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岩魚太郎の何でも歳時記

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電話機の話です

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新年あけましておめでとうござい... 新年あけましておめでとうございます。
令和元旦に電話の話です。
1926年(大正15年)頃まで... 1926年(大正15年)頃までは、今と違って電話は直接つながりません。勿論初期の電話機にはダイヤルもありません。電話をかける方法は、受話器を上げ、右の側面の取っ手を右回転で回すと「交換手」が「もしもし」と応答し、相手の電話番号を告げると、相手につないでくれます。
当時「交換手」と呼ばれる人です... 当時「交換手」と呼ばれる人です。
電話機の受話器を上げると交換手につながり、その交換手が、かける相手の電話番号を聞いて、電話をつなぐ作業をしていました。その多くは女性で「交換嬢」と呼ばれ、花形職業でした。お正月はほぼ全員、写真のように着物姿で交換台に座っての作業です。通路に立っている女性の着物の色に注目してください。おそらく既婚者ではないでしょうか?
日本では京橋電話局が1926年... 日本では京橋電話局が1926年にA形交換機を導入し、初の自動交換局として開局しました。徐々に「交換嬢」に代わる「自動交換機」の導入より、その普及に伴って「交換嬢」の作業がこの機械に代わっていきました。
写真は「A型上昇回転型交換機」... 写真は「A型上昇回転型交換機」です。この後継の交換機は「クロスバー交換機」→「電子交換機」→1970年に「デジタル交換機」と進化しています。
電話をかける第一声は「もしもし」……です。
その「もしもし」の意味ご存じですか?
Webで検索しました。
真偽のほどは分かりませんが、Webサイトの人も「諸説」と記述しています。
「もしもし」の語源説です。

以下は、このサイトの引用です。 https://www.appps.jp/166889/
まず電話をかける時には電話交換手に番号を伝えるわけですが、この時の一言目が「おいおい」だったそうです。最初は「もしもし」ではなく「おいおい」だったんですね。
さてこの「おいおい」からどうやって「もしもし」になったかというと、諸説あるんですが当時の電話交換手が主に女性だったことに由来するそうなんです。
当時、女性の電話交換手は「これから言いますよと」いう意味で「申します申します」と言っていたそうで、この女言葉が繰り返し使われる内に縮まって「もしもし」となったとのこと。

世界の「もしもし」
タイ・・・ハ(ン)ロー
フィリピン・・・ハロー
インドネシア・・・ハロ
ロシア・・・アロー、アリョー
トルコ・・・アロー
アラビア・・・アロー
ポーランド・・・ハロー
フランス・・・アロ
ドイツ・・・ハロ(-)
イタリア・・・プロント(準備ができたの意)
スペイン・・・オラ、オイガ(挨拶に使う言葉と一緒)
ブラジル・・・アロー

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