経営者に出会うと 私は安心します。 ただ、事業承継をした二代目、三代目の経営者で、先代の唱えた理念を大事に しつつも、「どうもしっくりこないんだよね」という経営者もいらっしゃいま す。唱えていることは間違っていないのだけど、いまひとつ響かないとか・・ 大事な価値観を示しているけど、ビジョンやミッションが示されていないとか。 そういう時は、効率化などの問題解決を進める一方で、経営理念を策定するお 手伝いも行います。 ミッション、ビジョン、バリューを改めて言語化していただくことが、 コンサルを進めていく上ですべての基軸になる。 最初に取り掛かりたいことは、経営理念の明確化と社員への浸透です。 ***************************************************************** ★日本エグゼクティブコーチ協会(JEA)認定エグゼクティブコーチ ☆銀座コーチングスクール(GCS)認定プロフェッショナルコーチ ☆CBL(コーチビジネス研究所)認定コーチ ♪”話を聴いてほしい”と思い立ったら、コーチ探せるのプロフィールページより お気軽にご連絡ください♪ ♬**************♬**************♬**************♬ 小川理恵(おがわりえ) streeeam代表 関わる人すべてに、笑顔と未来を届ける エグゼクティブコーチ ビジネスコーチ 伴走支援型中小企業バックオフィスコンサルタント facebook HP note投稿 ♬**************♬**************♬**************♬