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投稿日 2022-07-03 20:50
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
またね二度と聞かぬまたねに小石の耳栓はポトンと落ち君のさよならは爽やかだった僕の中にある時計は今軒の下の雨宿りで止まって君のいない僕の時計は寂しさより静かで冷たくて瞳に波うつ涙に滲んでは君の姿を探し君への愛を考えた時君と違う時間を自ら流れることこの救いを騙されたように信じて生きて行くしか僕の中にある...
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投稿日 2022-07-03 20:23
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
倒れ込んだ夜にこのまま起きることがなくても良いかなんて思っちゃいけない気持ちよりすべて真っ黒になって良いという気持ちがくるくると回り始める気がなくなってしまうことの恐怖より脳は甘いクリームを味わいながら幸せだったかどうかも曖昧になって目が覚めた先の面倒から遠く遠くどこまでも遠く寂しさのない孤独の果て...
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投稿日 2022-05-10 21:33
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
固まった身体は痛みの中もう限界だ、と手を雲へ伸ばしどうかこれ以上、苦しまずに連れて行ってくれ張り付いた喉、膨らむ患部、激痛、縛られた意志運命は残酷に自分を躊躇なく壊して行く未練ばかりの人生でも早く早く、と声に出来ない叫びが伝わったのか医師の処方により萎えた藁を握りしめながら流し込まれた麻薬に……姑息...
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投稿日 2022-04-18 11:07
岩魚太郎の何でも歳時記
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岩魚太郎
花時雨 三寒四温 花水木花時雨とは、明るい空なのに急に降ったり、ころころ表情を変える桜の頃の気まぐれな雨のことだそうですです。
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投稿日 2022-04-12 23:49
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
あれっナナに水と餌を最近やってないなあやばいやばい今まで一日たりとも忘れたことがないのにそれにしてもどこにいるだナナ ナナ ナナ名前を呼んでみても……おいおいそこかっクローゼットの中とはどうしてこんなところにそれにしても痩せこけてしまったなごめんよ俺は何をしていたんだごめんよナナほら食べてくれ徐に伏...
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投稿日 2022-04-12 23:47
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕らが平和な時大地から雲へ涙が上がっている飛べないのに空へ手をひろげ微笑み君らが苦しい時雲から大地へ涙があふれている泳げるのに手が頬で固まり泣いて僕らの手を君らの手に添える時なんだ...
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投稿日 2022-03-27 10:55
さわログ
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さわ
平日色んなことがあってもこのオアシスで癒される会社でもオッチャンに囲まれここでもオッチャンに囲まれるそんな私の日常😆https://jp.bloguru.com/sawa
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投稿日 2022-03-14 00:29
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
飛び交う塊りの悲痛の叫びに画面が暴れ出しまだ青空を見上げていた君の微笑みが落とされてゆくさしのべる手を探しているさしのべられる手を探しているこの黒い苦しみに光る矢は救いに絶望を刺そうというのか嘆きが喉元につまる時そこにどんな声を当て叫べば血の滲みた地に再び黄色い花が咲くのだろう君からもらった種はポケ...
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投稿日 2022-02-14 07:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ごきげんようこの度はメールでお申込みいただき誠にありがとうございますコロナ禍ということもありまして字念屋もリモートでの占いを開始しています直接にご対面できないのは残念ですが画面越しでもあなたの背後にある念字は十分に見ることができますのでご安心くださいはい、よろしくお願いしますとても素敵なお嬢さまねえ...
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投稿日 2022-02-14 07:42
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
君の上着から一本の白い糸背中に垂れるそれを引っ張ってみたシュルルル君は萎み始め白い糸の先には何もなくなった僕は白い糸を捨て駅へ向かう電車の天井から一本の白い糸まさかと思ったけど引っ張ってみたシュルルル電車は夜空に吸い込まれて白い糸は風に飛んだ僕はレールを歩き自宅へ向かう玄関のドアに一本の白い糸家が消...