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四季織々〜景望綴

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  • ハッシュタグ「#読書」の検索結果59件

憧れのひと。

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憧れのひと。
憧れのひとを描いた絵本。
『エマおばあちゃん』
ウェンディ ケッセルマン (著), バーバラ クーニー(絵),もき かずこ (翻訳)

72歳で、ひとりぐらしのエマおばあちゃん。ふだんは、しましまねこと静かにくらしています。お誕生日にあそびに来た子どもや孫たちからお祝いにもらった絵をながめているうちに、おばあちゃんは自分でも絵を描いて見たいと思いたちます。

誰にも頼らずにしっかりと自分の道を生きて行くおばあちゃん。そんなおばあちゃんになりたいです。

先日の公立高校説明会で、この辺りでは珍しい単位制・定時制高校の説明を聞きました。単位制なので、自分で履修単位を組み立てます。
その高校に72歳のおばあちゃんが入学して、大学進学を希望していると聞きました。
前向きなおばあちゃんです。そんなおばあちゃんに憧れます。



<心恋〜うらごい>
昔は、こころのことを「うら」といいました。
表面に出ている顔などを「面〜おもて」というのに対して、隠れている内面は「うら」「下」で表しました。


わたしは、いつも「白」でありたいと思います。
いろいろな素敵を受けて、ほのかにその色に染まります。
そして、朝には、また「白」に戻って、自分らしさを維持したいです。
その自分らしさの襞に色を差すのが進歩するこころのような気がします。


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#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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くものがっこう*葉っぱのフレディ〜いのちの旅〜

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くものがっこう*葉っぱのフレデ...
『くものがっこう』みらいなな/文 いけずみひろこ/絵 童話屋

くもの子どもたちは、大きくなると雲の学校に入って立派な雲になる練習をします。
新入生のうんぼく、うんなん、うんせい、うんとんは、担任の教頭先生からいろいろな形を習います。
丸や四角になったり、小さくなって晴れた青空を作ったり、様々な形を作ります。
隙間のない曇り空が出来たら、卒業です。
卒業式には、素敵な大自然の贈り物が届きます。


『葉っぱのフレディ』〜いのちの旅〜
レオ・バスカーリア/作 みらいなな/訳 童話屋

春夏秋冬の季節に生きる葉っぱのフレディと仲間たちの一生を綴ったものです。

原作は、幼稚園児から理解できるのに、訳が難しいと聞きました。
確かに大人向けの絵本のように思えます。

最後の落ち葉となったフレディのいのちの旅は、雪の地面に落ちてもなお続いて行きます。



<健気〜けなげ>
異(け)なりげ・・・特別だという意味から変化したもの。
健やかな心。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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自然の色・季節の色。

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自然の色・季節の色。
◆「平安の配彩美春夏秋冬 かさねいろ」
長崎巌/監修  ピエブックス

真っ赤な紅葉に秋を感じ、純白の雪をもって冬を象徴させる日本人は、古来より四季の移り変わりを、身の回りの色彩の微妙な変化に感じとってきました。
「重色目〜かさねいろめ」と呼ばれる配色方法は、袷わせ仕立てされた衣服の表地と裏地の配色です。
四季の変化に伴って刻々移り変わってゆく色彩を、人々にとって最も身近な衣服に反映させて、己が身を美しく飾るというアイデアであり、自然の美を洗練された形で身に纏うという高度な美意識でもあります。
〜はじめにより抜粋

◆「色の名前」
近江 源太郎/監修 角川書店

身の回りのさまざまな事物のなかで、
人間はどのようなところに眼をつけて、色名をつくり出してきたのか?
また、外国の色名もある程度取り上げましたが、
これによって、肌や眼の色は異なっても、
案外共通の発想で色名が誕生していることに気づかれるでしょう。
逆に、たとえばリンゴから日本人は赤を、英語では緑を想起するように、
文化が違えば色名形成の過程が異なる点も知られるでしょう。
地球の自然の多彩さ、人びとが色によせた想い、
そして人類が蓄積してきた文化の豊かさを感じ取っていただきたいと思います。
〜はじめにより抜粋


・・・自然の色を見つけた時に「この色は何色?」とよく思います。
赤には、赤のたくさんの色目があり、青には、青のたくさんの色目があります。
「どの色なのでしょう?」と度々考えます。
知らずに過ごすこともできますが、その小さなことに関心を寄せるこころも、時には大切なことだと思います。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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美しい日本語を再発見!!

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美しい日本語を再発見!!
     ◇美人の日本語◇
      山下 景子:作 
     幻冬舎
 
  一年365日と閏の毎日に美しい日本語で名前が付けられています。
  日本語がこんなにも美しいということに再発見させられます。
  毎日1ページずつ読んでいくと、日めくりカレンダーのようです。
  今年も十一月になりました。


  11月1日は「霜降月〜しもふりづき」女神の贈り物
  旧暦では一二月半ばで、霜が降る時期です。
  霜を降らす女神は「青女〜せいじょ」というのだそうです。
  十一月の異称は、神楽月、雪待月、風寒、神帰月〜出雲に行っていた神さまたちが帰ってくる月です。
  来るべき寒さに備えつつも、その表情を楽しむことを、人々は、忘れてはいませんね。

  神さまが出てきましたので、もうひとつ。
  秋の神さまは「竜田姫〜たつたひめ」
  これは十月十七日のことばです。
  春は、佐保姫〜さほひめ、夏は、筒姫〜つつひめ、冬は、うつ田姫。
  都を囲む山々のうち、東の山には春、南の山には夏、西の山には秋、北の山には冬の神が住んでいるという中国の考え方に基づいています。
  中国の四季をつかさどる神は、男性の神(青帝、炎帝、白帝、黒帝)なのですが、日本は、女神です。
  平安京の西には、竜田山がありました。
  そこに住んでいる竜田姫は、染色と織物が得意なのだそうです。
  錦織りなす野や山のみごとな色彩は、竜田姫のしわざというわけです。〜本文より抜粋
 
  美しい日本語と秋の風景に触れてこころを豊かにできる本です。
 
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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あなたにとって、たいせつなことは、何ですか?

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あなたにとって、たいせつなこと...
★たいせつなこと★絵本
 マーガレット・ワイズ・ブラウン:作
 レナード・ワイスガード:絵
 うちだ ややこ:訳
 フレーベル館

〜グラスにとって たいせつなのは
  スプーンにとって たいせつなのは
   ひなぎくにとって たいせつなのは
    あめにとって たいせつなのは
     くさにとって たいせつなのは
     ゆきにとって たいせつなのは
    りんごにとって たいせつなのは
   そらにとって たいせつなのは
  くつにとって たいせつなのは
 あなたにとって たいせつなのは
           〜本文より抜粋


*今年三月の小学校の卒業式の謝辞に参考にした絵本です。今年初めに、ネット書店でみつけて、とても感動しました。
 子どもよりもむかし子どもだった大人の絵本のように思います。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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美しい落ち葉を発見する絵本。

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美しい落ち葉を発見する絵本。
★落ち葉★絵本
 平山和子:絵と文
平山英三:構成と写真
 福音館書店
 美しい一枚の落ち葉との出合いから、色あせていく落ち葉を美しいまま残したい思い、絵に残すことになりました。同じ樹の落ち葉でも色付き方は様々です。
〜そうして描いていると、いつのまにか、小さな起伏が、山々のつらなりや、丘や森のように感じられたりします。ときには、湖だったりします。
 風の音や、なつかしい音楽がかすかに聞こえます。
 私はしらべを聞きながら歩いたり、立ち止まって景色を眺めたりしています。〜本文より

*この絵本との出合いで、落ち葉の季節になると道に落ちている落ち葉の美しさに気が付くようになりました。
 これから様々な落ち葉が美しい色彩を楽しませてくれる季節に入ります。楽しみです。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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ゴッホに恋する絵本。

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ゴッホに恋する絵本。
★にいさん★〜芸術に生き、つよい絆でむすばれた兄と弟〜
いせひでこ:作 偕成社

この絵本は私の中のゴッホとテオのものがたりだ。
1990年以来ずっと、オランダ、ベルギー、フランスと、ゴッホの足跡をたどる旅をつづけてきた。光と影を追いながら、どれほど生と死について考えさせられてきたことだろう。エッセイ『ふたりのゴッホ』、絵本『絵描き』、妹と共訳した伝記『テオもうひとりのゴッホ』をへて、どうしても描きたかった兄と弟のものがたり。兄の死後、テオがオランダの母に宛てた手紙の中のことば「にいさんは、ぼくだけのにいさんだったのです!」がこの絵本を製作するあいだ心をはなれることがなかった。〜作者あとがきより


高校生の頃、ゴッホに恋をしていました。
その頃毎日持ち歩いていたのが『ゴッホの旅』でした。
生まれた時に自分の名と同じ名が墓碑に刻まれていたゴッホ(ゴッホより1年前の同じ日に生れ、生後数週間で死んだ兄の墓)の死との闘いが始まります。
牧師館に生れ、父の後を継ぐ夢を叶えようとするのに純粋過ぎるが故に理解されない日々。そして、魂に導かれて画家へと・・・けれども苦闘の日々は続きます。
傷付き死に引き摺られていくゴッホをその頃のわたしは「ゴッホを理解してあげられるのはわたしだけ」と一途に想っていました(ゴッホは遥か昔に死んでいるのですが・・・)

そして、今年になって友人がこの絵本を紹介してくれました。
わたしの中のゴッホとは、少し違いますが、この絵本の中には、しっかりとゴッホが描かれています。
そう、ゴッホとテオは、兄弟愛というよりも最強の愛で繋がっていたのだと思います。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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空に魅せられる本。

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空に魅せられる本。
お天気の悪い日には、空の本を見て元気をもらいます。
今日は、もくもく雲さんの間から、時々おひさまが顔を出しています。気温22℃。

★雲のてんらん会★絵本
 作:いせ ひでこ 講談社
 〜空は無限のキャンパス〜

   私たちは
   空の底に棲んでいて 
   泣いたり 笑ったり
   考えたり かぜをひいたりしている

   空のあちこちにも
   風は吹いていて 
   雲が毎日 空の地図を
   かきかえている

   空の世界は
   物語に充ちていて
   その日の心もようと重なりながら
   額ぶちのない展覧会

   私は目を細めては
   空のやぶれめなんか
   さがしている

   いせ ひでこ

*空の世界が美しい日本語と美しい色彩で描かれている絵本です。
 子どもから大人まで楽しめます。


★空の名前★写真文集
 高橋 健司:作 角川書店
 
   雲の章
   水の章
   氷の章
   光の章
   風の章
   季節の章

空や天候、季節の移ろいに日本語を、それをイメージした写真と共に紹介する歳時記風天気図鑑です。316点の写真を掲載しています。〜本文より

 *日本の空がぎっしりと詰まっている作品です。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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お月さまの絵本。

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お月さまの絵本。
美しい満月の時期が終わってしまいましたが、名残りの月をもう少し楽しみたいです。
ここのところ、曇りや雨の空模様で、名残りの月もなかなか顔を出してくれません。

お月さまの絵本は、たくさんありますが、3冊ご紹介します。
3冊とも満月の夜のおはなしです。

☆お月さまってどんなあじ?☆
絵と文:マイケル・グレイニエツ
「お月さまってどんなあじなんだろう。あまいのかな。しっぱいのかな。ほんのひとくち、たべてみたいね」どうぶつたちは、よる、お月さまをみながら、いつもそうおもっていました。
 ある日、ちいさなカメがけっしんしました。いちばんたかいあの山にのぼって、お月さまをかじってみよう。
・・・さて、お月さまをかじることができるのでしょうか?
 *小学校で読み聞かせをする時によく読む本です。読んであげるなら、幼児から楽しめます。

★山いっぱいのきんか 中国のむかし話★
 文:君島久子 絵:太田大八
 むかしむかし、ある中国の里山に、ランフーという若者がくらしておりました。
 ランフーは、月夜のばんに、山へ草かりにいきました。・・・おばあさんは、ランフーに「こんやは、八月の十五夜さまで、山の神さまが、月の光に、きんかをさらす日じゃ。そなたは、うんよくそれにであったから、これをあげよう」といって、きんかを三つひろってくれました。
 ランフーは、きんかをもらってほくほくがお。かえりかけてふとふりかえると、道いっぱいにならべられたきんかがきらきらかがやいています。
「まてよ。もうちょっともらっても、よかろうて」ランフーはひきかえしました。・・・さて、ランフーは、たくさんのきんかを手にすることができるのでしょうか?
*これは、わたしにとって「人生の書」です。


☆つきよのかいじゅう☆
 作:長 新太
おとこは、ずっとかいじゅうが姿をあらわすのを何年も何年も待っていました。
 あるつきよのこと、かいじゅうだ!かいじゅうだ!ついに、みずうみにいるかいじゅうをはっけん・・・さて、おとこは、見事にかいじゅうを写真に撮ることができるのでしょうか?
*大人も子どもも楽しめるナンセンス絵本です。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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