今日もいいお天気。
外に出るにはぴったりの日となりました。
そこでいま評判の「阿修羅展」に行こうと出発。
会場につくとやはり予想通り並んで並んでる人々が・・・。
30分待ちの看板が・・・。
ただ今日は連休とはいえ、
平日なのでそれでもいい方とのこと・・・。
前日の休日においては、
1万5千人の来場者があったということを考えると、
今日はまだラッキーと言えるようだ。
並んでる途中には、
給水施設が設置されていて、
冷たい水を自由に飲めるようになっている。
これはなかなか気の利いたサービスだろう。
風が若干涼しいとはいえ、
炎天下の待ち時間を考えると、
かなりこれはかなり親切なサービスだ。
結局、30分の待ち時間よりは、
早めに入場することができた。
中に入るとすぐに音声案内を借りる。
黒木瞳のナレーションで始まる。
言葉がはっきりしていて声も通るので、
非常に聞きやすい。
銀製の食器や和同開珎の貨幣。
琥珀の数珠や装飾品。
水晶柱や水晶玉の装飾品の数々・・・。
これは透明感が素晴らしくきれいだった・・・!!
そしていよいよ仏像のコーナーへ・・・。
中に入って見たとたん固まりました・・・。
素晴らしい表情を持っている。
生きているような表情で、
語りかけたくなるような雰囲気を持っている。
微妙な目の表情・・・。
リアルな額のしわ・・・。
とにかく人間の微妙な表情が生きているようだ。
これほどの描写力というのは、
人智を超えたものがあると感じさせるに十分だ。
頬の肌触りは見ているだけではあるが、
人間の頬の柔らかさをそのまま感じさせる。
若者から老境に入った者までの微妙な表情の変化が、
目を見張るほど実に見事だ・・・!!
最後に主人公の「阿修羅像」の前に出る。
この写真の顔を見て欲しい。
これは写真で実物を見た者にとっては、
似ても似つかないと言える。
これだけ別物に見えるのも結構すごいことかも・・・。
こんな雰囲気だということしかこの写真は伝えていない。
実際の表情は何かを訴えていて、
いつまでも目が離せない衝動にかられる。
すっきりとした顔立ち・・・。
阿修羅という名前にはふさわしくないような、
素晴らしい魅力的な顔だ。
左右にも顔があるのだが、
これがまた微妙に表情が違う・・・。
360度グルっと運よく一番前で見て回ることができた。
ほんとにゆっくり回っていくのだが、
そのゆっくりが早く感じてしまう・・・。
それは見ている皆さん同じようで皆止まってしまう・・・。
係員の女性が何度も歩くように即す。
最後にもう一度目の前に立つ・・・。
ほんとにこの魅力的な人の心をとらえる表情には驚くばかりだ。
なんとも言えない雰囲気の中、
一段高くなっている通路からまた眺める。
解説にもあるように、
涙をたたえているようにも見える・・・。
少し上から見るとまた表情が少し違って見える。
こういう表情を持った像を作り上げる技術は、
今の日本にはなさそうだ・・・。
1300年前の日本には存在したということだろう・・・。
なにが発展してなにが衰退したか・・・。
そこまで考えさせられる「阿修羅展」ではあった。
これ以後いつ見られるか全く分からないというより、
死ぬまでこの間近では見ることはできないだろう・・・。
一見をお勧めします・・・!!
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投稿日 2009-04-30 15:40
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投稿日 2009-04-30 15:41
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投稿日 2009-04-30 20:58
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投稿日 2009-05-01 21:18
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