-中小企業を支援する- 経営理念 どういう状態にありますか?
5月
30日
前回、コンサルティングを進めていく上で、経営者の考える理想の状態や目標
をヒアリングする際に、必ず経営理念からお伺いするという話をしました。
企業理念とか経営理念とか、ミッション、ビジョン、バリューとか、最近では
パーパスとか、この頃いろいろな言葉が氾濫しています。
私も頭の中をなかなか整理できずにいました。いろいろなものを読む度に、書
いてあることがそれぞれ違う。
そこで、正解ではないのかもしれないのですが、私なりに整理した解釈をここ
に記載し、その前提で、話を進めます。
まず、企業理念と経営理念の違い。
企業理念は、会社として貫く信念、考え方、行動指針。
経営理念はその時々の経営者が唱えるものとして捉える。
例えば、伊藤忠商事の“三方よし”という考えは企業理念。
それをもとに、「ひとりの商人、無数の使命」という行動指針を掲げていらっ
ゃいますが、これは、経営理念といえるかもしれません。
創業したばかりの会社は、企業理念=経営理念になると思います。
経営理念は、ミッション(使命)、ビジョン(将来めざすもの)、バリュー
(価値感)の3つから構成されるものと捉えています。
ミッション、ビジョン、バリューそれぞれを言語化して表現するもよし、
この3つを統合して経営理念として表現するもよし、さらに、自社の存在意義
をパーパスという形で明確にする試みもどんどん行われています。
こうすべきであるという厳格なルールは無いのですが、
『社会の中で何を使命(ミッション)とし、どのような存在意義(パーパス)
があり、何を大切に(バリュー)、何をめざしてどこに向かっていくのか
(ビジョン)?』
を言葉で内外に示したものが、経営理念です。
現状ヒアリングを行う際、経営理念を淀みなくおっしゃる経営者に出会うと
私は安心します。
ただ、事業承継をした二代目、三代目の経営者で、先代の唱えた理念を大事に
しつつも、「どうもしっくりこないんだよね」という経営者もいらっしゃいま
す。唱えていることは間違っていないのだけど、いまひとつ響かないとか・・
大事な価値観を示しているけど、ビジョンやミッションが示されていないとか。
そういう時は、効率化などの問題解決を進める一方で、経営理念を策定するお
手伝いも行います。
ミッション、ビジョン、バリューを改めて言語化していただくことが、
コンサルを進めていく上ですべての基軸になる。
最初に取り掛かりたいことは、経営理念の明確化と社員への浸透です。
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★日本エグゼクティブコーチ協会(JEA)認定エグゼクティブコーチ
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小川理恵(おがわりえ)
streeeam代表
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