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  • ハッシュタグ「#アスピリン」の検索結果6件

703. バイアスピリンとバッファリン配合錠A81の違い

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703. バイアスピリンとバッ...
不育症と着床障害の治療のなかで、
バイアスピリンとバッファリンが
よく使われています。

同じ少量アスピリンですが、
バイアスピリンはアスピリンが100mg、
バッファリンは81mg含まれています。


両者の違いは、
量だけではなく、
溶ける場所が違います。

バイアスピリンは腸溶錠ですから、
主に腸で溶けますが、
バッファリンは主に胃で溶けますから、
胃に刺激性があります。

両者とも消化管出血、
消化管潰瘍等の副作用があり、
消化管を荒らしやすく、
出血しやすくなります。
#アスピリン

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651. バイアスピリンと絨毛膜下血種

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651. バイアスピリンと絨毛...
子宮内の血栓が原因と疑われた場合、
パイアスピリン(バファリン)治療が
一般的ですが、

副作用として、
妊娠中に性器出血しやすいです。

私の経験では10人中1~2ぐらい
出血しています。

ただ、ほとんどの方は、
茶おり程度の出血で、
全く問題ありませんが、

目安として生理の2日目ぐらいの
多い量の場合は、
いったんパイアスピリンを飲むことを
中止したほうが良いと考えています。

バイアスピリンは中止しても、
血栓予防効果が完全になくなるまで、
約1週間あります。


ましてや、
妊娠中に大きな絨毛膜下血種ができたら、
迷わず、中止です。

飲み続けると、すごく危険です。


バイアスピリン(バファリン)治療は、
絨毛膜下血種を起こしやすいです。
#アスピリン

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530.バファリン等は血が止まりにくい

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530.バファリン等は血が止ま...
ブログNo.525にも書きましたが、
低用量アスピリン
(バファリン、バイアスピリン等)は、
血液をサラサラにするお薬です。

必要かどうかわからないのに服用すると、

副作用として、
血が止まりにくくなるため、
後悔することもあります。

妊娠初期によくある少量出血が
大量出血となり、
あるいは絨毛膜下血腫となり、
自然流産してしまうことも
あるのです。


よくあるご相談のなかで、

「妊娠初期の少量出血のときに
バファリンを中止していれば
血腫にならずにすんだのではないか?」

と、悩まれている方がいらっしゃいます。


アスピリンは血小板にくっついたら
離れませんので、
一時服用を止めても、
血小板の寿命の約一週間は
効果がなくなるわけではありません。
#アスピリン

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525.慣習的なバファリン服用は効果?

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525.慣習的なバファリン服用...
原因がわからないまま、
不育症・着床障害の治療として、
低用量アスピリン
(バファリン、バイアスピリン等)が
時々処方されています。

なんとか妊娠維持してほしい気持ちは
よくわかりますが、

9件の臨床研究(対象1228名)を
まとめた国際論文(2014年)では、
原因不明の不育症には、
低用量アスピリンは 「効果なし」 でした。


低用量アスピリン治療は
1錠を飲むだけですから、
抵抗感はありませんが、

抗リン脂質抗体陽性か、
血栓性素因がないかぎり、
治療効果がないだけではなく、

副作用として、
出血のリスク(血腫等)がありますので、
十分注意してください。


詳しくは、
「抗リン脂質抗体症候群合併妊娠の
診療ガイドライン」
2016年、南山堂
を参照してください。
私もパネリストとして参加しました。
#アスピリン

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361. 念のためのバファリンは効果なし

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おいしい季節です おいしい季節です
「 抗リン脂質抗体が陽性ではないのに、
また、凝固系検査が異常でもないのに、
流産予防として、
小児用バファリン(81)か、バイアスピリン(100)を
服用しても、その予防効果がなかった。 」

という研究結果が、
世界で最も信頼できる一つの医学雑誌に
2010年、発表されています。
N Engl J Med, 362: 1586-1596, 2010 です。

私見として、
妊娠初期に大量のホルモン薬で
治療されている患者さんについては、
その効果(血栓形成傾向を防ぐ)は
あると思いますが、
それ以外の場合では、
効果がないばかりか、
子宮内出血の原因にもなりますので、
かえって危険だと思います。
#アスピリン #ブログ

ワオ!と言っているユーザー

29. アスピリンジレンマ

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29. アスピリンジレンマ
抗リン脂質抗体陽性による不育症の世界的な標準治療法は、

低用量(少量)アスピリンとヘパリンの併用療法です。



しかし、アスピリンの飲む量と使う時期は、

患者さんの状態によって、変える必要があります。



低用量アスピリンの最も効果的な薬の量は、

実は、 ア ス ピ リ ン ジ レ ン マ 

といって、なかなか難しいのです。





アスピリンは、ご存知のように、古くから

鎮痛剤として広く使われている物質です。



1970年にワイスという医師が、

鎮痛効果とは別に、

アスピリンの血栓症を防ぐ効果に気づき報告しました。

しかし、なぜアスピリンが血栓形成を予防するのかは

謎のままでした。



1975年、ロースらにより、

アスピリンは血小板内のある酵素を

不可逆的に抑制することにより、

血小板の機能を抑制して血栓を防ぐ

という事実が報告されました。



1976年、バーネは、血管壁内の同じ酵素に対しても、

アスピリンの抑制作用が発揮され、

血管が収縮する

ということを報告しました。

この事実は、アスピリンは血栓形成を防ぐのではなく、

血栓形成を助長すると考えられるのです。





この二つの事実が、混乱をまねき、

いわゆる 

ア ス ピ リ ン ジ レ ン マ

と言われる由縁になっているのです。





アスピリンは、血小板の機能を抑制して、

血液をサラサラにしますが、

同時に、血管を収縮させますから、

血液をドロドロにもするのです。





しかし、その後の研究により、

アスピリンに対する血小板と血管壁の感受性

が違うことが判明して、

血小板には抑制効果を示すが、

血管壁への収縮効果を最小限にとどめる

ア ス ピ リ ン の 量 が

現在も、問題となっているのです。





現在、低用量アスピリンとして、

バファリン(81mg)とバイアスピリン(100 mg)

がよく処方されています。



この二種類のお薬は、

狭心症、心筋梗塞、虚血性脳血管障害の患者さんの

血栓予防効果(血小板の抑制効果)があるため、

そのような患者さんに対しては、保険適用されています。

用法・用量は、通常、成人には1日1回連日経口投与です。



しかし、1日1回連日服用という量は、

脳・心臓血管障害という病的血管を持つ患者さんに対しての

有効な量なのです。



正常血管を持つと考えられる多くの不育症患者さんへの

有効な量とは、当然違うのです。





名古屋市立大学病院の杉浦教授らと

私との共同研究の結果では、

抗リン脂質抗体の強陽性(内科的抗リン!?)以外の

弱陽性(産科的抗リン!?)患者さんに対して、

アスピリン40mg単独療法でも成功率は80%以上でした。

もちろん、支持的精神療法も併用されていました。

この結果は、

1998年、世界産婦人科雑誌(Int J Gynecol Obstet)

に報告されています。





不育症の患者さんが服用する時期については、

アスピリンは血小板にくっついたら離れませんので、

血小板の寿命が約10日ですから、

アスピリンの蓄積効果から考えて、

妊娠の可能性がある周期の基礎体温の高温層と

妊娠反応陽性後が良いと、

私は考えています。





いつまで服用するかについては、

一般的には妊娠28週までとされていますが、

私の長年の臨床経験と実績から、

抗リン脂質抗体弱陽性患者さんに対しては、

妊娠16週以後の服用を中止しても問題ないと

考えています。





また、副作用に関しては、

妊娠初期の低用量アスピリン服用による

先天異常児の出産率の増加はみられなかったことが、

2002年、米国産婦人科雑誌(Am J Obstet Gynecol)

に報告されています。
#アスピリン #ブログ

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