-
投稿日 2016-10-01 21:10
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者の作品として、神戸を舞台とした、『無痛』では、強烈な印象を持ちました。 本書『嗤う名医』には、天才的心臓外科医の隠された顔、最高の治療の為には誰にも妥協を許さない名医、患者の嘘を見抜いてしまう医者など、現役の医師が皮肉を交えて医療に携わる人間を描く、ブラックユーモア十分の短篇が6篇納められており...
-
投稿日 2016-09-28 21:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者の作品としては、 『真友』 以来4冊目になります。 和食研究家<水谷有明>は、スーパーマーケッを展開する「オゾングループ」が和食レストランチェーンを作るに当たり、メニュー監修を依頼されます。 父が糖尿病で、糖質制限の結果が良好なことを知り、炭水化物を制限した料理を提案しますが、オゾンの社長のOK...
-
投稿日 2016-09-25 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者としては、前回に読んだ農業問題を基本とした 『幸せの条件』 と同様に、手慣れた警察小説とは趣を変えて今回はマスコミの社会をリアルに描いた作品です。 「キュロス」のテレビコマーシャルに登場する女性タレントが誰なのかわからず、各種芸能記者は、素性を暴くべくやっきになっています。 たまたま所属タレント...
-
投稿日 2016-09-22 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
<根岸肥前守>を主人公とする<耳袋秘帖>シリーズは、<妖談>シリーズと、<殺人事件>シリーズの二つに大きくわけられ、本書は、<サツジンジケン>シリーズの第一作目にあrたります。 冒頭はまだ<根岸>は、勘定奉行ですが、南町奉行への役替えに、62歳という年齢に悩む場面から始まりますが、その後...
-
投稿日 2016-09-19 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
誉田哲也といえば、アグリッシな女刑事を主人公に据えた、 <ジウ>シリーズ や、 <姫川玲子>シリーズ の刑事小説の印象が強いのですが、本書は畑違いの「農業」を主題にしています。 お気軽に片山製作所勤務の<梢恵>は24歳、恋も仕事も中途半端にこなしてきています。発明家を自負する社長から、突然「バイオエ...
-
投稿日 2016-09-18 20:28
日常のつぶやき~この庭と草木
by
moon
春に図書館に予約して、半年くらい待ってようやく順番が回ってきました。 ある日突然持て囃されて、瞬く間に地獄に落とされた人。 この本を読んで、割烹着の謎が解けました。 祖母の桐箪笥から出てきた割烹着だったのですね。 「心正しく、一日一日頑張りなさい」という祖母の言葉を忘れないようにという想いがあったと...
-
投稿日 2016-09-16 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
<警視庁被害者支援課>シリーズとして、 『邪心』 に次ぐ第三作目が本書です。 支援課の<村野>にかかってきた、電話の相手<青木那奈>は、以前にも<青木有里>が8年前に父を殺されたことで担当したことがありました。 こんかいは、養父が、仕事場で殺されているのを発見、そうさほんぶは、<那奈>の不振亜態度に...
-
投稿日 2016-09-13 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
l綾瀬署に女性署長着任の 『出署せず』 を読んだのが、ちょうど一年前です。 午後9時、綾瀬署の<柴崎>警部は、笠原工務店の9歳の小学生の女の子<未希>が、未帰宅との通報を受けます。すぐに <高野朋美>巡査 を現場に向かわせます。 想起保護を目指す<坂元>署長ですが、よく似た三買う結事件を抱える神奈川...
-
投稿日 2016-09-11 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
著者は、破天荒な刑事<鮫島>を主人とした、『新宿鮫』シリーズ が代表作ですが、本書では、元女性刑事<牧しずり>を主人公に据えています。 警視庁捜査一課に所属していた<しずり>は、強盗殺人事件の聞き込みに先輩刑事の<前田光介>とでむいたさきで、参考人の<村内>が<しずり>を襲い、かばった<前田>...
-
投稿日 2016-09-08 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
l文庫本に巻かれた帯の推薦者が、 <海堂尊>で、「医療本格ミステリー」の言葉に魅かれて読んでみましたが、読後のわたしの評価は、高くありません。 副題に「天久鷹央の事件カルテ」とあり、既刊分を含めて本書が6冊目でした。 手術後のオペ室で、一人の麻酔医が、「見えない誰か」と格闘するようにして、絶命してし...