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徒然なるままに日暮

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デジタル暗室 -序説-

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デジタル暗室 -序説-
さて、デジタル暗室である。

その構築にあたって、ひとくさり徒然と思いを記す。

カメラ写真業界というのは、改めて見てみると何だか古くて新しい世界で、これがまた、凄まじく入り混じってカオスがかってすら、いる。

ま、それが(所謂)オールドファンとか、昔からの写真好きを繋ぎ止める原動力にもなっているようで、業界全体でのマインドコントロールが働いている感じすらあるのだ。

具体的に言えば「デジタル暗室」だ。全く暗くないのに「暗室」。

もっと言えば「現像」だ。

銀塩フィルムの潜像を化学変化で定着させ「像を浮き上がらせる」から「現像」なのだろうが、RAWデータをJPEG変換する作業を「現像」と言い切ってしまう事の凄さ、というか、おいおい、本当か、って誰も言い出さない事実が凄い。

マインドコントロールと言わざるを得ない。

と、いう事で、生来の凝り性にはゾクゾク来る世界だから、あっさりとマインドコントロールされちゃおう、という訳だ。(そもそも銀塩時代に暗室作業なんてしていた連中はみんな変人だからね)

で、デジタル暗室の構築。

英語では暗室はDarkroom.そのまんまだが、業界リーダーのAdobe社は自社の写真加工管理用ソフトの名称をLIGHTROOMとしており、やはり日本の陰湿な旧来懐古趣味とは違ってお洒落なもんだ。

冗長な話だが、旧暗室の構成要件をおさらいしておこう。
1.遮光     遮光カーテン、遮光換気扇、フィルムバッグ等々
2.現像用品   フィルムタンク、バット、ピンセット、薬品等々
3.光源     ダークライト(モノクロ)、引伸し機等々
4.温度管理用品 ヒーター、乾燥機、温度計水温計等々
5.水      上水道

で、デジタル暗室を作るのに必要な機材は上記の内、なし。

世の中変わったもんで、昔の機材は何も必要なし。化学反応で処理していた時代とデジタル処理では、全然違うので、機材がいらないのは当たり前なのだが、これでも「暗室作業」だの「現像処理」だの、とは言う。

で、デジタル暗室の構成要件
1.PC
2.ディスプレィ
3.プリンター
4.ソフトウェア
5.5000K照明

特殊なのは5の5000K照明くらいで、これはプリントした写真を見るための光源。高演色性蛍光灯とか言ったりもする。勿論、無くてもいい。

反面、1-4の部材は「パソコンで何かやる」ならマストアイテムって物だが、デジタル暗室って事になると個別に要求仕様が発生する。

何時になるかは判らぬが、構築の実施設計段階では、個別に要件を見ていく事にする。

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