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"#詩"の検索結果
  • 偽物という本物を忘れて

    一流、二流、三流 どれが本物だろうか 一流が果たして本物だろうか 才能を惜しみなく発揮し 努力も忘れたりしない 表現豊かで楽しませてくれる そんなひとだけが本物なのだろうか 私が本物と思っているひとが 彼にとっては二流、三流かもしれない 彼が一流と思っているひとは 私にとっては二流、三流かもしれない...
  • 埼玉詩人会 2019『詩人サロン』で学生の朗読を募集!

    こちらのブログをご覧になっている学生さんで、詩の朗読に興味を持っている方がいるかもっ、ということで募集要項を貼り付けてみました! 「ピアノ」と「詩の朗読」のコラボイベントです! ぜったいにいい経験になりますので、学生さん、お待ちしております!...
  • #僕という根拠

    時間は僕を試すように チクタクチクタクと笑いながら そして外の空を眺め 道をなくした僕は何かに責任転嫁し 自分をいい子いい子しながら そして懸命に次を探し まだ知らぬ根拠が抜けない限り 僕であろうとしながら そして今日も生きている...
  • 抜けない根拠

    僕の中途半端な夢は抜けて行く 時間が経てば自転車のタイヤみたいに そして走れなくなって 時間は僕を試すように チクタクチクタクと刻みクスクスと笑い そして外の空を眺めて 道をなくした僕は何かに責任転嫁し 自分をいい子いい子しながら そして懸命に次を探して 根拠が抜けない限りまた進めるのだから 僕が僕...
  • #草野心平詩

    空があっての富士山 だからただの台形でない ギョロと見えている 田んぼだったり小川だったり 池だったり草野にいるから 僕という蛙が聞こえてくる 景色の中にいてそのまた中は るるるるるるるるるるる 僕の心が鳴いている...
  • #アパート詩

    十八に家を出た 茶色いアパートには箪笥すらなく 布団と冷蔵庫くらいしかなかった 一度、母が来た 四畳半の真ん中にちょこんと座り とても寂しそうな背中が語っていた こんな侘しい暮らしをして、と 今でもあの時の母を想い出すと胸が痛くなる...
  • こころおぼえ

    ひねくれ過ぎた赤トンボ 夢みる蜘蛛の糸ピカりん 草むらいつかの匂いして 想い出絡まりここはどこ 小焼け喰われ真っ赤かっ ほっぺに優しく映したら 何から何まで真っ赤かっ 暮れてしまえば黒トンボ...
  • #いいよ詩

    僕が「いいよ」って言う時 君が喜ぶためなら 僕が我慢しようと思う でも表情に出てしまうのだろう 君は「よくない、ってことね」と 僕の「いいよ」は格好わるいし まだまだ乏しい演技力 それに「だめだよ」と言って 君に嫌われたくないと思っている ああ未熟、ちっぽけな僕...
  • バキュームな三丁目

    どうしたの いつもの君ではないみたいだ なんだろう金魚みたいに 一点を見つめてゆったりと くねくねしている姿は悪くはないが 突然のことで僕は開いた口が 塞がらない感じだよ なんだ僕も一点を見つめているって おかしいな腰がくねくね あれれあれれ金魚になったのか なっちまったようだ まあ悪くないような気...
  • #犬詩

    もう居なくなって四年が経った ナナは夢の中で会いに来てくれる だけど触れることの出来ない距離をおき 表情から気持ちが読み取れない まだ寂しいよ こんなに時間が経っているのに 真剣にいつの日か 向こうの世界でナナに会えると思っている そして思いっきり抱きしめるだろう...
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