12Aのロータリーエンジンを積んだRX-3。 学生のとき、中古のRX-3を36万円で購入した。 遊びには行かなくなった。 足回りを強化し、タイヤを2本だけ換えた。 メシを喰うのをやめた。 卒業前に残りのタイヤを手にいれ、就職してSAKO-Raceingでエンジンに手を加えた。 エグゾーストパイプからの、蒼い閃光。 金持ちのボンが乗っていた、最新型のDOHC-TURBOをぶち抜いた。 ロータリー乗りとして1つの時代を走り抜けた。 小さなボディに、詰めきれない青春があった。 先日、それと同じ色のRX-3が展示されていた。