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投稿日 2019-01-01 13:36
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ずいぶんと元日の日は高くなった家族はアウトレットで買い物私は寒空の下ビニールハウスのような休憩所でストーブにあたり背中からは暖かな陽射しを浴びている今年初のエネルギーをいただき濃いココアをちびりちびり飲んでこどもを抱っこしたり遊ばせたりそんな必要も無くなって二時に集合なっ、で自由行動手が掛からなくな...
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投稿日 2018-12-29 12:53
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
トンネルを抜けるとそこは君のやわらかな手だった僕は一生けんめいに山をつくりくずれやすい砂にトンネルを掘ったただ好きな女の子に「すごい」と思ってほしいためにおっちょこちょいの僕が失敗しないように丁寧にやっているできたトンネルに手を入れると……...
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投稿日 2018-12-28 12:10
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
疲労と寒さで硬くなった足が電車のシートから温められ今日の姑息を、一年の姑息を意味があるようかのように流れ始め電車の一部となり労わりながら進んで行く積み重ねられた日々の丘から来年は天命を知り納めることのできる根源を眺められる...
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投稿日 2018-12-27 20:53
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
大人って?大人になりなさいって言うあんたはすでに自分が大人だと思っているようだねピーターパンか、シンデレラかなんでもどこかに人をどこかに嵌め込み言葉で刺そうとする自分に疑問がないあんたも大人になりなよ俺も一緒に付き合うぜあんたも俺も子どもむき出しなんだけどえっ、そこっ、怒るところ?...
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投稿日 2018-12-27 06:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
まだ日は出ていないが今年最後の一般ゴミを捨てもう来年に出す貯まるゴミを想像しチンケな頭の中はなんだか虚しく今年も劣化する身体の変化に狼狽ながら受け入れながら駅までのホット缶コーヒーを鼻の下にあてほっぺにあてすぐに飲んでしまえば温もりも消えるわかっているけど流し込むのは終わってしまいたい衝動が要求して...
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投稿日 2018-12-26 07:02
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ぼくが歩くと「もっとむねをはりなさい」おとなにいわれた空を見て歩くと「しっかり地を見て歩きなさい」ちがうおとなにいわれた下を見て歩くと「まえを見て歩きなさい」ちがうおとなにいわれたないて歩くと「なくんじゃない」ちがうおとなにいわれたおとなはだれも「どうしたんだい」といってくれない...
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投稿日 2018-12-26 06:29
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
アウト、セーフ、ヨヨイノヨイ!じゃん拳をして負けた者が服を脱ぐ大人たちが盛り上がっているテレビがあった坂上二郎が負けると野次が飛ぶ女優さんが負けると歓喜の叫び学校でも流行って気がつくと自分がパンツ一枚になっているヤバいと思った時にチャイムが鳴りホッとした想い出(野球拳)...
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投稿日 2018-12-25 06:31
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
おい、今日はクリスマスだぞケーキを食べるだけの日になり気がつけば大人になっている息子俺には関係ない日だよそう言って部屋に戻っていくはしゃぎ回る子どもらを想い出しちょっと寂しくなるサンタさんへの願いはなく部屋からは「恋人はサンタクロース」が聞こえてきた...
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投稿日 2018-12-24 14:06
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ほんとうに天国に居たんだね、ナナおいおい、そんなに喜んで飛びつくなよ地上に落ちてしまうぞナナ、ずいぶんと若くなっているなすると俺も若くなっているのかほうほう、手のシミがなくなっているおっとと、足元に茶々がいるじゃないか相変わらずスリスリしてあんな事故でここへ来ることになってゴメン、許してくれるかおお...
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投稿日 2018-12-22 10:16
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
自分が嫌いになった時どうにもこうにも立ち上がれないでも自分が嫌いになった正直さはけして悪いことではないと思うひとりでないという証拠だあれもこれもそれも敏感に反応してしまうが無理に自分を好きになるよりも嫌いな自分に慣れながら...