9月
26日,
2015年
ディーゼルエンジン
驚くべきことのように思われるが、よくよく考えると疑問がある。
軽油燃料はガソリンより精製度が低い、燃やせば煤が出る、量の多寡はともかく
煤が出ることは間違い無い。
排ガス規制はこの不純物を如何に除くかであった。
触媒方式など様々な手法が試みられ成果をあげたが、それは構造を複雑にし、
重量を増やした。技術者は賢明に努力したはずである。
しかし、行政はどんどん規制水準を上げた。ある意味の関税障壁でもある。
地球をクリーンにの大義名分があるので反対は無い。
今回の事件は、エンジニアは時間的制限の中で追い詰められ、窮余の策として
工作をしたように思える。無論、TOPは知っていたに違いない・・・
質の悪い燃料を燃やし、綺麗な排気にすることは、当然ながら余計なエネルギー
を消費する、つまり燃費が低下する、じっくり研究すれば熱効率から考えても
可能と思えるが、燃費低下は避けられない。そこにEVの登場、しかし低価格の
車ではそれは難しい。
低価格にはそれなりの仕様がある、それは原理のようなもの、今回の事件は、この「原理」を考えれば、疑問を感じたたと思うが、そのことにはふれられていない。
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