9ヶ月は長かった。 今日は万全とは言えない状態ではあったが、辛くもベンチプレス100kgを再挙上。 60歳にして、人生挙上最大重量タイを記録。 このまま記録更新を狙う。 昨年の挙上時より体重は絞っているが、筋肉量を多くするメニューを取り入れている。 僕は非常に燃費の悪い、大排気量エンジンのマシンと化している。
事務所のエントランスに使うコンクリートパネルは、普通のきれいなものではなく、繊維が見えたり濃淡のある下地材。 ビス止めするから、欠けたりひびが入ったりもあるだろう。 全体にきれいなコンクリートで描かれたパースの右側の壁面だけを、完成に近いイメージで加工してみた。 そうそう、こういうテーマパーク感、ストーリーがある壁。 僕たちは順風満帆で進んできたわけではない。 汚れ、傷つきながら、必死に頑張ってきた。 むしろウェザリングでストーリーを刻みたい。 曲げなどフレキシブルに対応できる材は、下請け企業の素肌を表現するにふさわしいコンクリートウォールだ。 正面のロゴは、さび止め加工なしの鉄。 鉄は錆びる。 だから磨き続けろ。 僕のエンジニアへの思いがここにある。
2020年6月。 59歳の僕は、ベンチプレスでの人生最大となる100kgの挙上に成功した。 あの太って疲れ切った写真は、もう見たくない。 実は、あれから一度も挙上に成功していない。 それどころか右肩と腰の故障は続き、高重量の挙上チャレンジを避けてきた。 最近なんとなく、故障との戦い方を発見した。 半年以上は高重量にチャレンジしていなかった僕ではあるが、筋量はそう落としてはいない。 先週、97.5kgを挙上した。 そして2021年3月2日、僕は100kgを挙上しかけた。惜しかった。 もっと重要なことは、高重量にチャレンジしても故障しなくなった。 2週間ほど前から、昼食のメニューを200gのステーキから、250gのささ身に変更し、たんぱく質量を増やしながらカロリーカットしている。 昨年の100kg挙上時の体重はなかなか落とせなかったが、この食事により若干の体重減少がある。 そのうえで、100kg挙上に近づいていることは、僕の中では満足な結果だ。 恐らく、近日中に挙がる。 ガンバレ、60歳の俺。