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投稿日 2018-10-30 19:35
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
奴等はクソ野郎だ。間違いなくクソ野郎だ。パンクロックの何が 悪い、俺たちが最高って感じている世界を消そうとした。学校は クソだ、奴等は最低のクソ野郎だ。 そして、俺たちは負けないくらいクソ野郎だ 「お前たち、また文化祭で雑音バンドをやるのか、もういい加減 に真面に生きようと思わないのか。あれは音楽じ...
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投稿日 2018-10-30 06:54
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
伝えよう 伝わった の間は加速した 満たされよう 満たされた の間は加速した 待とう 待った の間は加速した 物事を詰め込み 加速する時間 生まれた 死んだ の間は加速するのか 最近 退屈が埋まり 時間が短くなった...
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投稿日 2018-10-29 11:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
先生の目を盗みながらノートに さっさっさとぐちゃぐちゃな字で 詩を書いている 自分しか読めない字 もし取り上げられても…… おっとバレたか ヘッヘッヘッ読めないだろ先生 つまらない授業を受けている 苦痛な感じを詩に書いているんだよ ヘッヘッヘッ...
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投稿日 2018-10-29 06:05
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
風の指が頬を撫で 流れる行き先は懐へ向かう 静かな夢の中は香りで満たされ 忘れよう涙が顎を歩む 帰る今の私が立つ此処 彼処ではなくやはり此処だった 土に染み込む情け玉は 拡がらずに慰めを知っている 遠くから焼け延びた斜めに 私も包まれる寄り添いの優しさ 我儘に振る舞ってしまった愚蒙を 紅く染まる感情...
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投稿日 2018-10-27 06:32
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
相変わらずの雨がいい 包まれている響き 冷たく染み込んできても 守られているように 裏切りのない惻隠 相変わらず落ちるのがいい すべて落ちては流れ 初めから決まった道を みんなが同じように進む 悩みのない小さな波 このままずっとがいい また会えるなんて 寂しくなりたくないから...
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投稿日 2018-10-25 17:17
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
父の三回忌以来だろうか 久しぶりに兄と会う 独身の兄は昨夜に腹痛があり 虫垂炎ということで緊急手術した 私は今朝、職場である程度仕事をこなし 早退して入院先へ向かった 腹膜炎はなく虫垂の切除だけで済み 立ち上がるときに痛いと言うぐらいで 元気そうであった 病室の窓からは秋桜が一面に広がっている 特に...
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投稿日 2018-10-24 06:52
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
何をしたの夏の空 ただ汗をかき狼狽えた 今はすでに秋の空 澄んだ色に僻むばかりの どうにかしよう僕の空 雨でもいいから其処にある どうにかしよう僕の空...
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投稿日 2018-10-23 23:16
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
原子量の基準は僕だ 僕は1を12個持っているから じゅうに、じゅう、に じゅん、に、純2、だから純二って名前 (無理ありっ) 僕12が12gあると そこに純二原子が6.02×10の23乗個ある これが1モルという物質量の定義 言いたいことは 宇宙には僕がいっぱいってことだ それだけ それなあ〜...
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投稿日 2018-10-22 17:15
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
汚れない楽しみは 悲しみを隠すのではなく 汚れない楽しみは涙の乾いた たとえば折り紙の飛行機 汚れない楽しみは 苦しみに耐えるだけでなく 汚れない楽しみは のぞみのぞんだシャボン玉 汚れない楽しみは 知らぬ先の先の先あたり 汚れない楽しみは なすところもなく笑いだす...
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投稿日 2018-10-21 21:22
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
リサイクルされるはずのプラごみが クジラのお腹からたくさん出てくる ケニアは法律でポリ袋の使用を禁止 日本のプラごみ排出量はアメリカに次ぎ二位 ガムやおにぎりをひとつ買ってもレジ袋 還元されないモノは将来を壊す 過剰、便利さにどっぷり浸かるほど世界は汚れてゆく...