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投稿日 2019-02-19 09:18
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
初心を忘れたミス 言い訳をすればするほど 端折った業務の怠惰の露呈 頭を下げた時に 自分の中にいる神さまを初めて知る 何が大事でどうあるべきか 聞こえ始めては 過ちを素直に受け止めて...
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投稿日 2019-02-18 17:26
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
どうしたの いつもの君とは違うね ふーん 金魚になったんだ 一点を見つめて ゆったりと泳いでいる その姿も悪くはないけど 突然のことで僕は開いた口が 塞がらないよ えっ 僕も一点を見つめているって あれっ 腰がくねくねしてきた あれれあれれ 金魚になったのか なっちまったようだ 人間さよならってこと...
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投稿日 2019-02-16 11:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
へへっ へへっへっ たぶんそれっ ヘっヘっ さたでーもーにんぐ 聴いているよ 雑務を 丸テーブル載せ へへっ いえっいえっ たぶんそれっ いええっ 瞳は 丸テーブルに反射させ 進むよ進むよ さらさらへへっ 締め切りを 丸テーブルに載せ たぶんそれっ いえっいえっいえっ へっへっ じゃすとふぃーりんぐ...
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投稿日 2019-02-14 06:22
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
おはよう チョコ、どうぞ 昨夜からの コンビニバイトの若い兄ちゃんと 早朝に挨拶を交わす 赤髪の兄ちゃんは二年くらい 二日に一回ほど働いている なかなか出来ないことだ 大学生かバンドをやっているのか いつも明るく元気をもらう レジ袋にチョコがふた粒 ありがとうと揺れて...
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投稿日 2019-02-13 06:44
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ずいぶんと若さも なくなった気がする この寒さの中に 放り出されたままなら すぐにでも死に絶えそうだ しがみついて生きている まだ自分の存在に 他者からの存在に ひとりの存在ならば 寒いとも思わないだろう すぐにを望むだろう それでいいんですか そんな言葉などは 吐く息のように消えるだろう まだ温も...
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投稿日 2019-02-10 16:01
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
静かな静かな静かな街で ひとり哀しい心が歩いている 望んでいたのかもしれない 望んでいなかったのかもしれない もう忘れてしまった始まりに 降り始めている寂しさに哀しい 賑やかな賑やかな賑やかな街で 僕は汗をかき走っていた 振り返ることなど知らずに 大事にしていたのは無邪気とか無能 そのまま進めたのな...
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投稿日 2019-02-10 00:24
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
天から手がずるずると伸びて来て 布団の中にいる私の首と腰を撫でていった なんとも温かくやさしい手 もう歩くことなど出来ないと思っていたが あの日から痛みが溶け出して 身体が動きだした 確かあれは手術して一週間後のこと よく知っている手の感触だった...
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投稿日 2019-02-06 20:10
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
空から落ちてくる哀しみ 受け止める傘など役に立たず 空から落ちてくる哀しみ 君が居ないというのに 紛れ落ちてくる君の笑顔 落ちてくる哀しみと君の笑顔...
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投稿日 2019-02-04 10:16
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
月曜の通勤時間だというのに 朝から詩なんか書いて 涙を流しているんだから 今週、大丈夫か自分 ああ、かっこ悪いから 指で拭ってみると そんなにきれいな涙ではなく だんだん哀しさに冷め 今度は微笑んでいるんだから 今週、大丈夫か自分 たぶん大丈夫 きっと大丈夫さ 今まで根拠のない自信に 助けられて生き...
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投稿日 2019-02-04 09:59
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
余命も知らず 君が逝ってしまったことを どうしてなんだよ と、今でも言いたい 私がただ自分の気持ちばかり 考えているからだろう けれど、どうしても 君の優しさは友として 納得できていない そして、君にとって私が友でないという 馬鹿なことを考えたりする おい、なんとか言ってくれよ...