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投稿日 2021-03-15 01:52
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
おいおい通り過ぎているよ あんたが探している俺は もう画面から消えているぞ てかっ 俺のこと探しいていねえよなっ ああ こりゃすでに俺のひとりごと やはり死んじまった奴のブログなんて スルーされてすでに埃の山だな あとどれくらい魂がインターネット上で 彷徨えるのだろう 検索でよく俺の一個前に出てくる...
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投稿日 2021-03-12 12:00
自律型人財育成コーチのブログ
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山田 武彦
こんにちは。 発売年は2015年と約6年も前になるのですが、本棚の片隅で見つけた気になる1冊です。 自然が見せてくれる美しい瞬間を捉えた写真の数々と その写真とともに、いくつかの心に響く詩がちりばめられていて本当に癒される本です。 ページをめくるごとに、写真の引き込まれてしまいます。 最初のページに...
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投稿日 2021-02-17 09:44
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
赤提灯のぶら下がる 路地を歩く 女たちが手を引き誘う 昨夜見た夢の続きか 書き始めた小説の続きか 揺られ渡った詩人の大陸幻想か 占い師が忠告していた 月に高笑いをする女の気配 私の罪悪感を利用し 強く首を絞め遊び出す 悪くはない 望んでいた夜だ 逃げ場所のないロマン 汚れた美しさ 終わらない夜は続く...
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投稿日 2021-01-18 06:24
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
事前にインターネットでのご依頼を ありがとうございました 真田康生さん、二十歳、学生さん リモートによる占いになってしまいますが 背後に浮かぶ中核文字を読みとっていきます それにしても 真田さんの背景画像が南国の海で開放感がありますね バーチャルと分かっていてもいいものですね はい ではカメラから少...
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投稿日 2020-12-21 20:54
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
電車に乗り込み寒さは凌げた すぐにホームボタンで指紋認証 部屋が片付かないように デバイス上の書類項目も 煩雑に散らばって ふと見る車窓からの薄暗い空 雲もまだ眠っている 寝ているものを眺めては 揺られ向かう先へを繰り返す 弱気な心 車内には 自分自身を見つめる人びと 一人一人がひとりに包まれる 細...
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投稿日 2020-11-27 06:35
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
アナログの枯れ散る寂しさを 美しさとして綴れたのなら 辛い思いはすべて うわの空に消えるだろう 貧弱な言葉が デバイスの中でグルグルと 迷いながら今を探して 同じ回路ばかり走り 摩耗して疲れた心は 青を失い茶に穴があく それでもまだ見えている 惜しみなくの光に憧れ キーボードを叩く無音に 焦りは眠り...
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投稿日 2020-11-19 23:42
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
詩集へ私を叩きつけ 砕け刺さってやる もう風に空に光に頼らず ひとつのモノになって 言葉で無いくらい 意味など無いくらい 人間で無いくらい 生きた証も無いくらい バラバラになってしまう 惜しみは微塵もない 覚悟は既に出来ている 私が今 詩集に落下している...
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投稿日 2020-11-19 20:07
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
いたい いたい ぼくがあるくと かれはさんはいう ごめんね ごめんね ぼくがとまっていうと かれはさんは おこってしゃべらない かれはさんを ふまないように よいしょ よいしょ じゃんぷしてあるくと かれはさんは さらさらとんで ぼくのくつを すりすりしたんだ...
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投稿日 2020-11-06 09:47
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
マスク着用はもちろん ヒートテックを身につけ 時にコルセットを巻いては 今年の冬に負けぬよう 守備は年々と硬くなってゆく 寒空にいた少年の日 半ズボンで過ごした強さは 内側から萎んでしまい 自分の弱音に咽せる それでも 受け入れるしかないものを 悲しんでどうするという 私がいる 課せられた今年の冬を...
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投稿日 2020-10-26 16:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
俺のテンポはズッコケている それは個性だから いいんじゃないかと思っていた でも 最近はそれが気になって仕方がない テンポがあってない気持ち悪さを覚える 遡って思い返せば 今まで俺の人生にとって 噛み合わなかった学校や社会 歯車を合わせて生きていくことを 心のどこかで 拒絶していたのかもしれない 独...