3月は教団で年次総会・会議の開かれる月である。 毎年それに合わせて各教会は年次資料を提出せねばならない。 この日、メールでその提出書類の様式が送られて来た。 毎年のことながら、これがなかなか苦労となる。 各集会の出席人数、教会員数の内訳、決算・予算報告、行事予定、財産目録……などなど。 少ない教会員数の我が教会なので「何を苦労することあるのか」と訝る方もおられよう。 1年分の記録を引っ張り出して、加算し平均値を出したり、 収支の合計額が合致するまでレシートやらチュックを探し出しては1ドルも漏らさないように集計せなばならない。 相手が数値なので誤りには明晰に反応してくるし 何よりも「最大の公」である神様の事業の報告なので正確さが求められる。 そんなわけで労力やら作業の緊張はいつもの仕事より数倍かかる。 それだけハードルも高く、作業を始めるエネルギーも多くを要して重たい腰が上がらないのが毎年のパターンとなっている。 (他の教会の皆様もそうですか?) 提出期限は毎年2月末であるが、 本日は教団総務部から緊急の依頼が届いた。 来週の理事会の為に今週末までに提出して欲しいとのこと。 エエッーイ、それならやってあげさんしょ! ギアが入り、トルクも急回転を始めた。 始めて仕舞えばこちらのもの。 一旦エンジンがかかれば止めるのも困難となるほどノリノリと作業が進む。 その緊急依頼メールのおかげさまで、当日一夜にして完成させた。 「いつか腰を上げなきゃいけないなぁ」 と期限ギリギリまで億劫に感じる必要がなくなり、儲かりものとなった。