8月
1日,
2013年
韓国人パーティ遭難に学ぶ
このルートはアップダウンが多く、かなりハードなコースで、夏季でも上級者コースと
されている。
この山はHGの鳩吹からも遠望でき、身近に感じるが空木は日本百名山の中でも難易度が高いとされている。
今回遭難の情報はマスコミ報道やTVからのみであるが、以下の様な原因が推測出来る。
1:装備が不十分
TVでみるかぎり着衣が不十分、ツエルト(緊急テント)の装備が無い。
携帯電話も準備していない。
2:ガイドがいない
ガイドがいない場合、国土地理院などの地形図は必携、今回は道迷のためではなく、距離・行程を把握するため、コースは長く、天候によっては引き返すタイミングを判断するのに極めて重要。
3:天候の情報不足
山岳天気予報は、風雨があり、低体温症の危険を予告していた。
4:行程に無理がある
海外登山に限らず、空路を使用する登山は絶対に予備時間を設けるべき、さもないと帰路を焦り事故につながる。
総括:やはり山を舐めていたとしか言い様がない、日本の山は夏季には比較的安定して気温が高いと思われているが、雨も多く、この場合軽装備(着衣)だと濡れて風に吹かれればたちまち低体温症となる。
今回、70歳代の方々が亡くなったのは、この低温に対しての適応力が低下していることを示している。
おそらく、晴天であれば大したトラブルも無く、無事下山出来たと思われるが、夏とはいえ高山での天候不順は極めて危険であることを忘れてはならない。
最近、韓国とは色々トラブルがあるが、山の仲間としては同好の士であることには変わりはない、冥福を祈ると共に、彼らの遭難から多くを学び、死を無駄にしないようにしたい。
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