<ビンタン ビール>00/12/05 (火) 午後 1:41

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<ビンタン ビール>00/12...
※2000年の原文のままです
出発前の仕事の片付けで、徹夜まがいを2日連続した「ツケ」で無性に眠い。
おまけに、狭いエコノミーに座りっぱなしではお腹もすかない。
赤道通過の記念シールの配布が終わったころを見計らって、またビールをたのむ。
(ガルーダもアルコールもすべて無料である)「Biru Bintang sato lagi
(ビル・ビンタン・サト・ラギ=ビールをもう1本)」インドネシアでは、
数種類のビールがあるが、このBintangが一番うまい。
bintangとは星の意味である、味はハイネッケンと良く似ている。
それもそのはずで、戦前はオランダの統治領であったから当然といえば当然である。
英国が植民地政策を「君臨すれども統治せず」とは逆に、オランダのそれは
積極的に介入を行ってようで、混血も進んでおり、明らかに白人系の顔立ち
のインドネシア人も見かけることがある。
インドネシアは広い国で、横に長い。この国の不幸は、最近マスコミでおなじみで
あるが、一番の不幸は国名が自国語ではない点であろう。
多民族国家であり、母国語の制定が独立と同時という混乱がこれを象徴している。
インドネシアはインド+ネシア(群島の意味が最適)で、これが日本ならヤポネシア
となる。
この国の言語は100以上あるとされ、その間の共通性はない。
ごく一部(ジャカルタ市内)を除き、インドネシア語がネイティブな地域はない。
インドネネシア語の授業は小学校から始められ、ほぼ、全国民がバイリンガル
である。
このためか、私のように何度も訪問する観光客は語学勉強を「強要」される。
広さは面積だけではない。
国内だけで、3時間の時差がありTVをみていると、時計表示が3個あり、
東が日本と同じで、それから1時間づつの時差となっている。
日本とバリは1時間の時差がある。
バリ島は観光地で有名であるが、非常に特異な歴史の島でもある
(つづく)
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