-
投稿日 2019-02-10 16:01
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
静かな静かな静かな街でひとり哀しい心が歩いている望んでいたのかもしれない望んでいなかったのかもしれないもう忘れてしまった始まりに降り始めている寂しさに哀しい賑やかな賑やかな賑やかな街で僕は汗をかき走っていた振り返ることなど知らずに大事にしていたのは無邪気とか無能そのまま進めたのなら孤独なんて寄せつけ...
-
投稿日 2019-02-10 00:24
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
天から手がずるずると伸びて来て布団の中にいる私の首と腰を撫でていったなんとも温かくやさしい手もう歩くことなど出来ないと思っていたがあの日から痛みが溶け出して身体が動きだした確かあれは手術して一週間後のことよく知っている手の感触だった...
-
投稿日 2019-02-06 20:10
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
空から落ちてくる哀しみ受け止める傘など役に立たず空から落ちてくる哀しみ君が居ないというのに紛れ落ちてくる君の笑顔落ちてくる哀しみと君の笑顔
-
投稿日 2019-02-04 10:16
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
月曜の通勤時間だというのに朝から詩なんか書いて涙を流しているんだから今週、大丈夫か自分ああ、かっこ悪いから指で拭ってみるとそんなにきれいな涙ではなくだんだん哀しさに冷め今度は微笑んでいるんだから今週、大丈夫か自分たぶん大丈夫きっと大丈夫さ今まで根拠のない自信に助けられて生きてきた訳だしこのスタイルは...
-
投稿日 2019-02-04 09:59
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
余命も知らず君が逝ってしまったことをどうしてなんだよと、今でも言いたい私がただ自分の気持ちばかり考えているからだろうけれど、どうしても君の優しさは友として納得できていないそして、君にとって私が友でないという馬鹿なことを考えたりするおい、なんとか言ってくれよ...
-
投稿日 2019-02-04 08:44
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
自分が可愛いという体裁の言葉をあなたから投げ掛けられた気がしてそれをどうやって優しさだと思い込み聞けば良いのだろうか本音を全て向けられてあなたとの社会が壊れてしまう方がもしかしたらスッキリと生きられるかもしれないしかしそれほど自分が強くもないのだから切れるわけもなく変わることもなく羽織っているのは薄...
-
投稿日 2019-02-01 21:52
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
その記憶はいいイメージだ公共の場であのニオイを嗅ぐことがあるもう五十年近く前のことだが誘う記憶から幼稚園児だった頃にあった不安定の中安心に触れるような空気感が蘇る淡く甘い懐かしいニオイの元は探らない名も知らないニオイと顔の思い出さない先生でいい先生のいいニオイ...
-
投稿日 2019-01-31 20:53
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
風に吹かれ皺くちゃな弧を描きポチッと小さな声が誰に響くことなく消えてゆくのがなお寂しい僕は何処へ行く川面の枯葉だからどうかお願いこのままずっと揺れる面影を浮かべたまま流れ流れ流されて僕は何処へ行く川面の枯葉...
-
投稿日 2019-01-30 00:35
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
十円玉を入れ間違い電話すみません、といって消える十円もう財布には十円玉が一枚もう間違えることはできないおう、齋藤かああ、ちょっと待っててそう言われこれは十円ではもたないなんだよ百円玉投入かああ、ごめん急用が入ってガチャお釣りの出ない哀しいさを何度味わったことだろう...
-
投稿日 2019-01-27 15:26
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
人が倒れている時1大変だ人が倒れている誰か救急車を呼んでくれないか急いでくれ意識がなくなっている2人が両手をひろげ地球を抱いている誰か牧師さんを呼んでくれないか急いでくれ愛し合っている...