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"#詩"の検索結果
  • 白い糸

    君の上着から一本の白い糸背中に垂れるそれを引っ張ってみたシュルルル君は萎み始め白い糸の先には何もなくなった僕は白い糸を捨て駅へ向かう電車の天井から一本の白い糸まさかと思ったけど引っ張ってみたシュルルル電車は夜空に吸い込まれて白い糸は風に飛んだ僕はレールを歩き自宅へ向かう玄関のドアに一本の白い糸家が消...
  • 雨の入(い)る

    液晶画面にある一日のニュースはすべて読んでしまう追われる密集から逃れたい空洞存在を車窓の外に求めている今夜も雨がない此処に居る身を誰もいない湿る森に置き暗い惻隠が欲しい癒しのルーティン音楽のアプリからはひとつしか表示されない検索履歴の「雨の音」ちぃぱっちぃぱっちぃぱっちぃちぃぱっちぃちぃガラスに映る...
  • ファジィる

    僕はどうなのかそうなのかそうでないのかきっとどうでもいいのかずっとどうでもいいのかそれでもどうなのかのかのかといつまでものかのかと僕は止まるのか頭の中ではのかのかと歩くのかきっとそういうことなのかずっとどうでもいいのかそれでもどうなのかのかのかといついつまでものかのかとのかのかと僕は続くよ...
  • 枯葉の声

    風が吹くと枯葉が降って乾いた音に空洞の悲しみは響いて消える君の短い人生とここにいる僕の人生の長さ悔しかっただろう君の視線を感じ不規則な枯葉の秒針を僕は聴いているあの日を思い出してしまう一本の電話は水を失った君の冷たい身体の知らせ僕は泣き崩れ立ち上がることも出来なくなって病を隠し通したその優しさを今で...
  • 朝バッチ

    僕は輝きバッチが欲しく夢の不思議を追いかけ転べば目が覚めてなんだか朝からふにゃらかな刺激に止まらない笑い蹴飛ばされた布団は綿が散らばり自由を知ってしまう太陽光線を撫でながらもくもくもくと幸せ雲になっている言葉にはできない窓の外の青い気持ちをまだ夢に浮かぶ君へ伝えたいけど輝きバッチを追って夢中になって...
  • オジサン子ども

    私は三歳。ひとは私のことを天才児だと言うが、前世の知能がそのまま残されて生まれた人間という特殊な誕生をした。その前世でどのような生涯を得たかは全く分からない。頭の中だけがオジサン。そう、私はオジサン子ども。客観的に考察すると、まあ五十歳くらいの精神年齢であろう。知能はさほど高くないが、なんせ身体が三...
  • 夏の白

    「まさか」の鋭利たちが刺さり夏の肺は黒い空を白く身近に死を浮かせ家族の過去と未来に今を詰まらせていく軽症の私は先に隔離解除され玄関の向こうで足枷が照り返しの風に解かれ苦い汗が滴れるまだ高熱が続き酸素を欲している家族この雲がどうか消えますようにと祈り見上げている(家族たちは通常に戻りつつあります。お世...
  • 背後占い『字念屋』「咲」

    ごきげんようお入りになって涼んでください冷たいお茶をお持ちしますねどうぞお座りになってくださいそうでしたか学校で守衛さんをもう醸し出す雰囲気から生徒さんたちに好かれている様子が想像できますねそれではあなたの背後にある中核文字を見ていきましょうリラックスしてくださいはい見えました花が咲くの「咲」の文字...
  • リカバリー

    夕暮れ時の公園で呟くどうかわたしが元気でありますように紙くずがカサカサと風に身を引きずられて踊りたくないのに踊っている今は我慢とか頑張りとかを遠ざけたくてベンチに背を丸め座り黄昏れ空なんか見て浮き沈み物語は始まっては消えてゆくボールが見えなくなると賑やかな子どもたちはわたしに贅沢な時をくれるもう誰も...
  • 車窓

    疲れは揺らされそっと我に帰る時懐かしさへ入り込むいつかの切なくて涙を流したいつかの悔しくて拳を握ったいつかの楽しくて腹を抱えたいつかの嬉しくて叫んでいた想い出たちが暮れては頬を染め遠くほどゆっくり流れる景色足元を高速で流れる枕木弧を描く風意味ある重ねは窓の向こう景色と溶け込んでひとりの揺れが胸の詰ま...
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