【令和6年能登半島地震】石川県珠洲市の災害ボランティアセンターへの応援派遣から帰ってきました。

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倉庫の中が災害ボランティアセン... 倉庫の中が災害ボランティアセンター本部です。
【令和6年能登半島地震】石川県...
【令和6年能登半島地震】石川県...
自衛隊風呂です。 自衛隊風呂です。
4月3日(水)から4月9日(火)まで、石川県珠洲市の災害ボランティアセンターへ応援派遣として行ってきました。
 
愛知県内の市町村の社会福祉協議会は、1月から岐阜県と合同で被災地の社会福祉協議会へ応援に入っています。
 
珠洲市の災害ボランティアセンターでは、被災された方の困りごと(ニーズ)を電話や窓口で受け付け、実際に現地調査を行い、それを元にボランティアが活動をする、という流れになっています。一日当たり約100人のボランティアが活動にあたっています。そのほかにも、専門的な技術をもったボランティアが重機などを使って活動しています。
 
ニーズとしてあがっていたのは、「崩壊した家屋から貴重品を取り出してほしい」「家屋の下敷きになっている車を出してほしい」「津波で流れ着いたゴミや木材を片付けてほしい」などでした。一般のボランティアで対応できるものよりも、技術系ボランティアでの対応になるニーズが多い印象です。
 
珠洲市の中でも海岸沿いの宝立町、三崎町などは津波の被害が大きく、山の中にある大谷町などは土砂崩れの被害が大きいようです。地震発生から約3か月が経過しましたが、被災したそのままの状態の住居も多く、人や車の気配のない町はとても静かでした。
 
市内の95%は水道が復旧していないとのことです。下水管が破損しているため、上水管を直しても水が使えないというところもあります。若山小学校では自衛隊の方が毎日浄水を汲んでお風呂を提供していました。避難所で生活を続けていらっしゃる方もまだまだみえます。市内のあちこちで仮設住宅を建設しているところが見られました。
 
珠洲市社会福祉協議会が運営していた3つのデイサービスのうち、再開しているのは1つだけです(2日に1日だけですが)。利用者さんが金沢など市外に避難されているケースが多く、デイサービスなどの職員の方の仕事がない状態になってしまうため、今年度4月に「支え合いセンター」を新設し、その職員も一緒に災害ボランティアセンターの業務を行っている状況です。地元のことをとてもよくわかっていらっしゃるので、現地調査で大変活躍されていました。
 
 
一宮市社協からは、今後も職員が応援派遣で現地に入る予定です(現在も1名が派遣中です)。できる支援を続けていきたいと思います。
 
 
珠洲市災害ボランティアセンター ⇒ https://ishikawa-vc.jimdofree.com/
 
 
一宮市社会福祉協議会
#ボランティア #令和6年能登半島地震 #防災

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【令和6年能登半島地震】被災地域災害ボランティアセンターへの職員派遣から帰ってきました

右手が災害ボランティアセンター... 右手が災害ボランティアセンターのある七尾市文化ホール、左手は避難所となっている矢田郷コミュニティセンター
災害ボランティアセンターでの朝... 災害ボランティアセンターでの朝礼の様子
現地調査の様子。依頼者の許可を... 現地調査の様子。依頼者の許可を得て、報道陣も同行されました。
1月23日(火)から1月26日(金)まで、石川県七尾市の災害ボランティアセンターで応援派遣職員として業務をしてきました。
 
社会福祉協議会(社協)は全国組織であるため、今回のような大規模災害が起きたとき、被災地域の都道府県社協や全国社会福祉協議会などが協議し、必要に応じてブロック単位で相互応援をすることになっています。七尾市には、東海北陸ブロックから4名(岐阜県社協、高山市社協、豊田市社協、一宮市社協から各1名)派遣されました。
 
七尾市は水道が未復旧でしたが、コンビニや飲食店は一部営業をされているような状況でした。
物はあるけど水がないだけで、生活への負担は非常に大きいと感じました。避難所のトイレもバケツの水を使って流しますし、手も洗えません。
災害ボランティアセンターに隣接している避難所では、コロナやインフルエンザなどの感染症も出ているとのことでした。
 
七尾市では、災害ボランティアセンターが立ち上がっていたため、そちらの業務に協力しました。
被災された方からのニーズ受付、受け付けたニーズの現地確認が主な業務でした。
 
1日に15~50件ほどのニーズがあがってきて、内容としては家屋内の家具の片づけや、倒壊したブロック塀の片づけが多く、地震の影響がとても大きかったことが分かりました。
 
現地調査で、市内を移動しましたが、危険判定で最も危険な赤い用紙を貼られている住宅が多く見られました。
 
住民の方は、みなさん明るく見えましたが、断水の影響で手が洗えなかったり、自由に入浴ができないなど、生活への影響は大きく、疲弊されていました。
 
災害ボランティアセンターのスタッフには、社協職員のほか地元住民も参加されていました。防災講座を修了された方々や、石川県防災士会に所属されている方がみえました。地元住民が参加することで、被災された方も話がしやすくなり、話をすることで気持ちが和らいでいると感じました。地元の方の協力は非常に大きな力になると改めて実感しました。
 
七尾市災害ボランティアセンターにとって、応援職員を受け入れるのは初めてであり、また天候もよくなく当初想定していた業務ができない状況がありました。反対に気を遣わせてしまったのではないかと思うところもありましたが、だんだん雰囲気にも慣れ、最後には協力して業務が行えたと思います。
 
1月27日(土)から石川県による災害ボランティア活動(事前登録者のみ)が始まりました。七尾市では1日20名の受け入れとなっています。水道の復旧が早まるとのニュースもあり、これから支援活動は加速していくと思います。
 
まだ個人単位でのボランティア受入れは始まっていない地区がほとんどです。支援を検討される場合は、しっかりと情報収集からお願いいたします。
 
全社協 被災地支援・災害ボランティア情報 ⇒ https://www.saigaivc.com/
令和6年(2024年)能登半島地震・石川県災害ボランティア情報 ⇒ https://prefvc-ishikawa.jimdofree.com/
 
一宮市社協としても、今後もさまざまなかたちで支援に関わっていきたいです。
 
 
 
 
 
一宮市社会福祉協議会
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【令和6年能登半島地震】被災地域災害ボランティアセンターへの職員派遣が始まりました

【令和6年能登半島地震】被災地...
1月23日(火)から26日(金)まで、石川県の七尾市災害ボランティアセンターに一宮市社協職員として派遣されています。
 
災害時、ほとんどの地域では現地の市区町村社協が災害ボランティアセンターを運営し、被災された方の手助けをするために駆けつけてくれたボランティアのコーディネートを行います。
 
多くの場合、被災地の社協職員も被災者となります。そのような状況で平時の業務を行いながら災害ボランティアセンターの業務も担うことになり、現地社協職員の負担は大きくなってしまいます。
現地社協の負担を減らし、災害復興をよりスムーズに行えるよう、社協には全国組織であることを活かした都道府県単位での応援職員派遣のしくみがあります。
 
今回の令和6年能登半島地震に伴い、石川県には東海北陸ブロックと近畿ブロックの社協から、順次派遣される予定です。今回が2クール目になりますが、七尾市に岐阜県と愛知県から2名ずつ派遣されています。25日からは別動隊が珠洲市に派遣されます。
 
業務内容としては、1月27日から始まる一般ボランティアの活動(要事前登録)開始に向けての現地調査を行う予定でしたが、23日夜からの大雪でできませんでした。

代わりに電話でのニーズ受付や、受け付けたニーズをシステムに入力したり、センター運営に必要な資材の開封・組立・整理を行いました。
 
午後はニーズ受付が落ち着いたため、少し被災地域を見て回ることができました。
 
26日には近畿ブロックからの派遣職員がくるため引き継ぎを行います。
27日からのボランティア受け入れがスムーズに行えるよう、すこしでも現地の負担を減らせるよう努めます。
 
 
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