水の上にパンを Bread upon the water
11月
17日
伝道者の書11:1-6
あなたのパンを水の上に投げよ。ずっと後の日になって、あなたはそれを見いだそう。
2 あなたの受ける分を七人か八人に分けておけ。地上でどんなわざわいが起こるかあなたは知らないのだから。3 雲が雨で満ちると、それは地上に降り注ぐ。木が南風や北風で倒されると、その木は倒れた場所にそのままにある。4 風を警戒している人は種を蒔かない。雲を見ている者は刈り入れをしない。5 あなたは妊婦の体内の骨々のことと同様、風の道がどのようなものかを知らない。そのように、あなたはいっさいを行われる神のみわざを知らない。
6 朝のうちにあなたの種を蒔け。夕方も手を放してはいけない。あなたは、あれか、これか、どこで成功するのか知らないからだ。二つとも同じようにうまくいくかもわからない。
先週はシェルターのプログラムの卒業式がありました。また前の週には悲しい出来事がありました。そんな中で、このみ言葉が心に響いていました。シェルターでもロックダウンが八か月続き、いつものようなプログラムでない中で、大変苦労して四人の人が卒業しました。彼女たちの証しは、素晴らしかったです。本当に一年前と比べて大変な成長を遂げました。はじめは、どこから手をつけたら。。。。という状態でした。まるで水の上に投げたパンのような感覚。そして、今、後の日になってそのパンがどうなったのか見るようになりました。非常に励まされます。
★余りあるほどに豊かに蒔く神 Lavishly abundantly giving God
〇投資Investment
私たちの信じている神は、投資の神です。賜物セミナーのギバーのところでいつも詳しくはなしますが。。。そして、神は、刈り取りを期待して蒔かれる方です。刈り取りが期待できるからこそ蒔かれるのです。
今日の聖書の箇所でも、後の日にあなたはそれを見出そう。For you will find it after many days 他の訳では、報酬を受け取ると書いてあります。You will be rewarded .
また、私たちの神は、豊かに蒔く神です。コリント人への手紙の中に、「豊かに与える」ことが書かれていますが、神ご自身が豊かに蒔かれる方だからです。
豊かに蒔く。
2コリントCorinthians 9:6
私はこう考えます。少しだけ蒔く者は、少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。But this I say: He who sows sparingly will also reap sparingly, and he who sows bountifully will also reap bountifully.
蒔きすぎる神というふうに読んでも良いくらいです。Our God is the God of plenty! 一人の人を身ごもるのに必要なのは、一つの卵と一つの精子です。しかし、神は、一つの卵に対して、二億五千万の精子を用意している。250 million! また、種まきの例話でも、良い地にだけではなく、岩地や道端にまで種が蒔かれている話しをイエス様はしています。神は、さまざまなところに豊かに蒔く神なのです。
今日、読んだ聖書の箇所も投資のお話です。
〇パンBread
「水の上にパンを投げる」と言う言葉は、当時の世界ではよく使われていたことわざのようです。水の上にパンを投げる。とは、私たち日本人の考えでは、ちょっと理解できません。鯉にエサをやるくらいの想像力です。また、みなさんご存知のとおり、水の上にパンをいれると、すぐに、ふやけて消えてなくなってしまいます。
--- 失う危険性Risk of losing
このソロモンの時代のことわざは、船による貿易を指していたようです。船の上に商品をのせるが、当時の船の安全は、今と比べると不安定、本当に掛けのようなものであったことでしょう。また時間的にも、ずいぶんとかかったことでしょう。後の日にならないと、どれほどの儲けがあったか分からないようなものだったのです。
---- 善意や親切Goodwill and kindness
また、「パン」というのは、ユダヤ人の伝統的な解釈では、善意や親切とされるといわれます。善意や親切を普段から存分にしておけば、やがてまわりまわって自分にかえって来るということです。何だか、日本人の考え方に似ていますね。
---- イエス様Jesus
また、私たち、クリスチャンにとっては、イエス・キリストは、いのちのパンです。私が二十数年前、ある国にまだ聖書が自由に手に入らないときに聖書をもってその国に行きましたが、私たちは、盗聴されているので、聖書のことをパンと読んでいました。聖書は、日々の霊の糧だからですね。そのパンを投げるというのは、福音の種を蒔いていく。福音を伝えていくということともとらえられます。
---- 報酬Reward
私たちの神様は、このパンを水の上に投げよ。そうすれば、ずっと後の日になって、あなたはそれを見出そう。というのです。英語では、後にそこから報酬を得るだろうというのです。
蒔くならば、かならず、刈り取ることができるというのが、神様の教えなのです。
たとえ、それが、「水の上」であってもです。
★投資の神の知恵 Wisdom from God of investment
①水の上On the water v1 … 無駄に思えたり、賭けのように思えるところに、大切なパンを蒔け。私たち、損をしたくないという恐れての戦い。福音伝道においても同じです。私たちの教会は、学生さんの出入りが多かったですが、まさに、こんなに短い間かかわったところで、この人の人生にどんなインパクトがあるのかと思いがちですが、帰国前二週間で二、三回あっただけのYKちゃんが今では立派なクリスチャンに成長していますね。不思議なことです。時間や労力、心遣いやお金をかけて、蒔いていきます。
②いろいろな場所に分けてDividing into different areas v2 … 投資をする人は、良く知っていることですが、株でも一社にしぼって大量に買うよりは、数社に分けて、小分けに投資した方が何かあった時のリスクが減ります。神様は、一つの概念に凝り固まって、蒔くよりは、様々な分野に、場所に蒔くことを勧めています。
みなさんはどこに蒔きますか。友達の日本人に、家族に、職場に、ご近所に、また遠くの宣教地の子供たちに、また道にテントを張っている人に、通りすがりの人に。日本にいる引きこもりの人たちに。。。。まくところはいろいろとありそうですね。
③時や環境を分析せずにDon’t analyze about timing and condition v4 … 株をやっている人たちは、いつも新聞を読んで世の中の動向を見ています。やれオリンピックだ、やれ大統領選だとなれば、株の売買の動きがあります。絶えず時を分析してビジネスをしています。聖書でも天のサインを見て、など時を見極めることも書かれています。が、
しかし、聖書は、蒔くことに関しては、風を恐れるな、雲を恐れるなと書いてあります。聖書の他の箇所で、時が良くても悪くてもしっかりやりなさいとあるがbe prepared in season and out of season (2Timothy4)、そのとおり、風がふこうが、雨雲がでてこようが、蒔くことを辞めるべきではないのです。本当に、イエス様が人々を裁くためでなく救うために来られた、その真理の通りですね。救いのためには、時は関係ないのです。いつも、その時なのです。
④どうして豊かにできるか? Why can you be generous?
★ソロモンのポイントSolomon’s message v5, 6
投資の神を知らなければ、むなしい。
投資するものを持っていても、神を信頼しないなら、むなしい。
信仰がなくてはならない
「信仰は望んでいる事がらを保障し、目に見えないものを確信させるものです。」Now faith is the substance of things hoped for, the evidence of things not seen.
ヘブル11:1
私たちは、信じて、蒔き続ける。
必ず、報い・刈り取りをもたらしてくださる神様に信頼して、信じて蒔く。
世の中の考え方と同調しないようにしましょう。世の中は、状況を見て、いろいろと分析して蒔きます。それを賢いことと言います。
★知らなくてもいいIt is OK to not know how.
人は、どのようにして母の胎の子どもに霊が入るのか知らないのです。
神を信じて、収穫が必ずあることを知らないなら、渡したの投資、働きはむなしいものです。
あなたは、信じて蒔きますか?
祈りましょう。