Kairos 繋がりの回復
4月
28日
2020年4月26日日曜日バイリンガル礼拝メッセージ
2テモテTimothy4:1-2
神の御前で、また、生きている人と死んだ人とをさばかれるキリスト・イエスの御前で、その現われとその御国を思って、私はおごそかに命じます。みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。In the presence of God and of Christ Jesus, who will judge the living and the dead, and in view of his appearing and his kingdom, I give you this charge: 2 Preach the word; be prepared in season and out of season; correct, rebuke and encourage—with great patience and careful instruction.(NIV)
エペソEphesians 5:16
機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。 Redeeming the time, because the days are evil. (KJV)
★時について
場所とは、所有できものであり、コントロールする、また従えるもの、であります。ですから、どれだけ持っているかが問題になり、それがあなたの力であったり権力の象徴となります。それに対して、時というのは、みな平等に与えられているものであり、どんな身分の人でも多く持つことは不可能です。時というのは共有するものであり、与えることのできるものです。
私たちは、今世界的なパンデミックの中にいますが、ある人が言ったのはただ私たちの慰めは、世界中が同じことを経験してることだといいまた。私だけじゃない。私の親しい友達も、また見知らぬ他国の人もみんな不便を経験している。
私たちは、今、ユニークな時を共有しているのです。そして、時間は多く持つことはできないけれども、与えることが出来ます。。。私たちは、私たちの時間をどのように、誰にあげることができるのでしょうか。
◎聖書(ギリシャ語)の時
イーオンAion – 永遠for ever, an unbroken age, perpetuity 永続するof time, eternity いつまでも途切れずに続く時代、永久、永続する時間、永遠。
クロノスChronos -- the march of time, sequence linear time, it is ticking constantly. 時間の連続、時間ごとに積み重なる時代の流れ、絶えず進んでいる時。
カイロスKairos – the right time, the quality of time, required a leap of cognitive ability.今この時、時間の質、今という時に対応ができる頭の切り替えが必要。
★東方正教会の考え方からカイロスの使い方を学ぶEastern orthodox
Grad school のプロジェクトで友達がプレゼンをしたものの中でとても興味深いものがあって、忘れられないものの一つに東方正教会の考え方があります。実際にシアトルの教会の先生Father Tomにインタビューをしました。先生によると、
クロノスとカイロスの違いについて、カイロスという概念の中には、過去と未来は存在しないという。すなわち、カイロスという時の中では、今、現在につながってるかどうかが問われる。
今現在というのは、今ある愛、神であり、カイロスという時の中で、私たちの頭と心が神の愛に繋がっているかどうかが問題となってくる。悪魔は、人間からこの時間を奪うようにする。
その方法は二つ、一つは過去にあなたの心と頭をつなぐことで、後悔させ、もう一つはあなたの心と頭を未来につないで、心配させることによる。
Father Tom はポルノ中毒の回復ミニストリーをしていたそうです。彼は、患者さんのコンピュータにイエス様の写真をはりました。そして、患者さんがポルノを見たくなる時に、イエス様とまずつながることを勧めていたそうです。
悪とは、カイロスから私たちを離すことです。
私たちの霊の戦いの勝利は、もう一度繋がりなおすことです。繋がりの回復です。①あなたの前にいる人、②自分の前にある出来事、③今現在の時間
勝利の鍵は、あなたのfree will 選択です。
★時を主のために買い戻すエペソEphesians 5:16 (KJV)
Redeeming the time = Kairos
私たちは、イエスキリストの贖いの業、すなわち、受肉と死と葬りと復活を信じることで永遠の命をいただきました。イーオンに生きる存在に取り返してくれました。イエス様の命で買い戻されたのです。
聖書は、今度は、時を主のために買い戻そう、と言っています。というのは、世の中が悪いからです。私たちを主から話そうとする、私たちを過去と未来にしばって、今を生きないようにさせる悪があるのです。
今、将来どうしようか、これからどうなるのだろうかと、心配になってる状態ですが、この中で、時を買い戻しましょうと言っています。
今、この時に、何に繋がっているか。神の愛か、過去か未来か、と考えながら一日を過ごしてみるのがいいかもしれません。
また、パウロは、様々な時に、召されたものとして大切なのは福音を宣べ伝えることだと言っています。
★時が良くても悪くても福音を宣べ伝えよ 2テモテTimothy4:1-2
良くても-eukaírōs ユーカイロス seasonably, opportunely; when the opportunity occurs
悪くても-akaírōsアカイロスunseasonably, [A. V. out of season]
Preach は説教と訳されますが、本当の意味はdeclaration 宣言することです。神の言葉を宣言していく。ことが召された者に期待されています。
私たちは、説教となると何かまとまったことを分かりやすくとか。。。考えてしまいますが、神の言葉を宣言するのです。
言葉によって、また態度によって、また行動によって、神の言葉を発信していくことが私たちの務めです。
with great patience 忍耐をもって、やりにくい時でも、難しい時でも、しっかりやりなさいとパウロは奨めています。
★まとめ
時間はみな平等、そして、場所とちがってシェアできるもの、あげることができる。
カイロスの中に生きているか。今、自分はどこに繋がっているか。神の愛か、それとも過去か未来か。
神の愛に繋がったら、その時間を買い戻しましょう、すなわち神のために使いましょう。あなたが神の言葉となり、神の言葉を宣言していきましょう。
集まれないですが、カイロスは繋がりの回復です。どこにいても繋がれる神様とともに、人と有益なつながりを持ち続けて行きましょう!