リキュウバイ(利休梅)は中国原産のバラ科の落葉低木で、春に美しい純白の花が開花します。清楚な雰囲気の花は、古くから茶花としても愛されてきました。耐寒性に優れ育てやすいため、庭木のほか、公園樹としても植栽されています。
■へえ~と思う解説
名前に梅がつくのは梅の花に似ているからで、バラ科に分類される樹木です。
利休の名の由来は、茶人「千利休」にちなみますが、この植物が日本に入ってきたのは明治時代以降のため、千利休と直接関係あるわけではありません。
利休忌頃に咲くことや茶花として利用されているからなど、諸説あります。
そのほか、バイカシモツケ、マルバヤナギザクラ、ウメザキウツギ、ウツギモドキなど多くの別名を持ちます。
桜(ソメイヨシノ)の見ごろが過ぎたころに開花し、枝一面が純白の花で覆われます。
若葉の緑色との色合いも美しく、和風、洋風、どちらの庭にもマッチします。
低木で管理しやすいことから、シンボルツリーとしても好まれています。
(ラブ・グリーンより)