パソコンを新調した。ご存知の通りXPのサポートが2014年4月で切れるのを口実にした画像加工管理用の新調だ。
なにせ、現行マシンは9年前のCeleronD335のディスクトップだ。マザーの限界(と言っても2GBだが)までメモリ増設し、レジストリを弄りまくって延命してきた。既にイーサポート、CD-ROM、SDカードリーダーが逝っている。IDEのHDDは元気だが突然死しても不思議はない。
さて、メール、ブラウジングはタブレット&スマホに移行済みの為、心置きなく「専用機」を作れる。昔と違い会社のデータを家で加工して仕事、なんて事をしたらセキュリティ管理規定違反だ。よってOfficeもいらない。せいぜいOpenOfficeで十分だ。
と、いう事で本来ならディスクトップで自作するところだが、我が家の諸般の事情により今回はリビングロケーションでの使用を余儀なくされている。つまり、ノートPC一択となっている。
その意味で「デジタル暗室」のPC要件は実現が厳しい。Ver0.8程度で何年か持たせる構成とする。
導入予定ソフトは「Olympuss Viewer 3」と「PICASA 3.9」。カメラ側機材が増加した場合は「LightRoom」の検討となる。
で、選択したのがBTOショップブランドの王様「ドスパラ」の「GALLERIA QF750HG」。Haswell i7-4700M搭載の17インチノートだ。
Ver0.8にi7は贅沢だが、Haswellから乗った新命令セットATXがRaw現像には滅茶苦茶効くらしく、ここは奢った。
メモリは2スロットなのでデュアルアクセスのため、4GB*2で8MB。16以上欲しい所だが、当面は様子見。時間経過で安くなるのを期待。
ディスクはSSD120GB+500GBHDD。SSDはキャンペーンで安かったので試す意味も含めて採用。HDDはデータ保管場所としてはNAS&クラウドに逃げるので加工のテンポラリとしてなら500GBで十分。(OSもSSDに逃がしてるし)
ディスプレィは画像処理機なのでFHD(1980*1080)とするも「デジタル暗室」構築時にはAdobeRGB対応のキャリブレーション機材を10bit運用する事になるのでノングレアでOK。リビングユースでは、こちらの方が現実解。17インチは老眼対策、これ重要。15インチでは熱処理的にも厳しいと言い訳。
最後まで悩んだのがグラボのGeforce750M。ゲーム機ではないし、現状では動画を考慮していないのでHaswellになって飛躍的に強化されたオンチップのグラフィック系で済ませる考え方は有ったが、ドスパラの価格体系では1万も違わないので搭載モデルにした。発熱的にはマイナス要素だが、クーラースタンドを上海市場で調達して対処。
以上にセキュリティソフト15か月ライセンス付けて¥115,000.メーカPCに比して3割程度は安く済んだ。
OSはwindows8.1.ショップの女性店員さんは余程痛い目に合っているのか「7」を勧めてくれたが、利用ソフトが限定されているので8.1で行けると踏んでいる。むしろ、MSのOS更新方針の転換(ラピットリリース)も考慮すれば8.1の方が、この先トラブリ難いと勝手に思い込む事にした。
さて、「デジタル暗室」PC Ver1の構成との差は何かと言えば、先の10bit出力とOpenGL対応のグラボとなる。これらを自室に構築する頃にはディスプレィは4Kパネルが量産効果で安くなる筈、だよね。
さて、今年は東京モーターショウの年である。多分、いや、確実に行かない。
思えば、もう随分と東京モーターショウには行ってない。実は、我が家では2014年に車を買い替える可能性が極めて高いのだが、それでも行く気にはならない。(他にエアコンもPCも買い替える時期で、色々と物入りな年になりそうだ)
更に、会場は、以前と異なり幕張メッセから東京国際展示場に変わっているので、我が家からは電車で直通一本なのだが、それでも行かない。
一体、今回の来場者見込みは、どの位なのだろう。多分、昔に比べれば少ないはずだ。(確信は無い)
若者のクルマ離れとか国内販売の低迷とか、色々と言われてきたが、私の感じ方は、ちょっと違う。東京モーターショウに限らず「展示会」なるものに食指が動かないのだ。特に業界とか分野が広がれば広がるほどイケナイ。
実は、「愛・地球博」の時に、すこし予感が有った。生来のイベント好きの私が、どうも「イマイチ感」に包まれていた。私が年を取ったからかもしれない、それもあるだろう、否定はしない、そうだ、もう親父もいい所だし。だが、敢えて言おう。
世の中、展示会という形態のイベントの賞味期限が来ているのではないのか。
私が学生の頃、東京モーターショウと言えば、最大の展示会イベントだった。社会人になってからはビジネスショウ→データショウ→インターロップ→N+Iなんて感じだったが、それでも東京モーターショウは別格の展示会だった。
多分、それは今でも変わっていない。NHKの7時のニュースがトップに取り上げる展示会は、そうそうない。その意味では、未だに東京モーターショウは展示会of展示会、展示会の王様なのだ。
その東京モータショウに行く気がしない。何故か、自問してみる。モヤァっとした意識が囁く。
「んな、もん、行かなくたってネットで見ればいいじゃん」
そうなのだ、昔は「見に行く」という行為無くしては知りえない事が多くあった。新聞、雑誌、専門誌、仲間との喫茶店や飲み屋での情報交換、それら全てを取り纏めても東京モータショウの概要すらわかりゃしない、そういう時代だった。だから、電車に乗り、高い入場料を払い、物凄い人混みの中で、かすかに新発売のクーペの屋根を見る、なんて事をやっていた。やる必要があったのだ。
今や、全ての情報はネットで事足りる。基本的な事実や客観的な感想はもちろん、口コミと言う名の偏向した情報も含めて、全てだ。
いや、はっきり書こう。最早、展示会には行くよりも、ネットを渉猟しそれを整理した方が「より情報獲得できる」のだ。
東京モーターショウに限らず、多くの展示会が、この環境変化に対応できていない。だから入場者数が減少するのだ。N+Iは流石に気付いたのか、展示会自体を辞めてしまった。
このように書くと、コミケやB-1グランプリなど多くのイベントが活況を呈していると思われる方もいるかもしれない。だが、それらのイベントは殆どが体験型であり、意識共有の仕組みを持っている。反して、東京モーターショウは、自動車業界最大のイベントでは有っても、決して意識共有を提供してくれるものではない。(コンパニの撮影は除く、か)
このような形態しか提供できない展示会が賞味期限切れだ、と言っているのだ。展示会主催者側の発想力が時代についていけていない。
評論めいた批判ばかりしていても気が滅入る。それでは、今の時代に展示会を(大好きだった)イベントとして機能させる為には、どうすれば良いのか。例えば、開催の3か月前からSNSにて展示内容をプレビューし、それに対するコメント・フォロー・リアクションを共有できる仕組みをネット上で展開し、LikeIt(いいね!)を多く獲得した上位5万名に限り招待する展示会としたならば、限定の飢餓感とも相まって、今の形態の東京モーターショウに比して遥かに巷間盛上がり人々の話題となるのではないかと思う。
イベントなんて盛り上がってナンボ、だ。人々の話題になって成果だ。
人間の知恵が、人間が生み出した仕組みに追いつけないはずはない、と思っている。
このところのニュースに接し、少し思っている事を書く。
小泉元首相が各地の講演会や記者クラブ、公の場において「原発0」を訴えている。当初は、「政治家として方向性を示す」という論調だったが、ここ数日はエスカレートして「原発は即時0」という感じになってきた。
欧州の核燃料最終処理場を見学し、核燃料の無害化には10万年がかかる、と言う現実を地下深くの洞穴で体験して意見が変わったとの事である。もちろん、判り易く「東日本大震災と福島原発の事故を見て」という話でも伝わっている。
元首相だろうが、政治家だろうが意見が変わることは当然あり、むしろ稀有な天災や過去の曖昧な施策を認識した場合には「変わるのが当たり前」という感じも有る。変わらない方が「既存の考え方に縛られた過去権益の守護者」みたいにも見えたりする。
だが、しかし、小泉発言の真意は、実は全く違う所にあるのではないか、と私は考えている。
結論を書く、小泉元首相の「原発0宣言」は、米国シェールガスの輸入正当化、最大化に関するプロパガンタだと私は考える。
邪推かも知れない。だが、そう考える理由が私なりにはいくつも有る。
まず、最初の根拠は小泉元首相は、その首相在任時から米国の極東施策の現地COOとして非常に有能な政治家であった、という以前からの私の感想だ。
小泉政権時には「年次改革要望書」と呼ばれる日米両国の規制改革に関する文書交換の制度が有った。民主党鳩山内閣にて廃止とされるまで、この文書は実質「米国からの日本への内政干渉」であったと言われている。小泉政権の代名詞である「郵政改革」もこの要望書にて米国が再三指摘してきた施策であり、その後に続く保険業務の外資参入や株式の3者持合いの自由化なども全て、この「年次改革要望書」にて要求されてきたことである。このあたりの事情については郵政民営化議論の際に有意の評論家なども随分と指摘していた。
私の感想を、一言でいうならば小泉政権とは米国の極東施策の執行ユニットであった、という事である。
もちろん、小泉首相も、このような道を辿る事が日本国の最も発展する道筋と考えての行為であったと信じたい。具体的には、北朝鮮への電撃訪問、拉致被害者を連れての帰国、その被害者を国内に留め北朝鮮には帰国させなかった事実など、客観的に考えれば戦争事由になっても不思議の無い行動を取れたのも米国の後ろ盾有っての事と考えている。
では、なぜシェールガスなのか。
原発には大きく2つの方式がある。沸騰水型と加圧水型である。両方とも米国にて開発された方式であるが、加圧水型の開発企業であるウェスチングハウス社は現在、東芝の子会社であり米国から見れば実質「外資」である。
一方の沸騰水型はゼネラルエレクトリック社、つまり米国の基幹企業GE社の技術である。ところが、GEはスリーマイル島の事故以来、原発系技術蓄積が行われず、原子力部門は実質的には「既存原発の保守会社」となっている。
そして、このGE社のCEOが福島原発の事故を受けて「今後は原発からシェールガス、火力風力発電タービンにシフトする」と宣言した。事実上の原発事業からの撤退宣言だ。この事は昨年2012年の8月7日に日本経済新聞などで大きく取り上げられた。(既にお忘れの方も多いと思うが)
つまり、米国経済界は「原子力」は金にならず、「シェール」で世界利権を確保する、という方向に動いている。日本政府が各国へのODAの見返りで受注している「原発」は結局、外資である東芝の利益と考えているからだ。
シェールにとっての直截的な競合相手である原子力は、いまや米国にとって邪魔な存在でしかない。
これが小泉元首相の原発0発言の真意であると私は考えている。
誤解されないように敢えて書いて置くが、私は小泉純一郎と言う政治家が嫌いではない。少なくとも森喜朗なぞよりは遥かに優れた政治家だ。小泉純一郎は「政治家」として妥協点の模索ではなく、最善の道の選択と実行をしようとする人物なのだと思う。
願わくば、その最善の道の主語が「日本国とその国民」で有る事を祈る、「小泉進次郎の将来」では無く。
なんと!
前のアーティクルで「独自規格を『iPhone6』で載せて来るんじゃないか、と書いたNFC対抗の近距離通信プロトコルは既に「IOS7」で実装されていたとは。
APPLEぅ、おまえって奴は...んっとに自分勝手というか、世の中Aに非ずんば人に非ずと言うか、独裁(独占)主義というか。
既にデファクトスタンダード(特に日本では)と言っていいNFCに対抗してくるとは、ねぇ。GoogleがNFCに力入れているからって、よぉ。
だが、この技術、確かにコストや機能などで利点も多いから厄介。ひょっとして5年後には駅の改札はノータッチになっちゃってるかも。
むむむ・・・いいんで・・・しょうか。
iPhoneを最新モデルの「5S」に変えた。ミーハーにGOLDにしたので約5週間待ちとなった。幾つか、ブログに記そうと思う。
以下のコメントはauの「iPhone4S」を24か月ios5で使用し、機種変更として「5S」に変更した事を前提としている。
まずは機種変に至った動機。いわゆる「いっこ飛ばし」で「6」まで待つ選択肢も当然ある中、「5S」に機種変した理由は、大きく3つ。
1.実質無料?
巷間ではauの機種変更は他のキャリアに比べて特典が少ない=コストがかかるというコメントが散見されるが、実際には私の所に機種変更で使える12000円のクーポンが10月に届けられた。(確か有効期限は11月末だったと思う)
また、「4S16G」は下取りで15000auポイントで引き取ってくれる。ソフマップなどに持ち込めば現金に換金できるが、当然本体の状況と付属品などの有無により値は下がる。キャリアでは動作してコネクタ部の変形などなければ素のままで15000Pで引き取ってくれる。ポイントは、家族全員がiPhoneユーザーなので多くあって困る事は何もない。更にauWebショップでauショップ受け取りでオーダーすれば1500円オフ。勿論、月々割適応となる24か月間での本体購入分割金利は0。これらの諸施策を合わせれば、実質的には0円で機種変更できた感覚だ。
2.800MHzLTE
auはLTE規格が定まってからプラチナバンド帯である800MHz帯での基地局設置を進めてきた。ところが、iPhoneは「5」までは1.5GHz帯=ソフトバンクが基地局を設置してきたバンドでのLTEにしか対応していなかった。つまり、auの人口カバー率97%を誇るプラチナバンドLTEを使えるようになったのは「5S」から、という事で本格的4G(今言っている嘘物ではなく)までは、最良の環境で使用できる節目の機種が「5S」という事。(「6」も「6」SもLTEだろうし)
実際、私のオフィスでは下り20M以上の爆速で動いてくれる。
3.64bitCPU
まだ対応アプリなど無いに等しいが、上記と同じく今後の節目となる機種という事で「7」を見越して使える機種と言う選択。
上記3点の理由で機種変に踏み切った。「6」は画面サイズが大きくなってくるだろうが、24か月縛りにしているので次は、どちらにしても「6S」と思っているし、本音で言えば36ヶ月利用での「7」まで繋ぎたい。
さて、最新のiPhoneは素晴らしいパフォーマンスをしてくれているが、幾つか苦言も呈しておく。
1.Lightningインターフェィス
ios7.0.3になって、所謂サードパーティ品のケーブル(コンセントもだ)は、ほぼ全滅。MFi認証の品物以外充電すらできなくなってしまった。DOCから変更されたのは「iPhone5」からだから、何を今さら、と思われるかもしれないが、昨日まで使えていたケーブルがOSのVerUpでいきなり使えなくなるのは、APPLEらしいというか、はっきり言って嫌いなところ。勿論、発火事故や粗悪品による本体故障の誘発などへの対処、と言う言い分は判るが、ならば「iPhone5」発売当初から規制するべし。そうすれば認証品以外は出回らなかった。今、アキバ裏では、大量に「使えない」Lightningケーブルが売られている。良心的な店では「7.0.2までの検証品」とか「OSバージョンアップで使用できなくなる可能性があります」などの張り紙をしているところも有るが、多くの店では何の表示もしていない。あげくは「iPhone5S動作確認済」などといった誤認を誘発するような売り方をしている店も有る。素人はアキバ裏に行くな、と言うならわかるが、これは普通に考えてメーカーが非難されて然るべき状況と強く思う。自社専用規格なのだからユーザーへの責任を考えてほしい。
2.グローバルスタンダードに名を借りた日本市場無視
Felicaは言うに及ばずNFCすら載せてこない。ひょっとすると「6」で独自規格出すんじゃないかと言う位の徹底ぶり。ワンセグはDTCP-IP+の環境整備が進んできたので百歩譲るが、妨滴防水はモバイル=キャリングを前提とするデバイスであれば必須だろう。極めつけは日本語入力環境の脆弱さを改善しようともしない姿勢。日本語入力などは蛮族の原始的コミュニケーションと思っているに違いない。(コルァ)
そもそもストラップホールぐらいつけろ。
3.昔の自動車評論家のような「ITライター」
これはAPPLEやiPhoneの話ではないのだが、我が国の「ITライタ」さんのAPPLE礼賛のような論調は、何とかならんのか。どうも、一昔前までの「外車なら何でも優れている」と書いていた自動車評論家の様だ。「ワンタッチでロック解除やAppleIDPassword代わりに使える指紋認証は非常に便利」って、指紋認証なんて富士通の初期のスマホにも付いてでしょう。なぜ、「ようやく対応、今まで入力の苦行を強いられ、4ケタ数字の脆弱なセキュリティを押し付けられていたユーザーもやっと救われた」って書かないの?前述の日本語変換も「ios、7になってもまだ一太郎を許さずなのか、TPPの時代に」とか「容量16GBって、microSDの16GBだって1000円以下の時代だぞ」更には「純正APPの『電卓』。3÷10で%キー押すと『0.1』って、アメリカ人、どういう算数教えてんだ」とか言わないの?
まぁ、生来のAPPLE嫌いだから笑って許してください。今後も24か月はAPPLE製品使いますから。
夢の様な飛行
一眼を買ってから、昔の望遠レンズを思いっきり使ってやる機会が無かったので趣味の女房孝行がてら、入間の航空祭に出かけた。
そもそも航空祭に出向くのは初めてで、本気で航空機を取るのも初めてだったが、一日楽しく過ごせた。昨年の人出が16万人で「凄い」と言われていたが、今年はTBS系ドラマの影響も有って「32万人」と一気に倍となったらしい。
写真は松島基地所属「ブルーインパルス」の妙技(Back to Back)。
実物見ると鳥肌が立つくらいの凄さ。奇跡的にフレームに収まってくれた。(日ごろの行いか?)
10月27日に行われた「さいたまクリテリウム」に行ってきた。
ツールドフランスの運営母体を誘致して日本で最初の「ツールドフランス」を冠した自転車競技となった。大相撲の地方巡業場所みたいな感じだが、それでも日本でマイヨジョーヌのフルーム始めルイ・コスタ、サガンが見られるとあれば元自転車乗りとしては当然観戦に行く事となる。(徒歩5分だし)
来場総数20万人(主催者発表)、企業・個人からの協賛金1億5千万(赤字だが目標は達成)、心配された台風による中止も無くイベントとしては、まずますの盛り上がりとなった。(日本での自転車ロードレース史上最大の動員だろうね、たぶん)
だが、しかし、文句がある。あったまきた。
何がと言うと、主催者のさいたま市の大会運営だ。具体的には、観戦に際する道路の規制だ。
会場となったさいたま新都心は、旧国鉄大宮操車場跡地を再開発したエリアだけに、ペディストリアンデッキ始め、歩行通路と車道を原則分離した立体的な街づくりとなっている。
これは、平面的な街路で観戦するのに比べ、数多くの立体交差を観戦ポイントにすることが出来、結果として雛壇のように十重二十重となって観戦者が見やすいスタンドのような市街地環境を有しているのだが…。
何と立体交差部分での観戦は多くの場所で規制され不可。しかも、午後まで雨が降っていたにも拘らず、屋根のある側での観戦は不可とし、屋根のない所で濡れそぼって重なり合っての観戦を余儀なくされた。
北与野駅への連絡橋に至っては走行面方向に一面幕を張る徹底ぶり。その隙間から覗き見る市民、誰が誰の為にやっている税金投入イベントだ。
さいたま市のお偉いさんたちは、会場正面の貴賓席にふんぞり返っている間、雨に濡れながら狭い(本当は広い)歩道の一部に追いやられて選手を応援している市民が目に入らないか。
こんな観戦規制エリアを設計した大ばか者、一度会ってみたいものだ。
さて、デジタル暗室である。
その構築にあたって、ひとくさり徒然と思いを記す。
カメラ写真業界というのは、改めて見てみると何だか古くて新しい世界で、これがまた、凄まじく入り混じってカオスがかってすら、いる。
ま、それが(所謂)オールドファンとか、昔からの写真好きを繋ぎ止める原動力にもなっているようで、業界全体でのマインドコントロールが働いている感じすらあるのだ。
具体的に言えば「デジタル暗室」だ。全く暗くないのに「暗室」。
もっと言えば「現像」だ。
銀塩フィルムの潜像を化学変化で定着させ「像を浮き上がらせる」から「現像」なのだろうが、RAWデータをJPEG変換する作業を「現像」と言い切ってしまう事の凄さ、というか、おいおい、本当か、って誰も言い出さない事実が凄い。
マインドコントロールと言わざるを得ない。
と、いう事で、生来の凝り性にはゾクゾク来る世界だから、あっさりとマインドコントロールされちゃおう、という訳だ。(そもそも銀塩時代に暗室作業なんてしていた連中はみんな変人だからね)
で、デジタル暗室の構築。
英語では暗室はDarkroom.そのまんまだが、業界リーダーのAdobe社は自社の写真加工管理用ソフトの名称をLIGHTROOMとしており、やはり日本の陰湿な旧来懐古趣味とは違ってお洒落なもんだ。
冗長な話だが、旧暗室の構成要件をおさらいしておこう。
1.遮光 遮光カーテン、遮光換気扇、フィルムバッグ等々
2.現像用品 フィルムタンク、バット、ピンセット、薬品等々
3.光源 ダークライト(モノクロ)、引伸し機等々
4.温度管理用品 ヒーター、乾燥機、温度計水温計等々
5.水 上水道
で、デジタル暗室を作るのに必要な機材は上記の内、なし。
世の中変わったもんで、昔の機材は何も必要なし。化学反応で処理していた時代とデジタル処理では、全然違うので、機材がいらないのは当たり前なのだが、これでも「暗室作業」だの「現像処理」だの、とは言う。
で、デジタル暗室の構成要件
1.PC
2.ディスプレィ
3.プリンター
4.ソフトウェア
5.5000K照明
特殊なのは5の5000K照明くらいで、これはプリントした写真を見るための光源。高演色性蛍光灯とか言ったりもする。勿論、無くてもいい。
反面、1-4の部材は「パソコンで何かやる」ならマストアイテムって物だが、デジタル暗室って事になると個別に要求仕様が発生する。
何時になるかは判らぬが、構築の実施設計段階では、個別に要件を見ていく事にする。
デジカメの画像を保管するためにNASを構築する事にした。
とは、言っても個人宅のNASなのでRAID5を組むという訳ではない。更に、最近流行り(でもないか)のDTCP-IP+などの機能を実現する訳でもない。
目的は単純にデジカメの画像保管だ。
と、いう事なので、一番安価かつ利便性の高い方法としてリビング既設のnasneにロジテックの2TBのUSB-HDDを増設して保管庫とする事とした。
LHD-EN2000U2W 9,480円送料税込
秋葉の裏では東芝製やバッファローの2TBHDDが8千円台だったりするが、保管庫だけにDISKの信頼性に重きを置きたいという事でWD製のユニットを採用する本製品にした。
3年半前に19,800円で発売されたHDDなので、USBは2.0だが、nasneに差すのなら問題ない。筐体も今のモデルに比べてデカいが、リビングのボードに入れてしまうので関係なし、静音性にも定評があるモデル。
何よりも3年半の間に培われた利用者からの信頼性(ま、評判とか口コミですな)が購入決定の最大因。(少なくとも3年半は、ほぼ壊れていないって事)
これで9年越しに使っているDesktopの120GBHDDからデータファイルを引き上げることが出来る。こっちのDISKは「いつ逝っても不思議無し」状態だ。SCSIだし、PCの電源とかが逝っても再生するつもりもないので、今後はデータはNASメインのPCサブ的運用になる。
デジカメデータの保管、バックアップの具体的な方法はクラウドも連携させて行う事になるが、その件は、また後日。
更に、デジタル暗室の構築も考えなくてはならないが、その件に至っては「長期連載」予定。(爆)
先日、2年程度使っていたIbaffaloのbuletoothのヘッドセットが不調になった。満充電していても、すぐにシャットダウンしてしまう。
ま、明らかにリチウムイオン電池の寿命劣化の症状なので、バラして電池交換しようと試みた。リチウムイオン電池も今や700円くらいで買えるものだからだ。
ビスすら使われていない嵌め込み型の筐体をペコパコと上下分割してみたら、内部には予想通り簡素な基盤と3.7Vのリチウムイオン電池が収納されていた。
ところが、電池は所謂ソケット接続ではなく、フィルム配線から取ったリード線が半田付けで基盤に接続されていた。こら、アキバの裏で電池買ってきて「ペコ」って訳にはいかない。
ご丁寧にリード線は「赤白」が使われていたので、その気になれば安全装置つきの電池を付けることが出来るには出来るのだが、流石に身に付けるものだけに爆発するのもよろしくない。
で、すっぱり諦めてSonyのヘッドセットを買った。
もちろん、リチウムイオン電池の取り扱いは非常にデリケートだし、発火、爆発の危険の高い物だけに、ユーザによる電池交換などは、行えない、行わない仕様にしておいた方がトータルな安全性としては正解だし、メーカーのスタンスとしても正しいのだろう。
ただ、ねぇ。と、いう事は、この製品の寿命というか使用期間は、ほぼ2~3年な訳ですよ。通勤に使っていたので、満充電領域での充電を繰り返していたわけでもなく、リビングでのUSB充電の為、高温下での充電を行っていたわけでもない、つまり、普通に普通な環境での使用で約2年。
どうなんでしょ?一応、この製品3500円くらいで買ったわけです。勿論、取説にも保証書にも「寿命2年」なんて書いてはありません。販売店の説明にもありません。
どうも、「使い捨て」という考え方が、あまりにも安易に前提化された社会になってしまっているようで、それが、まぁ、どうにも、すんなりと納得できない、という事です。
P.S.
買い替えたSonyのヘッドセットにしたら、iphoneで今まで聞いていた同じ音楽が、同じイヤホンなのに低音が出て、音の分解能も上がった感じ。buletoothの機材で、こんなに変わるもんかと感心してます。これで、少しは「買い替えた意義」が出てくれました。(でも、これも2年か?)
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