言葉の選び方が未来を広げる
6月
16日
「無理かも」
「できそうにない」
考える前からそう思うことが増えていたような。
話題が出るたびに、「今の自分には難しい」と感じてしまう。
たぶんそう考えるのが楽だったんだろうさ。
結果、やる前から一歩引いてしまい、挑戦の機会が減っていった。
周囲が次々と成長していくのを見ながら、自分だけ立ち止まり続けているような気がしていた。
「できない」と言うことで、自分を守っていた。
無理に背伸びして失敗するくらいなら、最初から慎重でいたほうがいい。
そう思い込むほど、どんどんどんどん可能性が閉じていっているのを、肌で感じていた。
とはいえ、うっすらと
(本当にできないの?)
と自分に問いかけている自分がいることも、自分ではわかっていた。
それを遠くへ追いやっていたのもまた、自分なんだ。
試す前から決めつけることで、自分が進む道を狭めていたのではないか?
その疑問が、ずっと頭から離れなかった。
とあるタイミングがやってきた。
苦手だと思っていたことを担当する機会が巡ってきた。
「できません」と言おうとしたが、どうしたわけかその時は少しだけ考えた。
もし、「やります」と言ってしまったら?
その瞬間、不思議と選択肢が増えた気がした。
断ることで終わるのではなく
(挑戦することで新しい方法を探せるのでは? )
結局、「やってみます」と答えた。
あれ?どうしたんだろう。
その後はひたすらに目指すゴールをイメージして、工夫しながら準備を進めた。
結果は、予想以上にうまくいった。
その瞬間、少しだけ気持ちが切り替わる感覚がした。
「できない」
と言わなかったことで、できるを育てる機会が生まれたような。
それからは、「できない」と言う前に、別の言葉を選ぶようにした。
✅ 「どうすればできるか?」と、方法を探す癖をつける
✅ 「今はできないかもしれないが、工夫次第で可能性がある」と考える
✅ 「試してみます」と言い、少しでも行動に移す
その小さな変化が、挑戦の幅を広げていった。
それだけは間違いない。
そしてもうひとつ気づいたことが
人は、できることではなく、挑戦したことによって成長する、ということ。
「できない」と言わないことは、無理をすることではない。
それは、「可能性を閉じない」という選択なんだと思う。
試す前に「無理」と決めるのではなく、『どうすればできるか?』と考えてみる。
すると、できる世界が広がるはずなんだ。
もし今、「難しい」と感じていることがあるなら、その言葉の代わりに
「まずは」
「少しだけ」
「やってみよう」
と一度だけ言い換えてみてほしい。
そこから、新しい何かが生まれるから。