日本のモノづくり
10月
5日
ま、明らかにリチウムイオン電池の寿命劣化の症状なので、バラして電池交換しようと試みた。リチウムイオン電池も今や700円くらいで買えるものだからだ。
ビスすら使われていない嵌め込み型の筐体をペコパコと上下分割してみたら、内部には予想通り簡素な基盤と3.7Vのリチウムイオン電池が収納されていた。
ところが、電池は所謂ソケット接続ではなく、フィルム配線から取ったリード線が半田付けで基盤に接続されていた。こら、アキバの裏で電池買ってきて「ペコ」って訳にはいかない。
ご丁寧にリード線は「赤白」が使われていたので、その気になれば安全装置つきの電池を付けることが出来るには出来るのだが、流石に身に付けるものだけに爆発するのもよろしくない。
で、すっぱり諦めてSonyのヘッドセットを買った。
もちろん、リチウムイオン電池の取り扱いは非常にデリケートだし、発火、爆発の危険の高い物だけに、ユーザによる電池交換などは、行えない、行わない仕様にしておいた方がトータルな安全性としては正解だし、メーカーのスタンスとしても正しいのだろう。
ただ、ねぇ。と、いう事は、この製品の寿命というか使用期間は、ほぼ2~3年な訳ですよ。通勤に使っていたので、満充電領域での充電を繰り返していたわけでもなく、リビングでのUSB充電の為、高温下での充電を行っていたわけでもない、つまり、普通に普通な環境での使用で約2年。
どうなんでしょ?一応、この製品3500円くらいで買ったわけです。勿論、取説にも保証書にも「寿命2年」なんて書いてはありません。販売店の説明にもありません。
どうも、「使い捨て」という考え方が、あまりにも安易に前提化された社会になってしまっているようで、それが、まぁ、どうにも、すんなりと納得できない、という事です。
P.S.
買い替えたSonyのヘッドセットにしたら、iphoneで今まで聞いていた同じ音楽が、同じイヤホンなのに低音が出て、音の分解能も上がった感じ。buletoothの機材で、こんなに変わるもんかと感心してます。これで、少しは「買い替えた意義」が出てくれました。(でも、これも2年か?)