子であることの祝福 Blessing of Sonship
5月
6日
2014年5月4日日曜日礼拝 音声は、Youtube から、http://youtu.be/XTmf2t-VqGQ
出エジ20:12
あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。“Honor your father and your mother, that your days may be long upon the land which the Lord your God is giving you.
Ⅰ列王19:21
エリシャは引き返して来て、一くびきの牛を取り、それを殺し、牛の用具でその肉を調理し、家族の者たちに与えてそれを食べさせた。それから、彼は立って、エリヤについて行って、彼に仕えた。
Ⅱ列王2:1-6
主がエリヤをたつまきに乗せて天に上げられるとき、エリヤはエリシャを連れてギルガルから出て行った。2 エリヤはエリシャに、「ここにとどまっていなさい。主が私をベテルに遣わされたから」と言ったが、エリシャは言った。「主は生きておられ、あなたのたましいも生きています。私は決してあなたから離れません。」こうして、彼らはベテルに下って行った。3 すると、ベテルの預言者のともがらがエリシャのところに出て来て、彼に言った。「きょう、主があなたの主人をあなたから取り上げられることを知っていますか。」エリシャは、「私も知っているが、黙っていてください」と答えた。4 それからエリヤは彼に、「エリシャ。ここにとどまっていなさい。主が私をエリコに遣わされたから」と言った。しかし、彼は言った。「主は生きておられ、あなたのたましいも生きています。私は決してあなたから離れません。」こうして、彼らはエリコに来た。5 エリコの預言者のともがらがエリシャに近づいて来て、彼に言った。「きょう、主があなたの主人をあなたから取り上げられることを知っていますか。」エリシャは、「私も知っているが、黙っていてください」と答えた。6 エリヤは彼に、「ここにとどまっていなさい。主がヨルダンへ遣わされたから」と言った。しかし、彼は言った。「主は生きておられ、あなたのたましいも生きています。私は決してあなたから離れません。」こうして、ふたりは進んで行った。And it came to pass, when the Lord was about to take up Elijah into heaven by a whirlwind, that Elijah went with Elisha from Gilgal. 2 Then Elijah said to Elisha, “Stay here, please, for the Lord has sent me on to Bethel.” But Elisha said, “As the Lord lives, and as your soul lives, I will not leave you!” So they went down to Bethel. 3 Now the sons of the prophets who were at Bethel came out to Elisha, and said to him, “Do you know that the Lord will take away your master from over you today?” And he said, “Yes, I know; keep silent!” 4 Then Elijah said to him, “Elisha, stay here, please, for the Lord has sent me on to Jericho.” But he said, “As the Lord lives, and as your soul lives, I will not leave you!” So they came to Jericho. 5 Now the sons of the prophets who were at Jericho came to Elisha and said to him, “Do you know that the Lord will take away your master from over you today?” So he answered, “Yes, I know; keep silent!” 6 Then Elijah said to him, “Stay here, please, for the Lord has sent me on to the Jordan.”But he said, “As the Lord lives, and as your soul lives, I will not leave you!” So the two of them went on. 7 And fifty men of the sons of the prophets went and stood facing them at a distance, while the two of them stood by the Jordan. 8 Now Elijah took his mantle, rolled it up, and struck the water; and it was divided this way and that, so that the two of them crossed over on dry ground.
ルツ記 1:16
ルツは言った。「あなたを捨て、あなたから別れて帰るように、私にしむけないでください。あなたの行かれる所へ私も行き、あなたの住まれる所に私も住みます。あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。But Ruth said: “Entreat me not to leave you, Or to turn back from following after you; For wherever you go, I will go; And wherever you lodge, I will lodge; Your people shall be my people, And your God, my God.
出エジ33:11
主は、人が自分の友と語るように、顔と顔とを合わせてモーセに語られた。モーセが宿営に帰ると、彼の従者でヌンの子ヨシュアという若者が幕屋を離れないでいた。So the Lord spoke to Moses face to face, as a man speaks to his friend. And he would return to the camp, but his servant Joshua the son of Nun, a young man, did not depart from the tabernacle.
日本から帰国しました。お祈りありがとうございました。行く前から、神様にずっと示されていたことは、子であることです。神様は、夢の中まででもこのことを語られました。
今日は、子であることの祝福と題して、私がアメリカで見ていること、また学んだこと、また日本で私が見て育ったこと両方から教えられたことからメッセージしたいと思います。
聖書にはいくつもの真理が書かれてありますが、私がミニストリーしている中で一番、よく考えさせられる真理は、
出エジ20:12
あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。“Honor your father and your mother, that your days may be long upon the land which the Lord your God is giving you.
です。心の傷、家族関係、夫婦関係、ミニストリーにおいて、職場において、全てにおいてこの御言葉は、軸のようになっています。これを外しては、私たちにとって実りある生活がありません。皆さん方も、心当たり、経験があるのではないでしょうか。
今日は、家族関係や夫婦関係のお話しではなく、神の家族またミニストリーのお話ししたいと思います。
神様は、十戒において、神様を愛する掟と人を愛する掟と二つのカテゴリーの戒律を与えましたが、人を愛する掟の中の一番初めにでてくるのが、「父と母を敬う」ということです。これは、全ての人間関係の基礎であります。また、これは、神の祝福と恵みが流れるデザインです。父から子に流れるというシステムを神様はおつくりになりました。
私たちは、完全に一人で生きていくように作られていません。父母から生まれ、養われる様に作られました。野生の人間というのはいません。
また、神様ご自身も三位一体の神であり、父なる神、子なる神、聖霊なる神で一つの神様です。三位で一体の神様です。私たちの神様は、この三つの立場がいて完全に一致しているのです。互いに服従し、尊敬し、愛し、完全なハーモニーを持って一つのことをしておられるのです。
神様ご自身の在りようがこのようなのです。考えてみてください。二人が一致するのではありません。私たち人間は、二人が一致するのも難しいです。結婚されている方、分かりますね。これが、3人で一致するにはなお難しいことです。しかし、神様と言うお方は、初めから永遠まで、このようなお方なのです。
神様は完全に聖い方です。
そこに無くてはならないものは、敬意と愛です。
私たちのモデルは、イエス様
イザヤ9:6
ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。For unto us a Child is born, Unto us a Son is given; And the government will be upon His shoulder. And His name will be called Wonderful, Counselor, Mighty God, Everlasting Father, Prince of Peace.
[イエス様」という名前の中に、「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」という名前が凝縮されています。
イエス様は、「子」であり、「父」である。イエス様は、私たちに完全なお手本を示された。
★そして、イエス・キリストによって、私たちもこの交わりに入れられた。
ロマ8:14-17
神の御霊に導かれる人は、だれでも神の子どもです。15 あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、「アバ、父」と呼びます。16 私たちが神の子どもであることは、御霊ご自身が、私たちの霊とともに、あかししてくださいます。17 もし子どもであるなら、相続人でもあります。私たちがキリストと、栄光とをともに受けるために苦難をともにしているなら、私たちは神の相続人であり、キリストとの共同相続人であります。14 For as many as are led by the Spirit of God, these are sons of God. 15 For you did not receive the spirit of bondage again to fear, but you received the Spirit of adoption by whom we cry out, “Abba, Father.” 16 The Spirit Himself bears witness with our spirit that we are children of God, 17 and if children, then heirs—heirs of God and joint heirs with Christ, if indeed we suffer with Him, that we may also be glorified together.
★神様は、子であることを通して、私たちを祝福してくださいます。
アメリカでは、現在八十代半ばの人たちの時代から離婚は当たり前のような世の中になっていました。私たちの二世代、三世代先を行っているわけです。そして、クリスチャンであってもそうでなくても、どこに属していいか分からない人が多いです。孤児精神を持った人が多いです。ですから、クリスチャンになっても、なかなか人が信頼できない、深く根ざせないことが多々あります。
また、教会自体の文化も、メガチャーチを目指す、シーカーセンシティブムーブメント(求道者フレンドリー、マーケティング型教会形成)の流行により、弟子訓練の形が箱型になりました。プログラム中心、教室型、いろいろなクラスを持つ。求道者が求めている知識の提供中心。師弟関係、メンターシップ、霊の親子関係による弟子訓練の形が薄くなりました。
アメリカでは、毎月、1700人もの牧師が辞めて行っているという統計が出ています。シアトルでも、入れ替わりが激しいです。また、信徒たちもまた、入れ替わりが激しいです。日本の様に救われた教会に身体の一部として留まるという考えは、非常に薄く感じます。それもアメリカ人が持つ孤児的精神と、深く人に関わらない教会ではなく、教室化してしまった教会文化が影響していると思います。
また少し前に流行ったのは、インパーテーションと言う言葉です。分与するということですが。人々は、偉大な賜物の豊かな働き人に手を置いて祈ってもらう。そして、霊的遺産を分けてもらう的なことです。多少の祝福は受けると思いますが、それによって、安定した歩みをして、安定した成長を遂げた人は見たことがありません。
また日本でも、いろいろなムーブメントが国内外から入っているようです。
皆さん、神様の祝福は、天国の霊的遺産は、敬意と愛の関係から引き継がれるものなのです。霊的な父、母から受け継がれていくものなのです。
アメリカの個人主義(自分の責任で自分にいいものを選んでいく )にならってはいけません。
父と子の関係を失ってはいけません。
私は、過去7年の間に多くの人たちが教会を去るのを見てきました。みな、牧師に躓いた、リーダーに躓いたといって教会を出て行きます。この教会のこれがいやだ、ここがだめだと言って出て行きました。とても心が痛みました。
また、私たちのカレッジのある学生は、とても素質のあるいい兄弟でしたが、霊的父を求めて、あちこちわたりました。私たちのところにしばらくいて、もっと有名な、大きな教会の先生のところで霊的子どもにしてもらおうと、他州にまで引っ越しました。しかし、そこでも続かず、いまだに霊的父はいません。
献身者として素質がある人なのに残念でなりません。
◎ キリストも弟子を選んだ。弟子がキリストを選んだのではなかった。私たちが、父を探し選ぶのではない。私たちがおかれたところで、召されたところで、父に従い、敬うことを選んでいくのだ。
ヨハネ15:16
あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです。You did not choose Me, but I chose you and appointed you that you should go and bear fruit, and that your fruit should remain, that whatever you ask the Father in My name He may give you.
★ 何が必要か。子である資質。
父を愛する。(父を慕う)
共に歩むことを自分が選ぶこと。(義務感や強いられてではない)
“子”である父を見続ける。父の従ってる神を見続ける。
どんなことがあっても躓くことを拒否する。No offense
★ 聖書に見る霊的父と子の例
エリヤとエリシャ
モーセとヨシュア
ナオミとルツ
この三人は、父から離れなかった。慕い求めた。父の信じている神を敬った。傷つかなかった。
★ 敬うことについて。honor
私たちは、神を敬うところに祝福の継承の鍵があることを忘れてはならない。また、互いに私たちがオナーすることを通して見えない霊的祝福が注がれることを。
ダビデは、神を敬ったから、王位がとこしえに続くと言われた。イエスの誕生に完全に達成された。
豊村先生の信仰と祈りの生活。祈りが聞かれなくても本望だ。と言われた。それは、祈り信じ続けることで神様に敬意を表している。
順子先生の信仰。徹夜して、ノア・エ・アンのお膳を用意する姿。若い時は、理解できなかった。先生は、人が手伝っても手伝わなくても、同じ立派なお料理を準備された。それは、神をオナーしているから。神を愛しているから。
私は、それをみて、育ったのです。そして、今も、その後姿について行っているのです。
そして、このような霊的父母を持って、幸せだといつも感謝しています。
★ 父母を見続けること。また後に続くこと。
エリシャは、エリヤが天に昇るのを見たら、二つの分の霊がもらえると言われた。彼は目を離さずに見続けた。そして、エリシャは、エリヤよりも大きな業をするようなものになった。
これが、私たちの弟子訓練の姿です。キリストを敬っている師の姿を見続ける。追いかける。その先の、敬意を受けているイエス様を見続ける。
そして、それをしている私たちの後ろにもついてくる弟子ができる。
日本で、私の霊の父に会い、牧雄君、ちえちゃんの霊の父たちに会いました。みな素晴らしい父でした。私たちは、このような財産をいただいている。
私の牧師は、今日で70歳。彼曰く、これからどれだけ生きてミニストリーができるか分からないが、後身の神に仕える姿が励みだと言われた。
私は、霊の父に習って、さらに主に仕えていきたいと思う。
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