昨日は、黄菊二種をご紹介しましたが、本日はカラフルな菊をご紹介します。
ひとつの株からカラフルな色合いが楽しめます。
三色以上の花色がありそうです。
花色によって違う花言葉があるのですが、このカラフルな菊の花言葉は何でしょうか?
花言葉は一般的には「高尚」「高貴」「高潔」
白は「誠実」「貞節」「真実」
赤は「あなたを愛します」「愛情」
濃黄は「私を信じて下さい」
黄は「おぼろげな思い出」
こうしてみると、菊の花言葉は、高いランクです。
カラフルな
菊花を胸に 抱きつつ
秋の夕暮れ 貴方を愛す
◇◇◇「御伽草子」の中に、菊に纏わる物語があります◇◇◇
昔、源中納言という人の姫は美しく、やさしく、四季折々の草花を愛でていましたが、中でも菊を一番愛し、菊の咲く頃は、夜遅くまで花の側を離れませんでした。
姫が十四才の秋、菊の花の名残りを惜しんでいるうちに、いつしか姫はまどろんでしまいました。
すると若い貴公子が現われ「露ほどのお情けでもよいから、かけてください」と語りかけ、ついに姫と一夜の契りを結びました。
夜が明けると、貴公子は菊の咲き乱れる中に消えていきました。
このようにして何日か過ぎた時、ちょうど朝廷で菊の花くらべが行なわれるので、中納言も菊の花を奉るよう帝からご下命を受けました。
その日の暮れ、美しい貴公子は沈んだ様子で現われて、姫に「お会いできるのも今日限りです」といって、髪を切って形見にと姫に渡し「思い出す時にはこれを見てください。また、胎内に嬰児を残しましたから私の形見として育ててください」といって消え去りました。
貴公子は菊の精でした。
姫の生んだ女子はまことに美しく成長し、ついに帝に召されて女御となったそうです。
菊襲(きくがさね)といえぱ美しい重の色目で、表は白、裏は蘇芳色。
また平安朝の女性が秋に着る装束も、菊襲といいました。
今年一番の寒い朝です。
これからますます寒くなることを思うと哀しくなります。
身体を冬に向けて、馴らしていかなくては!!
ぎゅっと身体が縮こまる位の寒い朝の空気の中で、今朝の出来事をお送りします。
イタヤカエデの中に朝日が陽だまりを作っていました。
イタヤカエデの炬燵が出来上がりました。
上空には、そろそろおやすみになる下弦の月が電線のレールに乗る所です。
白い糸を紡いで冬衣を編む蜘蛛は、
落ち葉のアップリケをアレンジする妙技を見せてくれています。
図書室ヘルパーさんから、電話が入り「ノロウィルスに罹ったので、今日はお休みします」とのこと。
全国的に流行っているようですね。
一番嫌いな病気です。
「わたしが図書室に行きますので、治るまでゆっくりお休みください」と返事をしました。
先日テレビで観たけれど、症状が治まっても、10日以上保菌しているとか・・・子どもたちが小さい時には、子どもの病気で大人にはうつらないと言われていたのに、怖い病気にランクアップしています。
黄色い菊を二種。
若かりし頃は、菊なんて見向きもしなかったけれど、最近、菊文がお気に入り。
菊文の着物や帯に目がいってしまいます。
相変わらず、着物は箪笥の肥やし状態だけれど・・・。
簪や 日差しの中で 黄菊挿し
秋の終わりを 慈しむなり
『小さいおうち』中島京子・著 文藝春秋 1660円
〜昭和初期、ある一家の忘れがたい、秘めた恋の物語
女中奉公の記憶を綴るタキの胸に去来する、昭和の家庭風景と奥様の面影、切ない秘密。そして物語は意外な形で現代に繋がり……
◆内容紹介◆
昭和6年、若く美しい時子奥様との出会いが長年の奉公のなかでも特に忘れがたい日々の始まりだった。女中という職業に誇りをもち、思い出をノートに綴る老女、タキ。モダンな風物や戦争に向かう世相をよそに続く穏やかな家庭生活、そこに秘められた奥様の切ない恋。そして物語は意外な形で現代へと継がれ……。最終章で浮かび上がるタキの秘密の想いに胸を熱くせずにおれない上質の恋愛小説です。
昨日、録画予約を入れるためにテレビをつけると、ちょうどこの本のレビュー番組が放送中でした。
読みたい気分を刺激する本です。
題名と表紙から、絵本の『ちいさいおうち』をもちろん連想しました。
晩秋を迎え、冬に季節のバトンを渡す頃ですが・・・
既に中庭では、初春の鼓動が聴こえています。
至る所から芽を出し、
天に向かって真っすぐに伸びる球根たちの緑の鼓動です。
自然の営みは、留まることを知りません。
うだうだと逡巡している人間が馬鹿みたいに感じます。
漲るパワーに肖りたい!!肖りたい!!
5月に赤紫色の花を咲かせていた シランの葉が黄色に染まっています。
しましま模様を見ていると、楽しい気分になりました。
本日は、青空が広がり、日向はぽかぽかな感じでした。
夜になってから、時折パラパラと雨音がしています。
桜を食べるわけではありませんが・・・
今年の桜は、二度美味しい!!
春には、桜花で楽しんで
秋には、桜葉の紅葉で楽しむ。
毎年、桜花で楽しめるのですが、
桜葉の紅葉は美しい年とそうでない年があります。
今年の紅葉は、見事です。
お月さまはそろそろ二十三夜を迎え、小さくなる速度を増すように感じます。
はらはらと 紅衣舞い
玉響の 秋の日差しを
胸に抱きつつ
二男が預金口座開設に行ったのに、保険証だけでは口座が作れなかったと帰ってきました。
三人の行員さんが交替で「どうして通帳を作りたいのですか?」と質問してきたらしく・・・。
写真付きでない証明書の場合は、もうひとつ証明書が必要だとか・・・普通預金の通帳を作るだけなのに。
赤ちゃんの時に誕生祝いに作った立派な象牙の銀行印を持たせたことがかえって不審だったかしら?
それにしても、何故、三菱UFJ銀行を選んだのかは疑問です。
ちょうど写真に撮った天に聳える「皇帝ダリア」は、何だか三菱UFJ銀行のようだわ!!と感じました。
中庭がすっかり寒々としてきました。
どんよりとした曇りの日が続きます。
気分もどんよりです。
洗濯物を干しながら、中庭を見て周りました。
イタヤカエデの紅葉した落ち葉がちらほら出始めて
山茶花の赤い花びらも散り始めました。
山茶花は、白い花も赤い花もどちらも蕾をいっぱいにしています。
白いベゴニアは、相変わらず咲いて、鶏頭がお化け状態になりました。
・・・晩秋に 寒さを感じ 淋しさが
元気に変わる 花々の笑み・・・
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