Smith Rock登山前の余裕の表情。
雨がようやく収まり、この時とばかり大急ぎで下山。
オレゴン州中央部にあるSmith Rockへ。
広い原野に突如として現れる巨岩の塊。
数百mも天へ向けられて真っ直ぐに屹立している勇姿に圧倒される。
その勇姿を目前とすれば、
裾野を取り巻くように流れる川が、
アクセントとして織り成す造形美に息を飲む。
同時にこれを征服して見たいとの冒険心も掻き立てられる。
頂上へ至るルートはいくつもあるが、最短ルートを選び出発。
Monkey Smileという名の岩が見えるという頂上に辿り着くと、
180度のパノラマで下界が見渡せる。
雲行きがおかしいと感じていたが、
その頃から大粒の雨が降り出して、慌てて下山準備にかかる。
ついに土砂降りの上に、雷鳴が鳴り出して、ヤバイ!!
トレイルは急流の川と化しつつあり、濡れた岩場は滑りやすく、足元も覚束ない。
ビショ濡れになりながらも、ようやく見つけた岩の窪みに退避して、雨を避ける。
が、次の瞬間、背後の岩の割れ目から蛇を見たという
長女の進言でそこも離れることに。
私の1m近辺に「パチパチ」との乾いた音が鳴って振り向いてみると、
それは拳大の落石だった。
「果たして、駐車場まで生還出来るのか」
と心中では叫ぶ声がある。
確か に、自然の力を見くびっていたと反省。
それが一度牙を剥けば、人なんて無力であるのを痛感した。
その後10分ほどで雨は止み、雷に撃たれることもなく、
無事に山を下山できたのも守られていたからに他ならない。
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