新大陸の街シアトルと英国風バンクーバー
3月
11日
国境越えカナダのバンクーバーの街に入ると
米国シアトルとはだいぶ趣の違うことに気づきます。
道路の車幅が小さく運転し辛いし、
駐車場も少なくスペースを見つけるのにいつも苦労します。
そもそもバンクーバー島と言う小さな限られた島に集約してビル群が所狭しと並んでいるわけですから、その混み具合はマンハッタンのようでもあります。
郊外に住宅地を伸ばして街建設すれば良いのにと思うのですが
人々はこの混み合った街中に憧れるらしく、現在でもダウンタウンでのコンド建設が進行中です。
来る度にニョキニョキと高層ビル群が立ち上がっているのを見つけます。
この違いはどこから来るのか?
たいしたリサーチをしたわけでないので
私の感覚から来る印象が絶対正しいと主張するわけではもちろんありません。
シアトルの発見と町建設はコロラド川をたどった探検隊によって西部開拓が進んだ延長線上の最終ゴールにありました。
悪く言えば大まかでズボラ、よく言えば寛容で広大なアメリカ精神を背景にいだきながら
その開拓者らの進取気鋭の勢いで作り上げたのが西海岸の米国の街町。
それに対しイギリスが船で直接バンクーバーに乗り込み、英国風の街建設を始めたのがバンクーバー。
シアトルとバンクーバー間は距離にして165マイルほど、3時間もかけずに往来出来ますが
その文化圏の相異たるや大陸と欧州の違いがくっきりと温存していると感じます。