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投稿日 2020-08-03 23:17
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ケースから取り出せばぷわっとハワイアンコアの匂い波の眩しいイメージに音を合わせ南国の砂浜で指が遊ぶポロロンポロロンポロポロポロリンポロロンナイロン弦の優しさは疲れた心に可愛く明るく響く悩みイライラや憂鬱たちも想像の光にすっと吸い込まれてポロロンポロロンポロポロポロリンポロロン縦に横に波打つ模様の小さ...
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投稿日 2020-07-29 06:52
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
哀しみの涙は海に流れ青が微笑み喜びの声は空の雲となり白が飛んで怒りの尖りは夕陽に傾げ橙が踊り楽しむ心は星の輝き カラフルが咲いた分かち合う恵のスピリッツは継がれ振られやさしさが吹く...
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投稿日 2020-07-19 23:19
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
いかているよきいいすもいてんきだすひとり暮らしの母にスマートフォンを渡した始めは難解なメールばかりだったがそれでも母と繋がっていることに安心したそして週末は文字入力の練習 母ちゃん長押しになっているよ文字を打つ時にアッと言いながら押してみてよアーじゃないよ アッだよアッイッウッエッオッって感じでアッ...
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投稿日 2020-07-19 23:16
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
真っ赤なお風呂に仲良くお風呂に入った駄菓子屋では定番のすもも兄弟ちょっと酸っぱくザクっと良い音みんなの舌も真っ赤か種は溶けない飴口の中で遊ばせた懐かしさが今もここに...
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投稿日 2020-07-19 23:13
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ざっと考えてみる詩の推敲
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投稿日 2020-07-04 19:57
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
紙ひこうきのこころはもう風に乗ることは許されないようだ立体は緩んできれいな平らになろうとするここは大地なのだろう玉虫が背をくすぐり雨粒が釘を打つように叩くこんな所で声が聞こえてくるああ俺は間違いなくお父さんだった目を開けまだ生きているのかと微笑んだ...
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投稿日 2020-07-04 19:56
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
言葉を綴るようになり救われた僕がいて救われた僕は覚めることのないありがたきを抱え市場へ出かけ言葉は要らんかね言葉は要らんかねと 世のためにと大それて
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投稿日 2020-06-15 06:44
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
鉄を叩きサンダーの火花でズボンには穴を空け疲れた十代の身体にはおばちゃんの生姜焼き定食がしみたおまけの大盛りに当時は喜びだけだったけど今頃になって泣けてくるああおばちゃんの生姜焼き定食が食べたいよ...
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投稿日 2020-06-15 00:52
ぼくしのめがね
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bokushi
Your Shoes My ShoesToday I strolled a trail in my own shoes. As I walked, I stopped and saw your shoes laying on the pebbles. I thought about your shoes and where they have traveled. I tried to wiggle them on and saunter in your shoes. They were not a sauntering type of shoes and my feet began to ac...
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投稿日 2020-06-14 14:44
ぼくしのめがね
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bokushi
ある夜、わたしは夢を見た。わたしは、主とともに、なぎさを歩いていた。暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。どの光景にも、砂の上にふたりのあしあとが残されていた。ひとつはわたしのあしあと、もう一つは主のあしあとであった。これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、わたしは、砂の上のあしあ...