9月
19日,
2020年
男の夢が叶うとき@ル・マン24時間レース
1人の男が「2020年の還暦歳男はル・マンにでようかなー?」
と、焼肉屋で冗談交じりの話から数年。
そこから、厳しいトレーニング、緻密なスケジュール、階段を上がり続けて、本当に今、世界3大レースであるル・マン24時間レースに、しかもアマチュアが乗ることのできる最速マシンLMP2クラスで、出場している。
楽な道ではなく、出場を控えた直前ギリギリまで色んなヒヤヒヤの連続が見てとれるが、周りの温かく強固なサポート、共に戦う2人の若いドライバーが速いだけでなく、ドライバーとして他人に敬意を払える、紳士的でかつフレンドリーな素晴らしい逸材であったことが本当に嬉しい。
山中氏がレースを初めてから、微力ながら長年そばで支えてきたつもりだが、このアマチュアドライバーとして最大最高の夢か結実したいま、1日、1時間、1分1秒が愛おしくて、明日を迎える事実が切なく感じる。
レーススケジュールは淡々と過ぎ行くものだから。
1人のレース屋としても、この名誉な一瞬を、この目にしかと焼き付けておきたい。
今日までのスケジュールをこなし、ふと力が抜けた瞬間に見せる表情は、やはり疲労などのストレスを感じさせる。
しかし、この尊くて厳しい階段を昇る決断を下したのはご本人の意思。
そして、とりあえずだが…
明日を迎えれば、その後どんなに苦しくても日曜日の14時30分には全てから一旦解放される。
願わくば、もしもレースの神が居るならば、どうかそのご加護が有らんことを願うばかりだ。
もうここまで来れば、無事を祈る事しかない。
9月
18日,
2020年
LeMans24 FP4と自由時間@ サルトサーキット
食事後、ル・マン博物館へ行く事にした。
一昨日に訪れたばかりだけど、何回見ても飽きはしないっすよ。
しかも、今回はドライバー氏と共にイギリス時代お世話になり、未だにお世話になっている某レース業界の重鎮とご一緒させて頂くすから!
しかも、氏の携わった車輌が展示されているなかで…の事なので、こんな機会はもう無いなっ!
9月
17日,
2020年
LeMans24 FP1@サルトサーキット
やっと今日から走行スケジュール開始。
昨日作っていたシート、シート作りのプロがやっている高いシートだから大丈夫だろうと思っていたんだけど、やっぱりご多分に漏れず実走行では不具合があるようで、見ていてとてもつらそう。
LMP2クラスともなれば、負荷が想像を越えるから、ほんの少し合わないだけでも腰痛等慢性疾患があれば、一気にダメージが来る。
長年パートナーとしてシートを作ってきたから、老婆心ながら心配していたんだけど、やはりか、という忸怩たる思い。
前回のスパ6時間耐久で使ったシートなら、少なからず使用実績があると思うのだが…
苦しそうなドライバーを見るのは、本当に胃が捻れてくる
9月
17日,
2020年
LeMans24 シート合わせ中@サルトサーキット
いわゆる、よくある発泡タイプのフォーム材ではなく、スタイルフォームをバキュームで真空引きするやつ。
高いやつ。
丁寧に作業しないと、良いシートが作れないのは、どんな作り方でも一緒。
それにしても、現在のル・マンの気温では忍耐力のいる作業には違いないすな。
9月
16日,
2020年
LeMans24 今日まで準備中@ サルトサーキット
ル・マンは2度目なんだけど、伝統の24時間レースは初めての経験!
先週の富士24時間レースとは、ちょいと味が違うだろうよ。
チームの母体がフィリピンなので、フィリピン人メカニックの数人が顔馴染みで、気さくに話が出来る事がとても嬉しいすな。
広い世界だけど、狭い世界かも知れない。
サーキットは世界中何処へ行ってもレース屋にとっては家の様なもの。
そこに家族が居るような、そんな感じっすよ。
感染症のせいで握手やハグの習慣は無くなったけど、ヒトを思いやったり敬愛の心は、ここにはある。
良い仲間に恵まれて、良い友人に恵まれて、この世界三大レースを共に出来ることが、本当に誇らしい。
9月
15日,
2020年
ル・マンでルマンド@ル・マン
ほんと、スミマセン。
でもいちど、やってみたかった!
ル・マンでルマンド!!!
日本からのお菓子は、メカニック達に差し入れです。
9月
15日,
2020年
LeMans24 @ サルトサーキット
陰性!!
そりゃあ、そーうだろぅ。
でも、実際に結果受け取るまでは、慣れない海外での医療検査だけにドキドキだったけどねー(笑)
とにかく、晴れて無事にコースインすよ!
チームと合流したら、まずは腹ごしらえ(笑)
っていうか、さすがフィリピンが母体のチームだけに、知ってるメンバーがチラホラ。
「おーっ!久しぶり!!」
ってなもんすよ。
こんな世界になってしまったけど、レースを通じてこういう出逢い・再会は嬉しいなぁ。
9月
15日,
2020年
Le Mans24への道 検査に翻弄される
そんなもん、その情報の鮮度もわからないし、そもそもだよ。
仮に検査ブースがあったところで、朝の4時台に到着しながら、そんな時間にフランス人が働いている訳がない!!
だから、空港での検査にはそもそも期待してなかったすよ。
ちなみにフランス探訪には、フツーの日本人旅人には入国前の事前検査も書類も、何も必要無く、今まで通りパスポートだけ有れば良い事になっているっすよ。
ただし、今回はル・マン24時間レースの為に来ているので、サーキットに立ち入る為にはFIAが指定する、92時間前までのPCR検査陰性を証明の必要が有るっすよ。
なので、空港では無理なのでル・マン市内の検疫センターに予約しておいたので、こちらで検査。
こんな田舎だから、英語しか分からない日本人が検査に来ただけでクスクス笑いやがって、失礼にも程がある。
検査結果は3~4日掛かります、とか平然と言いやがるので、「レースのために前もって予約してるんだから出来るだけ早く結果を出して下さい!シルブプレ!!」
と、睨み付けて強い口調で言ったら、意外とあっさり特急扱いにしてくれたすよ。
とにかく検査結果が出なくては、このレースウィークをどうするか、全てが掛かっているんだから。