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投稿日 2018-12-06 01:41
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ちんとんしゃんは傘もなくぺんぽんぴんの所へ行きましたちんとんしゃんは濡れていましたぺんぽんぴんも濡れていましたちゃんちゃんちゃんとはねる雨るんるるるるるんとつないだ手...
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投稿日 2018-12-06 01:12
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
今、何時ですかその前に今日は何月何日ですか今、何年ですか此処はどこですかそれに私は誰ですかあなたは誰ですかなんだか落ち着かないのですが今、何時ですかどうしてあなたは笑っているのですか私に何かご用ですか今、何時ですかどうしたのですか私今、私は誰ですか私、何時ですか...
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投稿日 2018-12-04 10:04
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕が歩くと「もっと胸を張りなさい」大人に言われた空を見て歩くと「しっかり地を見て歩きなさい」違う大人に言われた下を見て歩くと「前を見て歩きなさい」違う大人に言われた泣いて歩くと「泣くんじゃない」違う大人に言われた大人は誰も「どうしたんだい」と言ってくれない...
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投稿日 2018-12-03 10:06
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
カレンダーはヤバいこの言葉はダジャレの宝庫だからああ、言ってしまいそう我慢、我慢、ここは我慢だ空気が凍ることは知っているししかも詩なのだから絶対に言っては駄目だ……でも詩は自由なはずだならっダレンダーボクンダーオレンダーキミンダーそしてカレンダー五人揃ってダジャ連打ー!...
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投稿日 2018-12-03 07:33
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
君自身の真実なら怖くない語り出せばいい才能や規模の大きなではなく情熱を知っているから漲る思いは我々への贈り物になる
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投稿日 2018-12-01 19:06
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
旅に出ましたとっても寒いですこんなに辛いなんて思わなかったのですそして寂しい僕はこの旅で辛い時に助けを求める人間になれると思ったのですが変わりません旅に出て景色が変わっても僕はそのままです変わりたいと思う気持ちが大きくなっただけでも意味があったと思いたいです雪が落ちてきました誰かと話したいです...
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投稿日 2018-12-01 17:00
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
真っ直ぐに進んだ光がベンチに座る僕の足を温め幸せは青い空に浮かんでいる任せる気楽さは自分を知っている日々の荒れた呼吸も忘れこの連続が生きている波の模様として大切な時間は大切にしたい思いも大切にされたい思いもなくただぷかぷかとした微睡む心地よさ帰るところは忘れやしない真っ直ぐな光に誘われ僕はどこまでも...
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投稿日 2018-12-01 11:12
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
バイクで北へそして怪しい旅館に泊まるああ、ここは駄目だ俺の精神に入り込む怨霊のにおいもう風呂に入らず寝てしまおう恐怖よりも疲労が優っている今のうちに顔だけは洗いたい暗い洗面所の蛇口をひねり水に体温を感じるふと鏡を覗くとこの世の顔ではない俺がいた...
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投稿日 2018-11-29 22:45
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
とある詩の月刊誌は、ほぼ詩や評論、座談録で編成された本。他の月刊誌はすべに詩以外の記事が多くなっている状況だ。詩だけで勝負しているその本の定期講読数は七百数十冊という。書店で購入された本も千冊を下る。二千冊を発行しても余る状況だ。利益はないのかもしれない。いつ廃刊になっても不思議ではない。詩集を手掛...
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投稿日 2018-11-28 11:23
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
最初は勢いよく時間を踏み込み躓き転び瘡蓋を弄る疲れ知らずの童謡はタラッタタラッタ晴天の行進綻ぶ日々に一段飛ばし二段飛ばし螺旋階段を上る事に疑問を持つ上下左右を確認しながら風の中で自分の位置を知る狼狽え進む時間が回り出し 観念と足掻きの二重螺旋を行く人事を尽くし粉にする身堅実に我以外の為に息を吐き幸福の意味を咀嚼し始める未だ見えずの日々も陽が差し足の限界に手摺りを掴み目指す一段一段の含意が浸透する螺旋階段をただ上がる事に消す不安天を目指す顔は美しく皺皺連なり進む列を和ませ時間に強かさを得て天辺へ...