このアイビーは、小料理屋の天婦羅の飾り付けになっていた物だ。 熱した油に触れ、葉の一部が焦げていた。 なぜかそれを持ち帰り、牛乳瓶に挿しておいた。 そうするとどうだ、大きな葉っぱが何枚も出てきたのだ。 「当たり前だろ!」と、思うかもしれない。 でもよく考えてみよう。 与えたのは、水と光。 そして、そこに個体としての物質が生長していくのだ。 空気中の二酸化炭素(CO2)から酸素(O2)を分離して、自らの体を炭素(C)で作り上げているのだ。 無から有を生むような錯覚。 まるで錬金術。 われわれ哺乳類にとってみれば、奇跡を見ているようだ。 例えば、道路のアスファルトが生物で、そこに光が当たると酸素を放出し、すり減った部分は自らの生長で補修できたらどうだ? 僕の事をバカだと思う奴は思えばいいが、出来ないと思う事って、結局出来てしまったりする。 水の電気分解をして、「人工光合成だ!」なんて言っているレベルは卒業して、植物と同じ人工光合成ができたら楽しいと思わないか? 過去のコメントは、こちらへ移動しました。