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"#詩"の検索結果
  • 生徒諸君に寄せる/宮沢賢治

    中等学校生徒諸君諸君はこの颯爽たる諸君の未来圏から吹いて来る透明な清潔な風を感じないのかそれは一つの送られた光線であり決せられた南の風である諸君はこの時代に強ひられ率いられて奴隷のやうに忍従することを欲するか今日の歴史や地史の資料からのみ論ずるならばわれらの祖先乃至はわれらに至るまですべての信仰や特...
  • 炊事の詩

    風は強し身体を揺らしながら帰宅もう誰もいないリビングのテーブルにiPadを置く鍋の蓋を開けると昨夜に仕込んであったカレーがすでに底が見えそうだココナッツミルクをたくさん入れやさしい味になっていた好評でなによりこんなことで炊事父さんは嬉しい私はカレーライスと昨夜のおでんを突っつくおでんはイマイチ不評な...
  • 今日は晴れるって

    二月のどんより空朝のゴミ出しに風がご挨拶まだまだ寒いでしょと、冬の口からはき出され天気予報では今日は二十度まで気温が上がるとか雲の切れ間さえわからない空ほんとうだろうか疑いの朝を晴らしてくれ寒さに気負うことも忘れるからあれれまた布団の中に入ってどんより空を思い出してはグレイな重さや寒さを少し楽しむ自...
  • 詩/初

    初の詩人会へ。初めて詩人たちに会う。そして、初めて人前で自作の詩を朗読。まあ、読めた。たぶん詩の内容は伝わったと思う。会が終わり、トイレへ。便器の隣りに貫禄ある詩人。「良かったよ、詩」初めて口頭で詩を褒められた。「出だしの2030年、っていうのがいい。みんな過去ばかり詩にする。ああ、俺も未来の詩を書...
  • 拒絶の詩

    伝えたいことを伝えるようとする靄がかかっていても詩表現の景色ごと覗くことができればよい詩は自由に表現してこそ文藝の世界だとは思うが最近、妙に引っかかるクイズのような詩が俺に拒絶を膨らませては溜息をつかせている...
  • 追いかけて来る

    村に偏見のある時代俺はいつも追いかけられていた泥を投げられ、石を投げられ人間の底の底村で何か起きれば全て我々家族が悪くて違うなんて言えない頭を下げることで受け容れれば我が家になんとか仕事は与えられる子どもの頃は毎日のように村人に追われ俺は頭がイカれたふりをして反発せずなんとか生きていけたいつも追いか...
  • ふあふあ

    ちょうど真ん中あたりにいるようだそれもなんとなく、そんな感じで私は良い人なのか悪い人なのかちっともわからないけどまあ、どうでも右へ進んでいるのか、左へ進んでいるのかそれとも進んではいないのだろうかまあ、どうでも良いことはどうでも良いそういうことでどうでも良い何のための何さえ思い出せず何となくふあふあ...
  • 超越の微笑み

    二十五年前のこと母が入院して抗がん剤治療をしていた介添えのために病室へ顔を出すと苦しい筈なのに息子の私を見て微笑む私は入院で必要な物品を買いに地下の売店へよく行ったその時に両足のない青年が車椅子で来店する姿を目にした太ももには包帯が巻かれている彼は店員さんに「こんにちは」と言って微笑んでいたとても足を失ったばかりの表情ではない自分にさえ憫然たる心もちであろうに……自分がその状況だったらあの振る舞いができるだろうかいや、そんなことは到底無理だそれから四ヶ月が過ぎた……母の抗がん剤による副作用は凄まじいものだった髪の毛は抜け、爪はボロボロになり口の中は荒れて穴があき痩せこけて震える手でご飯を食べれ...
  • 石垣りん さんの朗読

    ツイッターをしていると、石垣りんさんの朗読をしている動画に出会う。いいな、自然に朗読している。しかも上手で聴いていてとても情景がわく。そしてやさしい声。めちゃ上手い。感情を素直に表現する。勉強になりました。こちら、石垣りんさんの朗読されている動画。 ↓https://youtu.be/562vKe0tTkQ
  • 潜在的衝動

    我が身のように感じながらも握り潰したい衝動に駆られだが壊れた夢を描くのは決して悪の華でないことを私は知っているのだそれは生まれた自然と朽ちてゆく必然があるのだから今さら驚くことではないそれを真実の美しさという社会の道徳では埋めきれない運命の先天的生物感立って倒れるその過程には組み込まれた超自然が主軸...
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