PoEその6

0 tweet
1000BaseT対応のPoE回路図
実際の測定は以下の手順で行う。
<PSEの給電方式のチェック>
1:テスターを抵抗測定にし、ゼロリセットをする。
2:PoE試験器に何も接続しない状態で1-8までの端子間抵抗値が0L(無限大)
であることを確認する。
3:PSEの給電側端子にPoE試験器のプラグを差し込む(電源は入れない事)
4:4と5、及び7と8の端子間が極めて低い抵抗値(ほぼ短絡)であることをチェック。
1と2、3と6も同様にチェック。
前者(4-5/7-8)に導通があればB方式、1-2/3-6ならばA方式であると判定出来る。
※下の写真の回路図を参照のこと、これにはB方式は未記載だがA方式から
類推すること

<まとめ>
LANケーブルでは無論8本の芯線は独立しているが、PSE内部では
直流的には、ほぼ短絡状態(コイルで両端が接続)である。ただし、通信信号
は、周波数の高い交流であるため、このコイルの両端は同電位にはならず、
信号伝送を行う。導通テスターは直流(電源は電池)での抵抗値を示すため
直流的には短絡状態に見えるが、実際には信号伝送が可能。

PSEの機種によっては極性(プラス・マイナス)が逆で給電されるタイプ
があるが、これはPD側で補正されるので問題は無い。
これはクロスケーブルでも使用可能であることを意味する。
規格ではAlternativeA、AlternativeBと表現されているが、ここでは
A方式、B方式と表現。


http://jp.bloguru.com/kuma/242136/poe5
http://jp.bloguru.com/kuma/242028/poe4
http://jp.bloguru.com/kuma/241900/poe3
http://jp.bloguru.com/kuma/241890/poe2
http://jp.bloguru.com/kuma/241832/poe1
#ブログ

ワオ!と言っているユーザー

×
  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ