「先生が音信不通」 https://jp.bloguru.com/RuCommunications/458712/2022-12-15
から始まった先生の行方不明事件ですが、娘さんと連絡が取れ、先生は携帯電話をなくしていたことが分かりました。
はい、私は立派なストーカー(娘さんの連絡先をネットで探し出した…)、しかもチクリ屋(学校に連絡した…)認定涙。
でもしょうがないと思いませんか。一人暮らしの体の弱い高齢女性が無断欠勤の上、1週間も音信不通になったら、きっと皆さんも私と同じことをしたでしょう?(夫いわく「Noooo」)。
その後、娘さんが、先生が持っている新しい携帯電話に登録するからと私のメアドを聞いてくれたので、すぐに伝えて一安心していたのですが、4日過ぎても連絡なし。
だんだん先生は本当に無事なのか、また心配になってきました(結局、先生とは直接話せずじまい)。
…というような話を親友のサチさんにすると、「なんかおかしくない?」。
「なにが?」――「携帯電話をなくしても、娘さんのパソコンからメールにログインするとか、学校を娘さんに検索してもらって電話するとか、できるでしょう。大災害に巻き込まれたとか、記憶喪失になったわけじゃなし」。
「先生はネット系は苦手だし、きっと難しいんだよ」と言ってみたものの、なんだか自信が持てなくなってきました。先生は消えたかったのかな。学校からも他の生徒からも…いや、これもだんだん怪しくなってきました。もしかすると、「私から」だけ消えたかったのだったらどうしましょう!
「先生が音信不通」 https://jp.bloguru.com/RuCommunications/458712/2022-12-15
から1週間。私は先生の娘さんをネットで探し出し、携帯電話にメッセージを送りました。
夫に「ストーカーか」と言われ、私自身もためらったのですが、やはり万が一、先生が室内で一人で倒れているなら、一刻も早く助けなければと思ったのです汗。
「私は××先生の生徒のRuと申します。突然こんなメールを送ってすみません。もし良かったら、××先生のことで至急ご連絡いただけませんか」。
数時間後、私の携帯に返信が届きました。チリン!
「はい、娘ですが、How can i help you?」――「どうかしましたか」のようなニュアンス。これは絶対に、先生が音信不通になっていることを知らない感じです。もし知っていたら、やむを得ず?無断欠勤を続けている学校の話も聞いているはずですし、その生徒からの連絡には何かピンと来るはずです。ここで私は次の質問をするのが怖くなりました。それは娘さんを大いに不安にするものかもしれないからです――「先生と最近、連絡を取りましたか?」。
するとその返事はなんと、「Yes, she is with me now♡(ええ、母は今私と一緒にいますよ)」。「She is fine♡(母は元気です)」。ハート付きで実に軽やか。
先生は携帯電話をなくしたのだそうです! この返信を見た瞬間の私の目ときたら、涙がポロポロ。「また先生と話せるんだ涙。陰謀説でも何でもいい、また話せるんだ!」。
ただ、娘さんはどうやら、先生が学校を無断欠勤し続けていることは知らないようでした。娘さんとのやり取りは短く、先生と直接話すこともできず、先生から私あての伝言もなく、メールができなかった理由や、学校への電話も何もなかった理由も分かりませんでした。
なんだか謎に満ちていますが、一つだけ確定したことがあります。「You are a stalker!(夫より)」。学校に報告すると、オーナーから「彼女に、私に至急連絡するように伝えてください。私はまだ彼女からの返信を待っているんです(怒)」。あちゃー、こりゃストーカーだけでなく、snitcher(ちくり屋)にもなってしまいました。
英会話の先生と連絡が取れなくなって1週間経った水曜日、学校から「午後に保安官に連絡する」と連絡がありました。
先生は一体どうしているのでしょうか!
可能性① アパートで倒れて非常事態になっている:何度も書いていますが、先生は電磁波過敏症のせいで、気温が零下に下がっても(実際、下がっている)、暖房がつけられません。何かあったのなら、すぐにでも助けなければ…。
可能性② 携帯電話もネットも何もかも壊れた上に、何らかの事情で全く連絡ができない
独身時代、気になる人から連絡がなかった時に「きっと彼は携帯をなくしたのよ」「その後、大災害に巻き込まれて…」、しまいには「きっと記憶喪失になったのよ!」などと考えてしまったことを思い出します。でも実際には、そんなことは滅多にない…。
可能性③ 先生は何もかもが嫌になって消えた。
もしそうだとしたら、探されたくないはず涙。
レッスンに5分遅れただけで、「ごめんね、ちょうど玄関に誰かが来てしまって」と謝った先生。「30分後にレッスン始まるわよ」とわざわざ連絡を入れてくれた先生。普段から世間話でメッセージを送り合っている私たち……それがいきなり音信不通になるなんて、やっぱり変です!
最終的には「自分の家族だったらどうするか?」と自問して、決めました。まずは急いで先生の娘さんを探して、見に行ってもらう! 幸い、私は先生との会話の中から、娘さんの年齢から住んでいる町、職場、苗字、ペットまで、かなりの情報を知っています。
そしてネットを検索して、たくさんの同じ苗字の女性の中から、娘さんを絞り込みました(夫からストーカー呼ばわりされながら)。そして携帯電話番号を見つけ、次のようなメッセージを送りました。
「私は××先生の生徒のRuと申します。突然こんなメールを送ってすみません。もし良かったら、××先生のことで至急ご連絡いただけませんか」。
『私の先生は電磁波過敏症』https://jp.bloguru.com/RuCommunications/457585/2022-12-02
で書いた私の英会話の先生(70歳近い白人女性)ですが、姿を消したまま1週間が過ぎました。
学校のスタッフが連絡しても応答なし。先日、スタッフが先生の家を訪ねたら誰も出ず、郵便受けがパンパンになっていたそうです。先生は運転免許がないので、一人で遠くまでは行けません。
私は先生のアパートの管理会社を探して、学校のスタッフに、そこに電話をかけてもらうようお願いしました。でも夫からは「管理会社を調べるとか、Ruはちょっと行き過ぎだよ」と言われてしまいました。
悩みます…もしかしたら、先生は消えたかったのかな。それとも何らかの事情で1週間、全く連絡の取れない状態になっているのか…それとも…万が一のことが一人暮らしのアパートで起こっているのか。
先生が電磁波過敏症で零下の室内でも暖房をつけていないことや、漏れ出る電磁波から体を守るために段ボールを天井に隈なく"自分で”貼り付けていたこと、お年寄りが天井に段ボールを貼るなんて危ない!と思ったことなどが思い出されて、どうしても「万が一」のことが心配になります。
もし倒れているなら、一刻を争って救助すべきです。が、先生がもし消えたかったとしたら、私は迷惑千万な存在になります。
そんな中、学校から「保安官に電話します」という連絡が来ました。
先週水曜日のオンラインプライベートレッスンに現れなかった英会話の先生ですが、毎日連絡しても応答なしのまま5日が経過しました。学校にはすぐ連絡して、先生のアパートの管理会社の電話番号も知らせましたがうんともすんとも言ってきません。
それが昨晩になって、ようやく学校から連絡が来ました。「明日(つまり今日)、先生の家に行ってみます。また連絡します」。わざわざ家に行くということは、学校サイドも連絡が取れなかったのでしょう。
以前、「先生は寂しがり屋のかわいい人です」と書きましたが、それは先生が人と触れ合うためにレッスンをしているように思えるからです。
先生は一人暮らしですが、本当はご主人がいます。しかしご主人が心臓麻痺で半身不随になった後、ご主人の監護権を巡って息子さんと裁判で争った結果、先生が負け、今はご主人に会うことさえ許されない状況になっています。
レッスン中の会話を通して、ご主人と住むという当たり前の権利が取り上げられてしまった理由が伝わってきます。先生としては、ご主人の心臓麻痺は電磁波によって引き起こされたものであり、ご主人を守るために冷暖房も、電気も、冷蔵庫も切った生活をしてあげたかった――そしてそんな生活から父親を守りたかった息子さん。
『私の先生は電磁波過敏症』 https://jp.bloguru.com/RuCommunications/457585/2022-12-02
3人のお子さん中、縁の切れていない娘さん1人は近く(飛行機で1時間)に住んでいるけれど「全然会いにきてくれない」と、寂しそうな言葉がレッスン中にこぼれます。私も寂しい人間だから、私たちはレッスンという名の下で、お互いに温かいものを持ち寄って交換しているような感じなのです。
電磁波過敏症でパソコンも持てない先生なので、携帯電話をなくしてしまって音信不通だったという、そんな連絡を待っています。
『私の先生は電磁波過敏症』https://jp.bloguru.com/RuCommunications/457585/2022-12-02
で紹介した英会話の先生ですが、昨日のオンラインレッスンに突然現れませんでした。電話をしてもメールを送っても返信なし。既読にもならず。こんなことは初めてです。昨日の夜も今日も携帯にメッセージを送りましたが、もう24時間以上連絡がないままです。
思えばちょっと変でした。日曜日にアマゾンから先生へのギフトが配達されたとメールが来たのに、数日に1回は携帯に世間話のメッセージを送ってきてくれる先生から、「来たよ」とも何の連絡もなかったのです。
心配なのは、一人で倒れているのではないかということです。なにせ先生は70歳近い年齢で一人暮らしの上、気温が0℃を下回っても電磁波過敏症で暖房もつけられないのです。これが近かったらすっ飛んでいくのですが、あいにく先生の家はここから車で7時間かかります。
夫に話したら、「先生はRuに怒っているんじゃないの?」。
え!そんなことはないはずです!――と言いつつ、先生の陰謀論に反対意見を述べたからか…私の送ったマフラーがいまいちだったのか…などと思い当たる点はないわけではありませんが、先生はそんなタイプではないかと!
先生はどこへ行ったのでしょう。今、学校からの返事待ち中ですが、その返事次第では先生のアパートの管理会社を探して、訪ねてもらおうと思っています。
これが私の今年の読書グラフ。中古書店の安売り本をざくっと買ってきて、苦手なジャンル(恋愛系、推理系)も読んでいます。
「アナタも好きねえ」と、面倒はとにかく嫌というサチさんから呆れられますが、個人的には大好きな、「読んだ本の記録」という作業。専用のノートを作って、書籍名や作者、感想などを記しておくのです。
アメリカに来て思うように本が手に入らなくなると、その習慣も消えてしまいましたが、今年から電子書籍が手軽に買えるようになり、再び、記録を始めることにしました。
そこで2022年。もしかしたら専用のアプリか何かがあるのかも?――と思って調べてみたら、やっぱりあるある! 数ある中から「読書メーター」というアプリ&ウェブサイトを選びました。
「読書メーター」は単なる記録だけでなく、SNSのように他の人の感想を読んだり、互いにコメントしたりすることができます。本好きが集まり、本の話だけをするこの世界。平和でいいですね(さらには本の好みが同じ人ーー男女関係なくーーとのマッチングもしてくれます)。
気になっていた箇所を他の人が話題に挙げているのを見るのもおもしろいですし、再読した時に自分の1回目の感想と2回目の感想が違っていて驚いたり、ちょっとオタク的な興味深い体験ができますよ。
何が何でも魚の生臭さ消してやる系
「孤独な私に友達できた」https://jp.bloguru.com/RuCommunications/457996/2022-12-07
で書いた新しい友達、メイさんが誘ってくれたので、今日はランチにお寿司の食べ放題に行ってきました!
メイさんは中国系アメリカ人の二世で、お寿司が三度の飯より好き…って変な言い方ですね。お寿司が大好きで、2日連続でこの食べ放題店に来ることもあるほどです。
ところでアメリカ人が「お寿司が大好き」と言った場合、その多くはカリフォルニアロールなどロール系のことです。私の義家族いわく、握りは口の中が生臭くなって無理なんだそうです。
当然この食べ放題のすし店でも、どのテーブルもロールだらけの中、私が頼んだのはずばり、握りオンリー。
頼んだもの:イクラ、ウニ、サーモン、マグロ、ハマチ。
「いくRa」といくら(ダジャレか)「ら」で舌を巻いたとしても、この注文ぶりを見れば、日本人だとばれるに違いありません。
メイさんも見た目は私と同じアジア人ですが、やはり注文したのはロールのみ。
また、日本人とアメリカ人の違いは、醤油の使い方で分かります。日本人は醤油をチョチョイとつける感じで、食べ終わった後も醤油の小皿がきれいです。それがほとんどのアメリカ人の場合はお寿司をどっぷり醤油につけるので、小皿がお米でいっぱいになります。
魚のうまみを消さないように醤油をつけたい日本人と違い、アメリカ人は醤油でダメ押しで魚の味=生臭さを消します(多分無意識)。その勢いはもはや、魚が入っていないほうが良いのでは?と思うほどです。
さて、1人28ドルもするランチでしたが、メイさんが払うと言ってききません。テーブルの上で40ドルが行ったり来たり、大声で出し合い合戦を行いましたが、結局メイさんが払ってくれることになりました。
メイさんは、ジムまでカープールしてくれて本当に助かっているから、いいの――そう言ったけれど、私はメイさんとおしゃべりしながら行くのが信じられないほどうれしくて。
今日も家を出がけに夫に、「Ru, who has a frend is going out for lunch!("友達のいるRu"がランチに出かけます」とわざわざ宣言して、きょとんとさせたほどです。
結婚式の絶頂感がその後、何十年も続くことは、、、、多分、ない。
「不倫妻に共感」なんて書くと、何を暴露しているの!?と思われそうですが笑、フランスの名作『ボヴァリー夫人』を読んで思った率直な感想がそれなのです。
この小説は1857年にフランスで出版されたもので、その"社会秩序を乱す”内容は作者のフローベールが裁判にかけられたほどでした。
女性主人公のエンマが平凡な結婚生活に失望して不倫に走るというストーリーですが、エンマは恋愛小説を読むのが好きで、自分もいつか胸を焦がすような恋をするものだと思っていました。しかしとんとん拍子で結婚した医者の夫も、その生活も、あまりにも平凡でした。
映画やドラマでも、実際の交際でも結婚は華々しい”ゴール”ですが、新婚生活が終われば、あとは地味な生活です。朝昼晩の食事はロマンチックでもないし、料理を作った後には汚れた調理器具の山ができ、掃除をしなければ部屋は散らかります。早起きして夫に気付かれないうちに化粧をしていた努力もやめ笑、大抵は綾小路きみまろの世界、「新婚時代、口紅をひいて夫の帰りを待ちました。20年後の今、カーテンをひいて寝ています」になります。
『ボヴァリー夫人』が世紀の名作となったのは、エンマの平凡な結婚生活への失望、ひいては「胸を焦がすような恋を(再び?)せずに一生を終えるのか」という絶望に、多くの人が「自分の心にもそのかけらがある」と共感したからではないでしょうか。
興味深かったのが、訳者の中村光夫氏が後書きで、「このように観念に身をささげる女性がはたして実際にいるかどうかも疑問」と記していること。確かに1971年出版という半世紀前の翻訳ですが、きっと当時も不倫に走る女性はいたはずです。「エンマみたいな女性は実際にはいない」という考えの下で、この本が翻訳されたのが意外でした。
平凡な生活がどれほど幸せか、健康で未来の可能性に満ちた若い頃に気付くのはなかなか容易ではない…そういった思いから、私もエンマに共感した一人です。
『私の先生は電磁波過敏症』https://jp.bloguru.com/RuCommunications/457585/2022-12-02
で紹介した私の英会話の先生(オンラインでのプライベートレッスン)ですが、とにかく陰謀論が大好きで。
最近までは先生の主張に私の意見(主に反対の)を述べていたのですが、先生が静かになり、時に「今日のレッスンは終わり」とまで言い出すので(←キャラきつい)、もう陰謀論の話になりそうな気配がすると、さりげなく話題を変えることにしました汗。
前回のレッスン中、中国の話からロシアに派生。これはやばいぞ…と方向転換しようとしましたが、間に合わず。先生いわく「あらゆる戦争はおろかです。やめるべきです!」。そうだ、そうだ!(――けれども日本にどこかの国が侵攻してきたら、「戦争は悪いことなので国土はあげます」とは言えないかも…)。先生は続けます。「ロシアが勝つべきです!」。
でたー! 陰謀論を信じる人はロシア応援がセットなのかしら…などとふと思ったりしましたが、「で、先生、今日の午後は何をしますか」と話を巧みに切り替え、先生の気持ちを害するのを回避しました(生徒、気を遣う笑)。
こんなキツキャラの先生に「人種差別」(先生は白人女性で、実は名前は”カレン”)が加わったら、スロットマシンの絵柄が完全にそろった感がありますし、きっとそうに違いないと思えますが―――実は先生はアジア人が大好きなのです。
先生のご主人はアジア人。お子さんももちろんアジア人の血をひいていますし、さらにリタイア前は中国で教壇に立っていました。
友達は「その先生、やめたら」と言うけれど、英会話を教えてもらうのに信条は関係ない――信条がだんだん関わってきていましたが汗――回避の術を覚えたから大丈夫。先生は実は寂しがり屋のかわいい人です。
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