ドイツの太陽光発電能力が、5/25 5/26に原発20基分に相当する過去最高の2200万キロワットに達したことが、同国の再生可能エネルギー研究所(IWR)の調べで分かった。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012053002000226.html こういう記事には要注意だ。 多くの人が、太陽光発電で原発20基分を止めれると勘違いしてしまう。 この記事は、晴天のある瞬間にそれが達成されたという事であり、曇りや雨の日、夜も発電しているという事ではない。 太陽光発電の稼働率はおよそ10%。 したがって、24時間に平均すると原発2基分の発電量という事になる。 現在の日本とそれほど変わらない。 また、記事では、 >2022年までに国内17基の原発を全廃する脱原発政策を決定。 再生エネの電力比率も、現在の約20%から2020年に35%まで引き上げる計画だ。・・・とある。 原発20基分が賄えるならば、既に原発は止まっているはずだが、このドイツでも原発を止めるには長期の計画をしているという事だ。 日本には50基以上の原発がある。 その代替エネルギーの確保は、さらに大仕事なのだ。 同じ記事を見ても、180度違う理解が生まれてしまう。 原発を止める仕事は、再稼働賛成とか反対とかそんな単純な事ではない。 原発を真剣に止める気があるならば、きちんと考える必要がある。 決してきれいごとでは済まされないのだ。
投稿日 2012-06-15 17:35
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2012-06-17 21:32
ワオ!と言っているユーザー