「福久娘酒造」 トカゲの尻尾切り!?
2月
27日
純米酒に醸造用アルコールを混ぜる不正表示や、規格外の米を原材料にした日本酒を吟醸酒とした、
神戸市灘区にある酒造会社 「福久娘酒造」 の親会社 「オエノンホールディングス」(東京都)は、26日、
【福久娘酒造の小島社長と前工場長の長沼取締役を解任し、製造リーダーで醸造アルコールの混入を指示した、
男性従業員を懲戒解雇するなど、計18名を懲戒処分にしたと発表した。
小島社長と、長沼取締役は、同日、退社。】
【発表によると】
男性従業員は酒の風味などを調整するため別の従業員に混入させていたが、
純米酒のラベルを貼っても国税庁が定める表示基準に違反するという認識はなかったと言ってる。
そんなバカな事はありません!!!
この男性従業員というのは言い換えればお酒造りの総責任者 “杜氏” を指します。
杜氏ともあろう人が 「国税庁が定める表示基準に違反するという認識はなかった」 と!
名前も経験年数も発表はしてませんが、 酒造りのプロ中のプロ! 考えられない言葉です!
ただ、これが本当だとすると、酒造りに対して全く無知な人間が造っていた事になります。
消費者を舐めるにも程があります。
私が察するに、すべて上からの命令だと思います!
製造リーダー(杜氏)は工場長から、工場長は社長からの指示があったことは確実なのですが、
さて、その社長は独自に判断して指示したのか!? 違うと思います!
親会社である 「オエノンホールディングス」 からの指示があったと考えられます。
親会社からの指示はなかったのか!
この親会社 「オエノンホールディングス」 は神戸の大震災後に、この福久娘や福徳長、合同酒精、北の誉など、
震災の被害で経営困難や経営不振の会社などを、次ぎから次にと吸収合併して大きくなった会社なのです。
その親会社が子会社に対して経営上、何も言わない、何も指示しない訳がありません。
利益のためには何らかの指示があったと見ても不思議ではありません。
福久娘酒造の経営陣に対して何らかのプレッシャーをかけていたと考えられます。
7年近くも不正を続けていて、親会社が知らなかったでは済まれません。
まさに! トカゲの尻尾切り!?
しかし、その親会社からは誰も処分者は出ていません。
真っ先に、親会社の社長が今回の責任を取り辞任するのが筋ではないでしょうか。
小島社長と前工場長の長沼取締役や製造リーダーらは、親会社からの “トカゲの尻尾切り” に過ぎません。
★日本酒業界のためにも、日本酒を愛する者のためにも、もっと徹底した事実解明が必要と思うのですが。
投稿日 2014-02-27 06:14
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2014-02-28 21:12
ワオ!と言っているユーザー