米で若者約100人の集団略奪事件 同種事件相次ぎ小売店の閉鎖も
アメリカ東部フィラデルフィアでおよそ100人の若者たちが次々に店舗を襲撃して商品などを奪う略奪事件があり、警察は50人余りを逮捕した上で捜査を進めています。アメリカでは、若者などの集団による略奪事件が相次いでいて、小売り大手が安全を確保できないとして一部の店舗の閉鎖を決めるなど影響が広がっています。
アメリカ東部ペンシルベニア州のフィラデルフィア中心部で26日夜、およそ100人の若者たちが次々と店舗に押し入り、商品を奪う略奪事件がありました。
地元メディアは、IT企業「アップル」の直営店や大手スポーツブランドの靴などを扱う店が襲われ、商品が奪われたと伝えています。
警察は略奪に関わったとして50人余りを逮捕したとした上で「犯罪のチャンスをうかがっていたものたちが街を破壊しようとした」と述べ今後、防犯ビデオの映像を解析するなどして、さらに捜査を進めるとしています。
アメリカでは西部を中心に若者などが集団になって次々と店を襲う略奪事件が相次いでいて、アメリカの小売り大手「ターゲット」は26日、「組織的な犯罪によりスタッフと客の安全が脅かされ店舗の運営を続けられない」として、全米4つの州で合わせて9店舗を閉鎖すると発表するなど、影響が広がっています。
There have been multiple incidents of group looting by youths in the United States, leading to the closure of some retail stores. In Philadelphia, around 100 youths raided stores, prompting the police to make over 50 arrests and initiate investigations. Major retailers are closing some stores due to concerns about safety amid the recurring incidents of looting by youths across the country.