潜在的衝動
2月
18日
我が身のように感じながらも
握り潰したい衝動に駆られ
だが壊れた夢を描くのは
決して悪の華でないことを
私は知っているのだ
それは生まれた自然と朽ちてゆく
必然があるのだから
今さら驚くことではない
それを真実の美しさという
社会の道徳では
埋めきれない運命の先天的生物感
立って倒れる
その過程には組み込まれた
超自然が主軸となって色褪せて
握り潰す
美しい心象を求めてしまう
手のひらで一生を粉々にする
完結したい人間の潜在した衝動
自分の一生を握り潰したくて
傍観する人間社会に
手の震えが止まらない日々