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投稿日 2020-07-04 19:57
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
紙ひこうきのこころは もう風に乗ることは許されないようだ 立体は緩んできれいな平らになろうとする ここは大地なのだろう玉虫が背をくすぐり 雨粒が釘を打つように叩く こんな所で声が聞こえてくる ああ俺は間違いなくお父さんだった 目を開け まだ生きているのかと微笑んだ...
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投稿日 2020-07-04 19:56
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
言葉を綴るようになり 救われた僕がいて 救われた僕は 覚めることのない ありがたきを抱え 市場へ出かけ 言葉は要らんかね 言葉は要らんかね と 世のためにと大それて...
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投稿日 2020-06-15 06:44
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
鉄を叩き サンダーの火花で ズボンには穴を空け 疲れた十代の身体には おばちゃんの 生姜焼き定食がしみた おまけの大盛りに 当時は喜びだけだったけど 今頃になって泣けてくる ああ おばちゃんの 生姜焼き定食が食べたいよ...
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投稿日 2020-06-15 00:52
ぼくしのめがね
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bokushi
Your Shoes My Shoes Today I strolled a trail in my own shoes. As I walked, I stopped and saw your shoes laying on the pebbles. I thought about your sh...
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投稿日 2020-06-14 14:44
ぼくしのめがね
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bokushi
ある夜、わたしは夢を見た。 わたしは、主とともに、なぎさを歩いていた。 暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。 どの光景にも、砂の上にふたりのあしあとが残されていた。 ひとつはわたしのあしあと、もう一つは主のあしあとであった。 これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、 わたしは、砂...
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投稿日 2020-06-11 20:00
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
軒下から 雨に濡れゆく 若さは消えても 雨模様に わくわくしている 傘がなくとも 待ち人がいなくとも そこに居れば 言葉が消えてゆく たんたんたん その響きが ひんやりと弾んで 乾いたこころを 濡らしてゆく...
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投稿日 2020-06-09 02:12
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
6月にもなれば そりゃ むしむしべたべたくさくさ 紫陽花にカタツムリはいないけど テントウムシが歩いている アリさんはスキップ気味で走っている うーんうーんと耳元に近寄るカ 僕はヨイヨイヨーイと 踊るつもりないけど手を返す 背中の窪みを流れる汗は パンツのゴムのところで捕獲さ...
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投稿日 2020-06-09 01:44
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
いかてるよ きいいすもいてんきだす 最初はなんだか 言葉が凄いことになっていたけど それでも充分に通じた 母は 実家で掃除、洗濯、野菜作りと 元気に過ごしているが 八十歳を越えて心配になり スマートフォンを渡した 母ちゃん メールを教えるから 毎日なんか送ってくれ なんでもいいよ 「生きているよ」で...
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投稿日 2020-06-05 10:25
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
詩のマクラも ひんやりと涼しげだったり いきなり雷が光って びしょ濡れにされたり 入り口はワクワクするのだ 詩のサゲは ちょっと微妙な感じだ 言いたいこと 伝えたいことを すべて語ってしまえば 読み手が完成させる作品の 楽しみを奪ってしまう 「………………」へ 誘うサゲもある...
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投稿日 2020-06-03 09:39
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕は最近 自分を測っている どうやら地図を作るには 必要みたいだ しかし正確に測るには ひとと比べてしまう 悪い癖がある そして デカ過ぎる地図を作っても 歩けなければ意味がない 小さすぎても ぜんぜん面白くもない 地図を片手に いずれ旅に出る まずは 僕を正直に測ることから...