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"#詩"の検索結果
  • #バレンタイン詩

    おはよう チョコ、どうぞ 昨夜からの コンビニバイトの若い兄ちゃんと 早朝に挨拶を交わす 赤髪の兄ちゃんは二年くらい 二日に一回ほど働いている なかなか出来ないことだ 大学生かバンドをやっているのか いつも明るく元気をもらう レジ袋にチョコがふた粒 ありがとうと揺れて...
  • 大寒

    ずいぶんと若さも なくなった気がする この寒さの中に 放り出されたままなら すぐにでも死に絶えそうだ しがみついて生きている まだ自分の存在に 他者からの存在に ひとりの存在ならば 寒いとも思わないだろう すぐにを望むだろう それでいいんですか そんな言葉などは 吐く息のように消えるだろう まだ温も...
  • 遅すぎた街

    静かな静かな静かな街で ひとり哀しい心が歩いている 望んでいたのかもしれない 望んでいなかったのかもしれない もう忘れてしまった始まりに 降り始めている寂しさに哀しい 賑やかな賑やかな賑やかな街で 僕は汗をかき走っていた 振り返ることなど知らずに 大事にしていたのは無邪気とか無能 そのまま進めたのな...
  • #福詩

    天から手がずるずると伸びて来て 布団の中にいる私の首と腰を撫でていった なんとも温かくやさしい手 もう歩くことなど出来ないと思っていたが あの日から痛みが溶け出して 身体が動きだした 確かあれは手術して一週間後のこと よく知っている手の感触だった...
  • #笑顔詩

    空から落ちてくる哀しみ 受け止める傘など役に立たず 空から落ちてくる哀しみ 君が居ないというのに 紛れ落ちてくる君の笑顔 落ちてくる哀しみと君の笑顔...
  • 情緒上乗

    月曜の通勤時間だというのに 朝から詩なんか書いて 涙を流しているんだから 今週、大丈夫か自分 ああ、かっこ悪いから 指で拭ってみると そんなにきれいな涙ではなく だんだん哀しさに冷め 今度は微笑んでいるんだから 今週、大丈夫か自分 たぶん大丈夫 きっと大丈夫さ 今まで根拠のない自信に 助けられて生き...
  • 十三回忌

    余命も知らず 君が逝ってしまったことを どうしてなんだよ と、今でも言いたい 私がただ自分の気持ちばかり 考えているからだろう けれど、どうしても 君の優しさは友として 納得できていない そして、君にとって私が友でないという 馬鹿なことを考えたりする おい、なんとか言ってくれよ...
  • 距離

    自分が可愛いという体裁の言葉を あなたから投げ掛けられた気がして それをどうやって優しさだと思い込み 聞けば良いのだろうか 本音を全て向けられて あなたとの社会が壊れてしまう方が もしかしたらスッキリと生きられるかもしれない しかしそれほど自分が強くもないのだから 切れるわけもなく変わることもなく ...
  • #ニオイ詩

    その記憶はいいイメージだ 公共の場であのニオイを嗅ぐことがある もう五十年近く前のことだが 誘う記憶から幼稚園児だった頃にあった不安定の中 安心に触れるような空気感が蘇る 淡く甘い懐かしいニオイの元は探らない 名も知らないニオイと顔の思い出さない先生でいい 先生のいいニオイ...
  • ‪風に吹かれ‬ ‪皺くちゃな弧を描き‬ ‪ポチッと小さな声が‬ ‪誰に響くことなく‬ ‪消えてゆくのがなお寂しい‬ ‪僕は何処へ行く川面の枯葉‬ ‪だからどうかお願い‬ ‪このままずっと‬ ‪揺れる面影を浮かべたまま‬ ‪流れ流れ流されて‬ ‪僕は何処へ行く川面の枯葉‬...
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