9月
13日,
2016年
HUBのLoop検出機能は要注意
まま発生します。
これは紛れも無い人災で、配線工事の際にきっちりTAG付けなどがなされておらず、
電源コンセントと同じ感覚で、プラグをHUBにむやみに挿入する事で発生します。
伝送される信号が同じ回路上をサーキットしてしまうために発生するのですが、
予防は実は結構面倒なのです。予防には現在のLANケーブル全てを識別せねば
ならず、それなりの手間暇がかかります。とりあえず稼働しているからと、大半の
企業は放置され、配置変更や新規に機器を追加・変更した場合に多く発生します。
これは通信の原理の基本部分が理解されていないためですが、現実に使用者に
この理解・学習を求める事は困難です。
そこで、メーカーはLoop検知機能付きのHUBを販売しています。
経路上でLoopが発生すると、アラートが出て、LEDが点滅する便利な機能です。
この検出には幾つかの方法があります。
問題は、この機能にはメーカー間で互換性はなく、複数台導入するなら同一
メーカーで揃えなければなりません。
これは検出出来るHUBの段数に制限があるためですが、この機能を持つHUBは
高性能となると、それなりの価格となり、TOPに高機能を1台入れ、残りは安価な
タイプと考えがちです。
ところが、これは大きな問題を抱えています。
弊社での試験では、異なるメーカー、特に検知機能方式が異なるタイプでの混在
は、Loopは検知できても、復旧時の確認は不安定となります。
元々、Loopが解除されても、警告LEDの消灯は5秒程度が必要ですが、これが
警告LEDがいつまで経っても消えないなどの厄介な現象となり、Loop箇所の
特定を誤るおそれが出てきます。
くれぐれも複数メーカーの混在はやめてください。