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投稿日 2020-11-27 06:35
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
アナログの枯れ散る寂しさを美しさとして綴れたのなら辛い思いはすべてうわの空に消えるだろう貧弱な言葉がデバイスの中でグルグルと迷いながら今を探して同じ回路ばかり走り摩耗して疲れた心は青を失い茶に穴があくそれでもまだ見えている惜しみなくの光に憧れキーボードを叩く無音に焦りは眠り世界が変わり始める馬鹿のひ...
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投稿日 2020-11-19 23:42
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
詩集へ私を叩きつけ砕け刺さってやるもう風に空に光に頼らずひとつのモノになって言葉で無いくらい意味など無いくらい人間で無いくらい生きた証も無いくらいバラバラになってしまう惜しみは微塵もない覚悟は既に出来ている私が今詩集に落下している...
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投稿日 2020-11-19 20:07
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
いたい いたいぼくがあるくとかれはさんはいうごめんね ごめんねぼくがとまっていうとかれはさんはおこってしゃべらないかれはさんをふまないようによいしょ よいしょじゃんぷしてあるくとかれはさんはさらさらとんでぼくのくつをすりすりしたんだ...
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投稿日 2020-11-06 09:47
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
マスク着用はもちろんヒートテックを身につけ時にコルセットを巻いては今年の冬に負けぬよう守備は年々と硬くなってゆく寒空にいた少年の日半ズボンで過ごした強さは内側から萎んでしまい自分の弱音に咽せるそれでも受け入れるしかないものを悲しんでどうするという私がいる課せられた今年の冬を俯かずに進んで行こうもしそ...
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投稿日 2020-10-26 16:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
俺のテンポはズッコケているそれは個性だからいいんじゃないかと思っていたでも最近はそれが気になって仕方がないテンポがあってない気持ち悪さを覚える遡って思い返せば今まで俺の人生にとって噛み合わなかった学校や社会歯車を合わせて生きていくことを心のどこかで拒絶していたのかもしれない独りよがりを自由だと思って...
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投稿日 2020-10-16 10:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
赤いよ赤いよ夕波を聴く僕がいるよ君を待つ寄せてはかえす波時計きっと僕の顔は恥ずかしいくらい赤くなりひとりよりふたり不思議と強くなくちゃそんなふうに思えるんだそして君を大好きだと叫びたくなるんだ待ち遠しい物語はどんどん僕よがりなってしまう君が現れたらちょっと遅くねえそういって照れ笑いをしてだからさいろ...
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投稿日 2020-10-09 10:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
欅の白い花たらたら解ける面影にあなたのここはどこのあそこ形が消えれば消えるほどわたしのここはどこのあそこ滴の落ちゆく冬の解ける音を誰が聴くふたりの景色をくるりと包み地に向かう廻り廻る長さわたしは天寿のどこにいるふたりの景色を春へ流してここを聴く...
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投稿日 2020-10-09 10:06
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
素っ頓狂の破れかぶれあなたに捧げるこちょこちょ作戦笑って死ねるなら幸せだろ笑わして死ねるなら幸せだろ俺は最強の擽ぐりチャンピオンになるんだ
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投稿日 2020-09-28 07:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
赤いよ赤いよ夕波を聴く僕がいるよ君を待つ寄せてはかえす波時計きっと僕の顔は恥ずかしいくらい赤くなりひとりよりふたり不思議と強くなくちゃそんなふうに思えるんだそして君を大好きだと叫びたくなるんだ待ち遠しい物語はどんどん僕よがりなってしまう君が現れたらちょっと遅くねえそういって照れ笑いをしてだからさいろ...
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投稿日 2020-09-11 20:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ぶんぶんぶん僕は羽もなければ針もない蜂。だけど飛ぶことも刺すことも忘れてはいない。飛べない、刺せないと思うかもしれないが、信じないで死んでしまうより信じて死にたいんだ。いいんだよ、僕の生なのだから好きにするさ。僕は蜂には変わりないだろ。笑われたって、弾かれたって、無視されたって、もう僕はそんな弱い蜂...